ベガルタ仙台裏強化部コラム

兼 ベガルタ仙台裏経営検討委員会議事録

【ベガルタ2023】下を向くなら足元から現実を考えてみよう

夏の再会

どうもSです。

猛暑が続く今夏。お盆に入り裏強化部のエグゼクティブ・ディレクターKが帰省したので、東口の新しいビルにて夕涼み。

言わずもがな、我が軍のシーズン中盤までの戦いぶりをよもやま話たっぷりに振り返る。酒も進み「取締役会に卍固め、経営陣に延髄切り」と、スポーツと平和を愛する我々らしい放言も飛び出した。

 

さて、先日の磐田戦。私Sは試合と同じ時間に外せない用があり、一切の情報を遮断して24時過ぎからDAZN観戦を開始。

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会場のエコパスタジアムには大雨の中で花火が打ちあがり、試合前は煙が立ち込める。さながら、デッレ・アルピのようだ。

 

試合は暑さを考慮してなのか様子見なのか、あまり前に出てこない磐田に対してここ数試合の中ではボールをしっかりと回そうとする我が軍。決定機もあった。

 

しかし、加藤選手が好機を決めきれず…受けた逆襲の流れで失点。そこからは省略。最終的に菅原選手のファインゴールが決まったことで、深夜までなかなかな試合を見せつけられた気持ちも少し報われる。

 

ユース出身の選手の活躍は、本当によろしいですなあ。

 

長澤選手も期待通りにやってくれそうな感じで、学選手もまあ気持ちを出して走っていたので、次につながればいいですな。

 

現実は直視するスタイル

さて、10試合だか何試合だか負けなしの磐田に対し、これで天皇杯含む11試合勝ちなしとなった我が軍。順位も15位、J3降格圏とは勝点差4と降格が視野に入っております。

 

某地元紙を中心にメディアは煽っておりやすが、裏強化部とくに私SやKの目線はJ2・J3のカテゴリーにはさして向かっていない。注視すべくは根深いものである。

 

無論、フットボールはエンターテイメント。この状況もしっかりと楽しんでいく。夏も真っ盛りだが、揺れる思いを体中感じることはないのである。

 

と、いうわけでJ2残留・J3降格のボーダーラインを考えてみることにした。

 

「試合をする前から負けることを考える馬鹿がどこにいるかよ」と猪木さんから張られそうな感じではあるが、それはそれで楽しんでいくことが裏強化部の真骨頂である。

 

早いもので試合は残り13試合。皮算用を立てるための基準として、過去の下位3チームの勝ち点を見てみることにした。

 

2014 東京V 42|讃岐 33  富山 23
2015 岐阜 43|大分 38  栃木 35
2016 岐阜 43|金沢 39  北九州 38
2017 山口 38|熊本 37  群馬 20
2018    岐阜 42|熊本 34  讃岐 31
2019    栃木 40|鹿児島 40  岐阜 30
2020 群馬 49|愛媛 34  山口 33
2021    愛媛 35|北九州 35 松本34
2022    群馬 42|琉球 37  盛岡34

 

<第29節時点>
15位の我が軍は8勝9分12敗の勝ち点33。リーグ戦ここ10試合勝ちなし(3分7敗)

 

ほかは

16位水戸 33(8勝9分12敗)※ここ4試合負けなし(1勝3分)
17位いわき 32(8勝8分13敗)※ここ9試合で4勝4分1敗。下位対決に強い
18位山口 32(7勝11分11敗)※ここ4試合勝ちなし(2分2敗)
19位栃木 31(7勝10分12敗)※5月の4試合勝ちなし以降は3勝6分3敗と五分。
20位金沢 31(9勝4分16敗)※4連敗のあと2勝1分1敗。
21位徳島 29(5勝14分10敗)※ここ9試合勝ちなし(6分3敗)
22位大宮 25(7勝4分18敗)※ここ6試合で3勝2分1敗。2連勝中

※仙台、いわき、山口、大宮は監督を解任。

 

こうしてみると、徳島が結構まずい状況ではある。第30節からの3試合は栃木・山口・金沢、第34節いわき、第36節大宮と裏天王山が続く。提携先から就任した監督を切るに切れない状況のような感じがするし、果たしてどうなるか。

