あくまで素人の分析です
11戦勝ちなしの我が軍。明日は、J2残留に向けた6ポイントマッチ・大宮戦inユアスタです。
この試合のミッションは勝点奪取。0に終わるようだと危険水域に突入します。
そんな試合を前に、私Sは仕事をしながらふと「今季の勝ち試合って、どんな試合だったろうか」と考えました。漫然業務であります。
なので、Football LABさんの力を借りてもろもろデータを見てみました。
※戦術オタクでもなければアナリストでもなく、そして時間もない中での分析(風)なので、さして有意義なことは書かれていないと思われます。そこんところ、ヨロシク。シェケナベイベー。
まずは勝ち試合を並べてみよう
節 | 月日 |
対戦相手 |
ホーム/アウェイ |
ボール支配率 |
シュート数 |
シュート決定率 |
スコア | 得点者 |
2 | 2.26 | 栃木 | H | 59.6% | 10 | 10.0% | ○1-0 | 山田 |
5 | 3.19 | 群馬 | A | 54.6% | 12 | 16.7% | ○2-1 | 郷家,キム |
8 | 4.8 | 甲府 | A | 47.2% | 21 | 14.3% | ○3-0 | 中島,山田,郷家 |
12 | 4.29 | 大分 | H | 38.9% | 17 | 5.9% | ○1-0 | 相良 |
15 | 5.13 | 山形 | H | 50.7% | 14 | 14.3% | ○2-1 | 氣田,中島 |
16 | 5.17 | 熊本 | A | 43.6% | 13 | 7.7% | ○1-0 | 相良 |
18 | 5.28 | 千葉 | H | 46.1% | 9 | 22.2% | ○2-1 | 中島,鎌田 |
19 | 6.4 | 東京V | A | 45.0% | 9 | 22.2% | ○2-0 | 中島,菅田 |
※12節大分戦は相手チームの香川選手が34分、ペレイラ選手が89分に退場
遠い昔のようではありますが、こちらが今季リーグの勝ち試合。試合を左右しそうな直接的な指標をなんとなく含めてみました。
勝ち試合の出場メンバー
ターンオーバー、心身のコンディション&不調・ケガ、出場停止、代表招集(キム選手)など、いろいろな要因はいったん置いといて。シンプルに勝ち試合の出場選手を並べてみる。
スタメン出場回数
林 | 8 |
菅田 | 8 |
郷家 | 8 |
小出 | 7 |
山田 | 7 |
真瀬 | 6 |
エヴェ | 6 |
鎌田 | 6 |
氣田 | 6 |
内田 | 5 |
中島 | 5 |
キム | 4 |
相良 | 4 |
若狭 | 3 |
松下 | 2 |
秋山 | 1 |
ホ | 1 |
中山 | 1 |
林・菅田・郷家選手はすべての勝ち試合にスタメン出場。最近は前ほど出場していない小出、山田選手も7試合出場。
途中出場回数(ただし20分以上出ている試合のみカウント)
フォギ | 3 |
遠藤 | 3 |
加藤 | 2 |
中山 | 2 |
内田 | 1 |
梁 | 1 |
中島 | 1 |
山田 | 1 |
ホ | 1 |
チームに疲れが見える厳しい時間に前に行けるフォギーニョ選手、優れた技術と経験を持つ仕事人遠藤選手は良い流れを維持する&勝利を手繰り寄せる存在だといえるでしょう。
ボール支配率は勝ちに直結するのか
ボール支配率とかボールポゼッションといえば、バルサやペップ(グアルディオラ)の名がフォーカスされがちでございやす。
この手の話になると「いくらパス回しをしても、点が取れなければ(勝てなければ)意味がない」「シュートを撃たなければ勝てない」なーんて話をよく耳にしますな。
個人的には「何にせよ勝てれば良いのでは?」とあっさりしたもんです。崩して美しく勝つのも、カウンターから点を取りに行ってしれっと勝つのも、ハイプレスをかけ続けてダイナミックに勝つのも、どれも魅力がある。個人的には状況に応じて闘えるチームが強いと思います。
なんにせよ、勝利には最低1点が必要です。
なので「1点をどうやって獲るか」を突き詰めることが必要。そして攻守は表裏一体。ともに必要で、そのバランスを調整し意識を統一して戦うことが大切ですな。
伊藤前監督・堀現監督は、形はやや違えどボール支配を志向している(と思う)ので、ボール支配率に注目してみましょ。
ボール支配率50%以上の試合
節 | 月日 |
対戦相手 |
ホーム/アウェイ |
ボール支配率 |
シュート数 |
シュート決定率 |
スコア | 得点者 |
26 | 7.16 | 金沢 | A | 62.7% | 7 | 14.3% | ×1-2 | 郷家 |
13 | 5.3 | 秋田 | H | 62.6% | 15 | 13.3% | △2-2 | 相良,菅田 |
6 | 3.25 | 金沢 | H | 61.4% | 22 | 9.1% | ×2-3 | 氣田×2 |
4 | 3.12 | いわき | H | 60.7% | 9 | 0.0% | ×0-1 | |
2 | 2.26 | 栃木 | H | 59.6% | 10 | 10.0% | ○1-0 | 山田 |
25 | 7.9 | 栃木 | A | 59.3% | 13 | 15.4% | △2-2 | フォギーニョ,菅田 |
