ベガルタ仙台裏強化部コラム

兼 ベガルタ仙台裏経営検討委員会議事録

【ベガルタ2023】雑感・30周年に向かって

秋の夜長

お晩でございます。夏が過ぎ 風あざみ(←造語らしい)というわけで、9月もさっさと過ぎました。

 

相も変わらずワーカホリックな私S。半期末の会社さんが多い中、駆け込み需要で詰められまくりまくりでしたな!

 

毎度更新が空くと言うとりますが、書きたいことはそれなりにありますのう。

 

西丸くん加入の件、取締役会(&経営陣)の件、裏強化部が設定した残留ライン到達の件、そして我が軍の試合内容と来季への展望…などなど。

 

いちおう合間をみて情報は追っております。ちなみに記事を書く際は、普段「これ書こうかな」とぼんやり浮かんでいるテーマを踏まえて、書き始めて。

 

「あれ調べたいなあ」と思って調べはじめると、いろいろと発見があったり、「懐かしいなあこれ」とあの頃に思いをはせるともう数時間経ってしまいますな

 

まあ、30年経つというのはこういうことです。これも歴史の重みですなあ。

 

結局は、積み重ねというわけで

最近の我が軍。チームは低迷、スタジアムは段々と空席が目立ちはじめ、そして赤字見込みと。まあ、そりゃあそうでしょという展開になっております。

 

チームの低迷。まあ、ひと言でいえば現状(戦力)と理想(戦術)の乖離だと思います。

 

仮に「こういうチームにしたい」と方向性があったとして、思うような現場(監督・スタッフ・選手)を組成できなかったということ。

 

もし「J1昇格」が主眼で、方向性を描いていなければ論外。二兎を追っていこうと思っていたのであれば、中途半端。戦い方の方向性を誤っていたのだとしたら、早急に来季に向けて方向性のリデザインをスタートしてほしい。

 

次に、スタジアムの空席の話。

 

弱ければライト層は来ない。そして、勝てなくとも見に来る人達は今、多くが来ていないわけで。んで、来なくなった原因があるわけですな。

 

その原因をどう考えて、どうするか。決着どころか方向性すら定まっていない状態というわけでして。各方面、言い分もいろいろあるようです。

 

まあ、いいんじゃないですか。

 

いや、適当ではなくてさ。結局、1994年秋のブランメル設立、そして翌年のJFL参戦から今に至る訳ですが…さまざまな積み重ねの末に、今がある訳です。

 

今を生き残るためにすぐに何とかしなければいけない、今の状況が我慢できない(=自分の思う通りにしたい)、昔から受け継いだものを大切にしたい、いろいろあるとは思いますが。

 

これが、29年間の結果ということですな。

 

問題根絶も課題解決も、おそらくはこの先のためにある。責任の所在を追求したいとか、なあなあで責任逃れをしたいとか思う人たちは、とことん戦えばいい。

 

組織vs組織のような構図になっているのなら、突き詰めるしかない。中途半端は何も生まない。無論、関係のない人は巻き込まれる必要はないし、巻き込まれたいならそれでもいいと思う。でも、結局は善も悪も正も義もない。

 

今、どれくらいの人が「この先、このチームがこうなったらいいよな」と考えているんでしょうな。

 

なんだか、経営とか現場とか...そういったチームの内情に近ければ近いほど(知れば知るほど、ともいえる)昔や今にしか目が向いていない人が多いと思うのは、気のせいだろうか。

 

当方は適度な距離感があるゆえに、昔も今もこの先のことも考えてはいる。

 

綺麗事だけ言ってもはじまらん?
そうだね。泥臭く、良い「今」を積み重ねることは確かに大事だ。

 

引き継いできた伝統がある?
それもそうだね。なにせ30年経とうとしているんだから。受け継ぐべきものは受け継いでいこう。

 

だったらさ。受け継ぐべき「昔」と良い「今」は何か。まずは、そこから考えてみたらいいと思うよ。

 

別に立派に行動せんでもいいよ。頭の中、心の中に、その思いを持つことだけでも、まずは。

 

時間は戻らん。変えていけるのは「これから」しかない。

 

あ、赤字見込みの話はまた追って。

 

今夜は抽象派

以上、「なんのこっちゃい」というフンワリ文章でございました。物好きでここまで見ていただいた人、申し訳ない。よかったら、それぞれの目線で考えてみてください。

 

さて、先日の熊本戦で何はともあれ白星をあげ勝点43となり、裏強化部の設定した残留最低ライン勝点40を越えた我が軍。早ければ次節残留が決まる可能性が出てきました。

 

<第37節終了時点の順位>※下位チームのみ。徳島・熊本は第38節消化。

12位 藤枝 45(12勝9分15敗)【1試合未消化】
※8試合勝ちなし(2分6敗)かつ4連敗からの2勝2分。前節清水に金星。残留はほぼ手中に。大宮・水戸・徳島・いわきとの試合を残す。

13位 水戸 45(11勝12分14敗)
※10戦負けなし(4勝6分)からの2連敗。藤枝とともに残留はほぼ手中。

14位 徳島 44(9勝17分12敗)【1試合多い】
※7試合負けなし(3勝4分)からの2連敗後、白星。大宮・熊本との6ポイントマッチに敗戦も山形に勝利し連敗脱出。

