ベガルタ仙台裏強化部コラム

兼 ベガルタ仙台裏経営検討委員会議事録

【ベガルタ2023】ユース選手は永遠のロマン

2024シーズン2人目の新戦力

今シーズン突入早々に発表された仙台大学DF石尾選手。

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そんな彼に続き、仙台ユース出身のMF工藤真人(まなと)選手が来季新加入することに。

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工藤真選手、実は2018年のルヴァンカップ・新潟戦のスタメンに名を連ねていた選手。

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この試合は、多くのユース選手が出場。スタメンにはDF山下・MF工藤真・FW菅原、ベンチにはMF粟野、MF工藤蒼、MF佐藤唯斗、M宮脇、FW坂本が登録。

 

工藤蒼と宮脇両選手は途中出場し、宮脇選手はゴールを挙げる活躍。

www.nikkansports.com

 

工藤真選手はルヴァンカップも含めれば、ベガルタのトップチーム公式戦最年少出場のはず…?

 

ちなみに、トップチームの公式戦に出場ないしは帯同という貴重な機会をステップにできたのか、後にJリーガーとなった選手が多数

 

MF工藤真・MF工藤蒼・FW菅原はいわずもがなベガルタトップチームに、DF山下は相模原・MF粟野は福島と5名のメンバーがJの舞台にたどり着きました。

 

ルヴァンカップだとしても、トップの公式戦を体感できる機会はとても貴重ですな。何が通用して何が足りないか、プロまでの道のりを歩む自分の現在位置を把握できる。

 

こういう機会を増やせるように、トップチームとの連携をより深めてほしいね。そのためには、このチームはどんなフットボールを目指していくか、改めて考え内外に共有・発信していく必要がある。

 

まあ、まずは。レフティーのボランチ(だったかな?)の工藤真選手、先日ゴールを決めたFW菅原選手、MF工藤蒼選手と共に切磋琢磨してほしいものですな。

 

2024年はどうなるかまだわからないものの、現状トップにいるベガルタユース出身選手は…

 

GK小畑
MF郷家
MF工藤蒼
FW菅原

の4名。

 

今シーズン加入した工藤蒼・菅原両選手と同じく大卒選手ゆえ、早い段階で試合に絡めるよう精進してくださいな。

 

最近はユース出身選手の情報が多い。

hochi.news

sports.yahoo.co.jp

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チームの予算も魅力も乏しければ、中々良い新人選手は入団してこない。と、なればまずは自前で育てていくことが道理なもので。

 

自チームに愛着を感じる(ステップアップでもいいけれど)ユース出身選手をしっかりと育てて、トップで活躍できる選手を増やしてほしい限りですな。

 

残留ラインまでもう少し

J2残留ラインを「40(確実なラインは43)」と設定している裏強化部。悪夢の12戦未勝利を無事に回避した最下位・ホーム大宮戦に続き、なんと夏のアウェイ大分でも勝利をかっさらってきた我が軍。2連勝でございます。めでたい。

 

プレーオフも夢ではない」的な、早くも手のひら返しを見せるメディアはさておいて、まずは残留を語ろう。

 

<第32節終了時点の順位>※下位チームのみ。※9/2の試合は含みません。
12位仙台 39(10勝9分13敗)※11試合勝ちなしのあと2連勝中。
13位秋田 38(10勝7分14敗)※1試合未消化。ここ5試合勝ちなし(3分2敗)
14位藤枝 37(10勝7分14敗)※1試合未消化。ここ7試合勝ちなし(2分5敗)上位対決が多かった&主力移籍が大きいか。
15位いわき 37(9勝10分13敗)※7・8月の10試合勝ち越し(4勝5分1敗)
16位栃木 36(8勝9分13敗)※7・8月の10試合勝ち越し(3勝5分2敗)
17位徳島 36(7勝15分10敗)※監督交代。ここ4試合負けなし(2勝2分)
18位水戸 36(8勝12分12敗)※ここ7戦負けなし(1勝6分。6連続引き分け)
19位山口 35(8勝11分13敗)※前節勝利。ここ5試合で1勝2分2敗。
20位熊本 34(8勝10分14敗)※ここ11試合リーグ戦勝ちなし(4分7敗)。天皇杯ベスト4進出が吉と出るか凶と出るか。
21位金沢 32(9勝5分17敗)※1試合未消化。ここ5戦1勝2分2敗
22位大宮 26(7勝5分20敗)※2連敗中。ここ5戦2勝1分2敗