20 | 6.11 | 磐田 | H | 58.0% | 11 | 18.2% | ×2-3 | 郷家,遠藤 |
28 | 7.29 | 藤枝 | H | 57.6% | 29 | 3.4% | △1-1 | ホ |
27 | 7.23 | 東京V | H | 56.8% | 12 | 25.0% | ×3-4 | ホ×2,氣田 |
14 | 5.7 | 水戸 | A | 55.1% | 15 | 0.0% | ×0-1 | |
5 | 3.19 | 群馬 | A | 54.6% | 12 | 16.7% | ○2-1 | 郷家,キム |
23 | 7.1 | 山形 | A | 52.5% | 10 | 10.0% | ×1-4 | ホ |
29 | 8.6 | 磐田 | A | 51.9% | 7 | 14.3% | ×1-4 | 菅原 |
7 | 4.1 | 長崎 | H | 51.7% | 16 | 0.0% | ×0-1 | |
15 | 5.13 | 山形 | H | 50.7% | 14 | 14.3% | ○2-1 | 氣田,中島 |
24 | 7.5 | 清水 | H | 50.0% | 12 | 0.0% | ×0-3 |
※16試合
3勝3分10敗(勝点12)
得点22/失点34
平均ボール支配率56.6%
シュート数214(1試合平均約13.4本/同平均決定率10.3%)
<勝点を得た試合の得点者>
菅田 2
ホ 1
山田 1
中島 1
氣田 1
相良 1
郷家 1
フォギ 1
キム 1
ボール支配率50%未満の試合
節 | 月日 |
対戦相手 |
ホーム/アウェイ |
ボール支配率 |
シュート数 |
シュート決定率 |
スコア | 得点者 |
10 | 4.16 | 岡山 | H | 49.6% | 15 | 6.7% | △1-1 | 中島 |
21 | 6.18 | 山口 | A | 48.9% | 11 | 0.0% | ×0-2 | |
8 | 4.8 | 甲府 | A | 47.2% | 21 | 14.3% | ○3-0 | 中島,山田,郷家 |
1 | 2.19 | 町田 | A | 46.9% | 13 | 0.0% | △0-0 | |
18 | 5.28 | 千葉 | H | 46.1% | 9 | 22.2% | ○2-1 | 中島,鎌田 |
19 | 6.4 | 東京V | A | 45.0% | 9 | 22.2% | ○2-0 | 中島,菅田 |
17 | 5.21 | 大宮 | A | 44.9% | 12 | 8.3% | △1-1 | 郷家 |
11 | 4.23 | 藤枝 | A | 44.5% | 17 | 11.8% | ×2-3 | 中山,郷家 |
16 | 5.17 | 熊本 | A | 43.6% | 13 | 7.7% | ○1-0 | 相良 |
30 | 8.13 | 群馬 | H | 42.3% | 8 | 0.0% | ×0-2 | |
9 | 4.12 | 清水 | A | 42.1% | 9 | 11.1% | △1-1 | 郷家 |
22 | 6.25 | 徳島 | H | 40.6% | 13 | 7.7% | △1-1 | ホ |
12 | 4.29 | 大分 | H | 38.9% | 17 | 5.9% | ○1-0 | 相良 |
3 | 3.4 | 徳島 | A | 33.2% | 10 | 10.0% | △1-1 | 菅田 |
※14試合
5勝6分3敗(勝点21)
得点16/失点13
1試合平均ボール支配率43.8%
シュート数177(1試合平均約12.7本/平均決定率9.1%)
<勝点を得た試合の得点者>
中島 4
郷家 4
相良 2
菅田 2
中山 1
ホ 1
山田 1
鎌田 1
おおなんと。ボール支配率50%未満の試合の方がだいぶ勝率が良いですな。ボールを保持した攻撃サッカーを志向するチームとしては、皮肉な結果です。
50%以上も未満も1試合あたりのシュート数&決定率は大きく差がないことを踏まえると、ポゼッション時に問題(ボール保持時のミス=自滅)が起きていると想定できますな。その点を突かれて=俗に言う「ボールを持たされている」状態となり、勝点を拾えていないと推測できます。
逆にボールを持たれている試合での勝率が高い&失点数が少ないことは、押し込まれたほうがチーム全体で守備意識が統一できていると考えられるし、現有戦力にフィットしているとも考えられる(守った後は、前線で中島や郷家がしっかりと仕留めているし)。
※もちろん、対戦相手の能力や状態、チーム間の相性、ホーム/アウェイ、気候気温、レフェリングなど、さまざまな要素が絡んでくるので、一概には言えませんが。
まあ、ポゼッション志向のフットボールで結果が出ていない以上、勝つためにはどこかで現状を仕切り直す必要がありそうですな。
もはやJ1昇格は難しい現実。今季をどう終えて、来季をどう戦いたいか。チームとして方向性を早いうちに整理して、戦うことが望ましいでしょう。
残留するために10人で守ってカウンターを狙ってもよし、このままの戦い方を微調整しながら信じる方向で勝ちを目指すもよし。
どちらにせよ、早い段階で残留or降格が決まれば、次に早く踏み出せますな!明日の試合はその分水嶺。注目です。