 

第9節から第23節、2度の6連敗を含む15戦勝ちなしと苦戦が続いていた大宮は監督交代と補強が功を奏したのか上向き。下位チーム対決は仙台・徳島・山口との試合を残しており、この結果次第では残留が見えてくるかもしれない(...が、やはり15試合勝ちなしの影響は大きく、苦しいは苦しい)。

 

金沢は勝てる時期勝てない時期が交代して訪れており、今は良い時期なもののまた崩れる時期が来るかもしれない。波が少なくなれば残留が見えてきそうだが…。下位チーム対決は残り4試合(徳島・水戸・いわき・山口)。

 

栃木はある意味安定しているというか、負けが先行しても勝ちを収めて安定したペースで勝点を拾っている。ただし、ここで紹介した下位チームの直接対決があと2つ(徳島・水戸)しかないので、上位にどう立ち向かっていくか次第。イスマイラ、レアンドロペレイラがフィットするか否か。

 

山口はエスナイデル体制にスイッチ。しかし、ここ4試合勝てていない。栃木と反対に下位チーム対決(徳島、水戸、金沢、大宮、仙台)を5試合残しているので、該当カードの成績次第だろう。

 

いわきは監督交代体力トレーニングが効いてきたのか、調子がかなり上向いてきている。若い選手が多く、フィジカルが幅を利かせる夏に勝点を上積みしたい。下位チーム対決はあと3つ(徳島・金沢・仙台)。

 

水戸はなかなか勝てない時期が続くものの、大崩れはせずに勝点を拾ってきた。第32節からの栃木、山口、金沢、仙台の4連戦がカギを握る。

 

そして我が軍は、言わずもがなの状況。堀監督がこのメンバーで戦う最適解を早く見つけるかどうか次第だろう。下位チーム対決は4つ(大宮、水戸、いわき、山口)。

 

どうやらというかやはり、最下位までを含め混戦になりそうな残留争い。過去のデータを見て、下位3チームの勝点が僅差だった年は...

 

2015 岐阜 43|大分 38  栃木 35
2016 岐阜 43|金沢 39  北九州 38
2021    愛媛 35|北九州 35 松本34
2022    群馬 42|琉球 37  盛岡34

 

あたりだろうか。ただ、現状の各チームの勝点を考えると、2021年の勝点よりは上回るだろう。と、考えれば…2015年・2016年・2022年の勝点が参考になりそう。

 

つまり『勝点40以上』がJ2残留の目安になるのではないか。そして『勝点43以上』がより残留に近づくラインになるかと。

 

我が軍の残り試合は

8月13日(日)    19:00    J2    30    ザスパクサツ群馬    ユアスタ
8月19日(土)    19:00    J2    31    大宮アルディージャ    ユアスタ
8月26日(土)    19:00    J2    32    大分トリニータ    レゾド
9月3日(日)    19:00    J2    33    ヴァンフォーレ甲府    ユアスタ
9月9日(土)    19:00    J2    34    ファジアーノ岡山    Cスタ
9月16日(土)    18:00    J2    35    水戸ホーリーホック    ユアスタ
9月23日(土・祝)    18:00    J2    36    ジェフユナイテッド千葉    フクアリ
9月30日(土)    13:00    J2    37    ロアッソ熊本    ユアスタ
10月8日(日)    14:00    J2    38    いわきFC    いわきG
10月22日(日)    14:00    J2    39    ブラウブリッツ秋田    ソユスタ
10月28日(土)    14:00    J2    40    レノファ山口FC    ユアスタ
11月4日(土)    14:00    J2    41    V・ファーレン長崎    トラスタ
11月12日(日)    13:00    J2    42    FC町田ゼルビア    ユアスタ

最後が優勝候補・町田とはなかなか憎いスケジュール。現状、我が軍より下の順位と当たるカードは残り4試合となっている。

 

現在は勝点33。40まではあと7、43まではあと10ポイントとなっている。要はどの相手であれ残り13試合で3勝くらいできるかどうか。

 

さあ、本日は9試合負けなし(3勝6分)の群馬が相手。前節磐田に引き続き好調チームとの対戦は現在試合中。

 

私Sは仕事のかたわらDAZNで観戦しやす。またお会いしやしょう!