 

結局中位との差も詰まり、秋田さん・藤枝さんも残留絡みの順位表に登場。

 

いわき、栃木が好調ですな。ともに下位チーム対決で好結果を残し、栃木に至っては長崎・甲府に勝ち、清水とも引き分けるなど中々の戦いぶりです。

 

<残り10試合※|下位チーム対決>【節】チームH/A(ホーム/アウェイ)
仙台:【35】水戸H【37】熊本H【38】いわきA【39】秋田A【40】山口H
秋田:【37】栃木A【38】金沢A【39】仙台H【42】徳島H ※1試合未消化
藤枝:【33】栃木A【34】熊本A【39】大宮H【40】水戸H【41】徳島A【42】いわきH ※1試合未消化
いわき:【34】徳島A【36】金沢H【38】仙台H【42】藤枝A
栃木:【33】藤枝H【36】熊本A【37】秋田H
徳島:【34】いわきH【36】大宮A【38】熊本H【41】藤枝H【42】秋田A
水戸:【33】山口A【34】金沢H【35】仙台A【40】藤枝A
山口:【33】水戸H【37】金沢H【38】大宮A【40】仙台A【42】熊本A
熊本:【34】藤枝H【35】大宮A【36】栃木H【37】仙台A【38】徳島A【42】山口H
金沢:【34】水戸A【36】いわきA【37】山口A【38】秋田H ※1試合未消化
大宮:【35】熊本H【36】徳島A【38】山口H【39】藤枝A

 

6ポイントマッチとなる試合を羅列。藤枝・熊本は6試合、仙台・徳島・山口は5試合を残しております。

 

藤枝はここまで下位チームにはしっかりと勝ってきたので、主力移籍は大きいものの巻き返すか。ちなみに1試合未消化。

 

熊本も同じく下位にはあまり負けない(前節はいわきに敗れたものの)チームのため、ここからの巻き返しはありそう…なのだが、天皇杯ベスト4進出の快進撃がどう響くか。

 

少しずつ巻き返しつつある徳島は、監督を吉田達磨氏に交代。地味に下位チーム対決を多く残しているため、この交代がどう影響するか。いわき・大宮との対戦がカギを握りそう。

 

水戸は負けないのだけれど、勝てていない。ここから3試合(山口・金沢・仙台)で勝てないと、やや危うい感じもする。

 

山口は前節甲府に勝利したものの、波に乗り切れていない。金沢・大宮の2戦の結果がターニングポイントになりそう。

 

金沢は1試合未消化。6ポイントマッチをものにできれば残留に大きく近づく。しかし予断は許さない。

 

そして、我が軍は現在勝点39あと勝点1で裏強化部が設定した残留ライン到達、勝点4で同じく残留確実ライン到達となります。

 

ベガルタ仙台の残り試合>
9月3日(日)    19:00    J2    33    ヴァンフォーレ甲府    ユアスタ
9月9日(土)    19:00    J2    34    ファジアーノ岡山    Cスタ
9月16日(土)    18:00    J2    35    水戸ホーリーホック    ユアスタ
9月23日(土・祝)    18:00    J2    36    ジェフユナイテッド千葉    フクアリ
9月30日(土)    13:00    J2    37    ロアッソ熊本    ユアスタ
10月8日(日)    14:00    J2    38    いわきFC    いわきG
10月22日(日)    14:00    J2    39    ブラウブリッツ秋田    ソユスタ
10月28日(土)    14:00    J2    40    レノファ山口FC    ユアスタ
11月4日(土)    14:00    J2    41    V・ファーレン長崎    トラスタ
11月12日(日)    13:00    J2    42    FC町田ゼルビア    ユアスタ