15位 秋田 44(10勝14分12敗)【1試合未消化】
※ここ9試合勝ちなし(6分3敗)からの白星。たとえ勝てなくても勝点はしっかり手中にするらしさが光る。

16位 熊本 43(11勝10分17敗)【1試合多い】
※14試合リーグ戦未勝利(4分10敗)かつ4連敗からの2連勝も、前節仙台に黒星。1試合多く消化するものの残留は濃厚か。天皇杯準決勝に照準。

17位 仙台 43(11勝10分16敗)
※11試合勝ちなし(3分8敗)のあと、3戦負けなし(2勝1分)。そして、その後3連敗から前節白星。天皇杯準決勝を控える過密日程の熊本(ここ数年相性も良い相手)だったことも幸運だった。

しかしまあ、振り返ればここ18戦で3勝4分11敗。おお…。残留を争う3チームとの試合を残しており、山口と共に残留戦線のカギを握る(ちなみに前期はいわきH●・秋田H△・山口A●)。

18位 いわき 43(11勝10分16敗)
※3連敗から脱出後、2連勝。しかも優勝に近づく町田からの金星。16節~37節の17試合はなんと8勝9分3敗と好調。我が軍とは対照的のような…。でも勝点は一緒で。ううむ。仙台、藤枝との試合を残す。

19位 栃木 42(10勝12分15敗)
※7・8月の10試合は勝ち越し(3勝5分2敗)で、9月には町田戦勝利。しかし現在3連敗中。上位対決が続くので油断は禁物。

20位 山口 42(10勝12分15敗)
※ここ6戦で3勝1分2敗。現在2連勝中。前節金沢との直接対決に勝利し、残留に近づく。この後、大宮・仙台・熊本との試合を残しており残留戦線のカギを握る。

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21位 金沢 33(9勝6分22敗)
※ここ8戦勝ちなし(2分6敗)。山口戦を落とし、残留に黄信号。次節秋田戦の後は上位との試合が多く、苦しい展開に。

22位 大宮 33(9勝6分22敗)
※6戦勝ちなし(2分4敗)からの2連勝。苦しい展開は続くものの、次節山口戦に勝てば光明が差すか。

 

<残り4~5試合のカード>【節】チームH/A(ホーム/アウェイ)

勝点45 藤枝
【38】長崎A→【39】大宮H→【40】水戸H→【41】徳島A→【42】いわきH

45 水戸
【38】千葉A→【39】群馬H→【40】藤枝A→【41】磐田A→【42】清水H

44 徳島

【39】磐田H→【40】長崎A→【41】藤枝H→【42】秋田A

44 秋田
【38】金沢A→【26】町田A→【39】仙台H→【40】大分A→【41】岡山A→【42】徳島H 

43 熊本
天皇杯準決】柏→【39】町田H→【40】清水A→【41】甲府A→【42】山口H

43 仙台
【38】いわきA→【39】秋田A→【40】山口H→【41】長崎A→【42】町田H

43 いわき
【38】仙台H→【39】清水H→【40】千葉A→【41】山形H→【42】藤枝A

42 栃木
【38】山形A→【39】大分H→【40】岡山H→【41】東京VA→【42】磐田H

42 山口
【38】大宮A→【39】岡山H→【40】仙台A→【41】町田H→【42】熊本A

33 金沢
【38】秋田H→【39】山形H→【40】町田A→【41】大分H→【42】岡山H

33 大宮
【38】山口H→【39】藤枝A→【40】甲府H→【41】清水A→【42】東京VH

 

【ちなみに】

▼現在21位・22位の両チームは残り5試合を全勝したとして、勝点48。とは言え、優勝およびプレーオフ争いチームとの対決が多く厳しい状況ではある。


仮に3勝できたとして勝点プラス9。それでも勝点は42。2勝の場合は勝点39で現状の山口(勝点42)と同率。

 

いちおう前期成績は

▼金沢
・秋田△0-0
・山形×0-1
・町田×1-2
・大分×3-4
・岡山×0-3


▼大宮

・山口×0-1
・藤枝×2-3
甲府×1-5
・清水×0-3
・東京V×0-1

 

うーん…。この順位だから当たり前と言えばそうだけど、ここから4勝~5勝は相当厳しいかもしれないですね。数字の上では可能性を残すものの…の世界に突入しつつある。

 

現在2連勝中の大宮は、チャレンジャーのように戦い続けられれば可能性が出てくるか。とにかく山口、藤枝にまずは勝つことから。金沢も秋田戦の勝利が必要。

 

仮に金沢・大宮が次節敗れると、最大勝点は45に。その場合、現在勝点43のいわきvs仙台は直接対決での勝者が残留確定となる。

(ただ、プレーオフの可能性消滅も同時に決まりそうだけれども…苦笑)

 

 

さてさて、なんだかまとまらない記事になりました。秋は心深き人になりますな。

 

裏強化部では設定した残留ラインを越えたので、そろそろ来季の話もしていきたいですなあ。

 

それでは、また。