 

ここから10試合勝ちなしとかつまづいてしまえば分からないものの、たとえ勝てなくても4引き分けすれば残留には大きく近づく(はず)。

 

プレーオフうんぬんはひとまず甲府・岡山・水戸の3試合で勝点43を越えたら話すことにしよう。この3試合がもし良い感じならば、その後のカードは正直悪くないと思っている。

 

さあ、まずは本日甲府戦。ひとまずは何も考えず、目の前の勝利を目指してほしい。

【ベガルタ2023】リーグ11戦勝ちなしをデータから考えてみる

あくまで素人の分析です

11戦勝ちなしの我が軍。明日は、J2残留に向けた6ポイントマッチ・大宮戦inユアスタです。

 

この試合のミッションは勝点奪取。0に終わるようだと危険水域に突入します。

 

そんな試合を前に、私Sは仕事をしながらふと「今季の勝ち試合って、どんな試合だったろうか」と考えました。漫然業務であります。

 

なので、Football LABさんの力を借りてもろもろデータを見てみました。

 

※戦術オタクでもなければアナリストでもなく、そして時間もない中での分析(風)なので、さして有意義なことは書かれていないと思われます。そこんところ、ヨロシク。シェケナベイベー。

 

まずは勝ち試合を並べてみよう

月日

対戦相手

ホーム/アウェイ

ボール支配率

シュート数

シュート決定率

スコア 得点者
2 2.26 栃木 H 59.6% 10 10.0% ○1-0 山田
5 3.19 群馬 A 54.6% 12 16.7% ○2-1 郷家,キム
8 4.8 甲府 A 47.2% 21 14.3% ○3-0 中島,山田,郷家
12 4.29 大分 H 38.9% 17 5.9% ○1-0 相良
15 5.13 山形 H 50.7% 14 14.3% ○2-1 氣田,中島
16 5.17 熊本 A 43.6% 13 7.7% ○1-0 相良
18 5.28 千葉 H 46.1% 9 22.2% ○2-1 中島,鎌田
19 6.4 東京V A 45.0% 9 22.2% ○2-0 中島,菅田

※12節大分戦は相手チームの香川選手が34分、ペレイラ選手が89分に退場

 

遠い昔のようではありますが、こちらが今季リーグの勝ち試合。試合を左右しそうな直接的な指標をなんとなく含めてみました。

 

勝ち試合の出場メンバー

ターンオーバー、心身のコンディション&不調・ケガ、出場停止、代表招集(キム選手)など、いろいろな要因はいったん置いといて。シンプルに勝ち試合の出場選手を並べてみる。

 

スタメン出場回数

8
菅田 8
郷家 8
小出 7
山田 7
真瀬 6
エヴェ 6
鎌田 6
氣田 6
内田 5
中島 5
キム 4
相良 4
若狭 3
松下 2
秋山 1
1
中山 1

林・菅田・郷家選手はすべての勝ち試合にスタメン出場。最近は前ほど出場していない小出、山田選手も7試合出場。

 

途中出場回数(ただし20分以上出ている試合のみカウント)

フォギ 3
遠藤 3
加藤 2
中山 2
内田 1
1
中島 1
山田 1
1

チームに疲れが見える厳しい時間に前に行けるフォギーニョ選手、優れた技術と経験を持つ仕事人遠藤選手は良い流れを維持する&勝利を手繰り寄せる存在だといえるでしょう。

 

ボール支配率は勝ちに直結するのか

ボール支配率とかボールポゼッションといえば、バルサやペップ(グアルディオラ)の名がフォーカスされがちでございやす。

 

この手の話になると「いくらパス回しをしても、点が取れなければ(勝てなければ)意味がない」「シュートを撃たなければ勝てない」なーんて話をよく耳にしますな。

 

個人的には「何にせよ勝てれば良いのでは?」とあっさりしたもんです。崩して美しく勝つのも、カウンターから点を取りに行ってしれっと勝つのも、ハイプレスをかけ続けてダイナミックに勝つのも、どれも魅力がある。個人的には状況に応じて闘えるチームが強いと思います。

 

なんにせよ、勝利には最低1点が必要です。

 

なので「1点をどうやって獲るか」を突き詰めることが必要。そして攻守は表裏一体。ともに必要で、そのバランスを調整し意識を統一して戦うことが大切ですな。

 

伊藤前監督・堀現監督は、形はやや違えどボール支配を志向している(と思う)ので、ボール支配率に注目してみましょ。

 

ボール支配率50%以上の試合

月日

対戦相手

ホーム/アウェイ

ボール支配率

シュート数

シュート決定率

スコア 得点者
26 7.16 金沢 A 62.7% 7 14.3% ×1-2 郷家
13 5.3 秋田 H 62.6% 15 13.3% △2-2 相良,菅田
6 3.25 金沢 H 61.4% 22 9.1% ×2-3 氣田×2
4 3.12 いわき H 60.7% 9 0.0% ×0-1  
2 2.26 栃木 H 59.6% 10 10.0% ○1-0 山田
25 7.9 栃木 A 59.3% 13 15.4% △2-2 フォギーニョ,菅田
20 6.11 磐田 H 58.0% 11 18.2% ×2-3 郷家,遠藤
28 7.29 藤枝 H 57.6% 29 3.4% △1-1
27 7.23 東京V H 56.8% 12 25.0% ×3-4 ホ×2,氣田
14 5.7 水戸 A 55.1% 15 0.0% ×0-1  
5 3.19 群馬 A 54.6% 12 16.7% ○2-1 郷家,キム
23 7.1 山形 A 52.5% 10 10.0% ×1-4
29 8.6 磐田 A 51.9% 7 14.3% ×1-4 菅原
7 4.1 長崎 H 51.7% 16 0.0% ×0-1  
15 5.13 山形 H 50.7% 14 14.3% ○2-1 氣田,中島
24 7.5 清水 H 50.0% 12 0.0% ×0-3  

※16試合
3勝3分10敗(勝点12)

得点22/失点34    
平均ボール支配率56.6%
シュート数214(1試合平均約13.4本/同平均決定率10.3%)    

<勝点を得た試合の得点者>
菅田    2
ホ    1
山田    1
中島    1
氣田    1
相良    1
郷家    1
フォギ    1
キム    1

 

ボール支配率50%未満の試合

月日

対戦相手

ホーム/アウェイ

ボール支配率

シュート数

シュート決定率

スコア 得点者
10 4.16 岡山 H 49.6% 15 6.7% △1-1 中島
21 6.18 山口 A 48.9% 11 0.0% ×0-2  
8 4.8 甲府 A 47.2% 21 14.3% ○3-0 中島,山田,郷家
1 2.19 町田 A 46.9% 13 0.0% △0-0  
18 5.28 千葉 H 46.1% 9 22.2% ○2-1 中島,鎌田
19 6.4 東京V A 45.0% 9 22.2% ○2-0 中島,菅田
17 5.21 大宮 A 44.9% 12 8.3% △1-1 郷家
11 4.23 藤枝 A 44.5% 17 11.8% ×2-3 中山,郷家
16 5.17 熊本 A 43.6% 13 7.7% ○1-0 相良
30 8.13 群馬 H 42.3% 8 0.0% ×0-2  
9 4.12 清水 A 42.1% 9 11.1% △1-1 郷家
22 6.25 徳島 H 40.6% 13 7.7% △1-1
12 4.29 大分 H 38.9% 17 5.9% ○1-0 相良
3 3.4 徳島 A 33.2% 10 10.0% △1-1 菅田

※14試合
5勝6分3敗(勝点21)

得点16/失点13    
1試合平均ボール支配率43.8%
シュート数177(1試合平均約12.7本/平均決定率9.1%)    

<勝点を得た試合の得点者>

中島    4
郷家    4
相良    2
菅田    2
中山    1
ホ    1
山田    1
鎌田    1

 

おおなんと。ボール支配率50%未満の試合の方がだいぶ勝率が良いですな。ボールを保持した攻撃サッカーを志向するチームとしては、皮肉な結果です。

 

50%以上も未満も1試合あたりのシュート数&決定率は大きく差がないことを踏まえると、ポゼッション時に問題(ボール保持時のミス=自滅)が起きていると想定できますな。その点を突かれて=俗に言う「ボールを持たされている」状態となり、勝点を拾えていないと推測できます。

 

逆にボールを持たれている試合での勝率が高い&失点数が少ないことは、押し込まれたほうがチーム全体で守備意識が統一できていると考えられるし、現有戦力にフィットしているとも考えられる(守った後は、前線で中島や郷家がしっかりと仕留めているし)。

 

※もちろん、対戦相手の能力や状態、チーム間の相性、ホーム/アウェイ、気候気温、レフェリングなど、さまざまな要素が絡んでくるので、一概には言えませんが。

 

まあ、ポゼッション志向のフットボールで結果が出ていない以上、勝つためにはどこかで現状を仕切り直す必要がありそうですな。

 

もはやJ1昇格は難しい現実。今季をどう終えて、来季をどう戦いたいか。チームとして方向性を早いうちに整理して、戦うことが望ましいでしょう。

 

残留するために10人で守ってカウンターを狙ってもよし、このままの戦い方を微調整しながら信じる方向で勝ちを目指すもよし。

 

どちらにせよ、早い段階で残留or降格が決まれば、次に早く踏み出せますな!明日の試合はその分水嶺。注目です。

【ベガルタ2023】技も体も”心”から

夏はやっぱり

カレーでしょということで、Kディレクターとの飲み会ミーティングに引き続き、アンバサダーもとい企画担当Fと食事に出かける。

 

話題はもっぱら記憶に新しい群馬戦。

www.youtube.com

試合はまあ、カリカリベーコンも真っ青のカリカリする展開。

 

前半は長澤選手・学選手・松崎選手とシーズン途中の補強選手が揃い踏みして、悪い状況なりには戦えていたものの…。

 

暑い気候とナイーブなレフェリングと躍動しないチームの戦いぶりにイライラしたのか、後半早い時間帯で真瀬選手がラフプレーからのイエロー2枚目で退場。

 

そして、退場後すぐコーナーキックでは、投入された小出選手が試合に入り切れていなかったのかボール処理を誤り、そこからの流れであえなく失点。

 

数的有利になったことで、より走り、よりボールを回す群馬さんに、オレンジレンジもこれまた真っ青のキリキリマイ状態に陥った我が軍。

 

給水タイム後も整理しきれないまま、敵軍から放られたロングボールに抜け出そうとした群馬・平松選手を手で止めて倒したキム選手にイエローカード

 

キム選手は次節出場停止となり「次節のDF陣どうするのかなあ」とぼんやり思っていたら、そんな私Sの集中力の欠如を見透かしたのか、FKを風間ブラザーにゴラッソで沈められる。

 

退場後、出場停止決定後の失点と、まあ何をやっても上手くいかない状況を体現するゲームとなりました。

 

リーグ戦は11戦勝ちなし。いよいよ99年J2リーグ以来の12戦未勝利が近づくことに(カテゴリを変えれば、2003年のJ1リーグで19戦勝ちなしもありましたが)。

 

まあ、でも。

 

順位的にも格上のチーム相手に一人退場、しかも先取点を取られたら1試合も勝っていない今シーズン。順当な結果だったと思います。

 

過去に1敗しかしていなかった群馬さんは、宮城県出身の大槻監督のもとでしっかりと進歩しているのだと。

 

はて、我が軍は。

 

J2残留目標宣言

煽りたいのか何なのかイマイチわからない某地方紙などメディア各紙は「残留争いが現実的に」と踏み切りませんが、裏強化部としてはもはや当の昔に「残留争いが現実」と捉えておりやす。

 

次節は、群馬・大槻監督同様に我が軍の首脳陣だった原崎元監督・渋谷元ヘッドコーチが居並ぶ大宮さん。ここ7試合で3勝3分1敗と持ち直して参りました。

 

現在、我が軍と降格圏との勝点差は3。裏強化部の皮算用では残留まであと3勝。大宮・水戸・いわき・山口のいわゆる「6ポイントマッチ」をどう乗り切るかがカギを握ります。

 

しかし、次節。コーチから昇格し2022年に監督を務めた原崎氏の教え子が多数在籍し、加えてついこの間まで我が軍にいた渋谷氏は、こちらの事情にだいぶ明るいでしょう。かなり難しい試合になりそうですな。

 

もし次節を落とすと、いよいよ来年のJ3リーグの観戦計画をおぼろげに考え始めることになります。

 

裏強化部が望むスタンス、ざっくりまとめると「残留でも降格でも早い段階で翌年の進路を決め、庄子GM主導で2024年のチーム構想にいち早く着手する」です。

 

どん底」「どんどん転がり落ちる」とか何も生産性のない感情的なワードを書き連ねるなんてことはせず、当方は前も後もしっかりと向いてわいわい書いていきやすぜ。

 

では、どんなことを書くか。うーん。我が軍を取り上げているメディア(や記者・ライター)の中で例えるとしたら、現場のアレな状況をうまーく良い感じに書いているこちら。

www.soccerdigestweb.com

 

早速レベルの違いをプレーで随所に感じさせている長澤選手のコメントを上手に引用して、解決への提案を示す。良いと思います。追求すべき方向性は、概ね我々と合っているかと。

 

まあ、内容としては「プロなら練習から意識を高くもって、自分で考えて動けよ(意訳)」という、当たり前の内容ではあるのですが。

 

そんな当たり前のことができていないから、今がある訳で。

 

察するに、我が軍の現場は「モチベーション迷子」に陥っているのだろうなとは思う。

 

会社に置き換えるとわかりやすいかもしれない。

 

 

業績が上がらず、他社から入ってきた理論派の部長や課長が辞め(ついでに経営サイドでは不正が発覚)、その昔に他社でそこそこの実績を持つ課長代理が部長に。

 

しかし、前部長と前課長の手により仕組化が進められていた業務フローが急に個々人の裁量もフォーカスされるやり方に変わり、社員は右往左往。

 

そんな状況を改善しようと、経営陣は実績豊富な専務とスキルの高い社員を迎え入れたものの、旧来の社員とは意識やモチベーションのズレが大きい。

 

しかも、これまで主軸だった社員は活躍のポジションが無くなるかもしれないという状況。

 

そんな混沌とした状況で、若手社員や転職や出向で入ってきた中堅社員など、特に活躍すべき世代は「この会社のために頑張ろう」という意欲が失せてきている。

 

あわよくば「来年は他社に転職したい」という思いも出てきた。

 

 

…どうです?会社員の方なら、なんとなーく状況をイメージできるのではないでしょうか(割と「あるある」な話かなと)。

 

私Sとしては“いま”の戦力が「J2屈指」とは思っていません。一つの理由は(以前も書き連ねましたが)フルシーズン先発で戦った選手が少なかったこと。

 

そして、今シーズンがスタートしてから再認識したもう一つの理由は“メンタルの弱さ”。

 

たとえ技術が高くても、それを活かす“心”がうまく働かなければ、本番で力を発揮できない。心・技・体というヤツですよ。

 

我が軍の面々は、自身が持つポテンシャル通りにパフォーマンスできれば「J2屈指」の戦力になるのかもしれない。

 

でも、長いシーズンではいつも上手くいく訳ではない。では、ダメな時にどう立ち回れるかが大切。「柔軟性(切り替え)」「積極性(前向きさ)」なんて言葉が馴染み深いですかね。

 

現有戦力の多くはその点が乏しいのでしょう。チーム状態が悪い中で、自らも沈んでしまっている。だから“いま”の戦力と書きました。

 

うまく行かなくなって瓦解した、2022年シーズン途中・原崎監督退任からの流れは未だに続いているということです。

 

と、なると。本来今シーズンに必要だった補強ポイントは、ポジションを問わず“切り替え上手で、戦える選手“だったと。要はタフに戦い抜ける選手。

 

表強化部のみなさん、いかがですか?伊藤前監督と協議した方向性もあるとは思いますが、“スペック重視で、戦術にあてはまりそうな選手”を主軸に補強を進めてはいなかったですかね…?

 

個人的には「成り上がってやる」と向上心を持つ高卒・大卒の新人選手のほうが、タフさを持っていると思う。

 

そして新人選手は、経験があり意識の髙い選手から教えを乞う素直さも比較的あるだろう。梁選手・遠藤選手・長澤選手・学選手もより活きるのではないか。

 

(そして、なぜ高卒・大卒かと言うと、チームの資産にもなるからです。中島選手・山田選手・相良選手みたいな若手レンタルも良いのだけれど、基本的には他チームのものな訳で。

 

その点、個人的には長澤選手の完全移籍加入が強化方針の路線変更を感じさせる。おそらくはGMの方針だろう。我が軍は内外お騒がせの地方チーム。おそらく評判は良くないだろうが、なんとか新人をもっと迎え入れてほしい)

 

来期はJ2・J3を問わず、シーズンを通してタフに戦える選手を揃えてほしい。郷家選手のような下部組織出身を加えても良いだろう。愛着を持つ選手に長く活躍してもらうことも大切。場当たりのレンタル移籍は極力少なく。

 

8月も後半戦

さてさて。例によって話が長くなりました。次節、菅田は戻ってくるものの、真瀬・キムテヒョンがいないDF陣は大宮FWシュヴィルツォクを抑えられるのか。

 

次戦は正直「勝利」よりも「負けないこと」が主目的。

 

群馬戦の試合後インタビューでは、中山選手が「もっと圧倒してゴールをいっぱい取って、無失点におさえられる試合をサポーターに見せたいと思っています」と話していたことに、現状を把握できているのか少々不安はあるものの...…点取り屋の責任感と受け取っておきます。

 

まずは堀監督、とにもかくにも“いま戦える”メンバーを揃えてくださいな。

 

ベガルタ仙台の残り試合>

8月19日(土)    19:00    J2    31    大宮アルディージャ    ユアスタ
8月26日(土)    19:00    J2    32    大分トリニータ    レゾド
9月3日(日)    19:00    J2    33    ヴァンフォーレ甲府    ユアスタ
9月9日(土)    19:00    J2    34    ファジアーノ岡山    Cスタ
9月16日(土)    18:00    J2    35    水戸ホーリーホック    ユアスタ
9月23日(土・祝)    18:00    J2    36    ジェフユナイテッド千葉    フクアリ
9月30日(土)    13:00    J2    37    ロアッソ熊本    ユアスタ
10月8日(日)    14:00    J2    38    いわきFC    いわきG
10月22日(日)    14:00    J2    39    ブラウブリッツ秋田    ソユスタ
10月28日(土)    14:00    J2    40    レノファ山口FC    ユアスタ
11月4日(土)    14:00    J2    41    V・ファーレン長崎    トラスタ
11月12日(日)    13:00    J2    42    FC町田ゼルビア    ユアスタ

 

<現在の順位>※下位チームのみ

14位熊本 34(8勝10分12敗)※ここ9試合勝ちなし(4分5敗)
15位水戸 34(8勝10分12敗)※ここ5試合負けなし(1勝4分)
16位仙台 33(8勝9分13敗)※ここ11試合勝ちなし(3分8敗)
17位いわき 33(8勝9分13敗)※ここ10試合で4勝5分1敗。下位対決に強い
18位栃木 32(7勝11分12敗)※5月の4試合勝ちなし以降は3勝7分3敗と五分。
19位金沢 32(9勝5分16敗)※4連敗のあと5試合で2勝2分1敗。
20位山口 32(7勝11分12敗)※ここ5試合勝ちなし(2分3敗)
21位徳島 30(5勝15分10敗)※ここ10試合勝ちなし(7分3敗)
22位大宮 26(7勝5分18敗)※ここ7試合で3勝3分1敗。

ここに来て熊本さんが仲間入り。

 

<残り12試合|下位チーム対決>【節】チームH/A(ホーム/アウェイ)

熊本:【32】いわきA【35】大宮A【36】栃木H【37】仙台A【38】徳島A【42】山口H
水戸:【32】栃木A【33】山口A【34】金沢H【35】仙台A
仙台:【31】大宮H【35】水戸H【37】熊本H【38】いわきA【40】山口H
いわき:【32】熊本H【34】徳島A【36】金沢H【38】仙台H
栃木:【32】水戸A【36】熊本A
金沢:【32】徳島H【34】水戸A【36】いわきA【37】山口A
山口:【31】徳島A【33】水戸H【37】金沢H【38】大宮A【40】仙台A【42】熊本A
徳島:【31】山口H【32】金沢A【34】いわきH【36】大宮A【38】熊本H
大宮:【31】仙台A【35】熊本H【36】徳島A【38】山口H

6ポイントマッチとなる試合を羅列。

残留争いニューカマーの熊本さんは、第35節~第38節の4連戦を含む6試合を残しており、同じく6試合を残す山口さんと共に残留/降格のカギを握る存在に。

 

徳島さんはあと5試合、水戸さん・いわきさん・金沢さん・大宮さんはあと4試合。栃木さんはあと2試合となり上位との試合が続いていく。

 

我が軍は(下位チーム対決が)あと5試合中4戦はホームアウェイ1戦も隣県いわきと移動距離が少ない。

 

まあ、スタンドが様変わり中ユアスタでは今季4勝4分7敗で、アウェイは今季4勝5分6敗と大差ないので…ホームもアウェイもあまり関係ないのか。仙台サポーターの大きな声が響く場での戦いが多い点を追い風にできるかどうか。

 

ひとまず、第31節は仙台vs大宮徳島vs山口が見どころです。

 

では、また。

【ベガルタ2023】下を向くなら足元から現実を考えてみよう

夏の再会

どうもSです。

猛暑が続く今夏。お盆に入り裏強化部のエグゼクティブ・ディレクターKが帰省したので、東口の新しいビルにて夕涼み。

言わずもがな、我が軍のシーズン中盤までの戦いぶりをよもやま話たっぷりに振り返る。酒も進み「取締役会に卍固め、経営陣に延髄切り」と、スポーツと平和を愛する我々らしい放言も飛び出した。

 

さて、先日の磐田戦。私Sは試合と同じ時間に外せない用があり、一切の情報を遮断して24時過ぎからDAZN観戦を開始。

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会場のエコパスタジアムには大雨の中で花火が打ちあがり、試合前は煙が立ち込める。さながら、デッレ・アルピのようだ。

 

試合は暑さを考慮してなのか様子見なのか、あまり前に出てこない磐田に対してここ数試合の中ではボールをしっかりと回そうとする我が軍。決定機もあった。

 

しかし、加藤選手が好機を決めきれず…受けた逆襲の流れで失点。そこからは省略。最終的に菅原選手のファインゴールが決まったことで、深夜までなかなかな試合を見せつけられた気持ちも少し報われる。

 

ユース出身の選手の活躍は、本当によろしいですなあ。

 

長澤選手も期待通りにやってくれそうな感じで、学選手もまあ気持ちを出して走っていたので、次につながればいいですな。

 

現実は直視するスタイル

さて、10試合だか何試合だか負けなしの磐田に対し、これで天皇杯含む11試合勝ちなしとなった我が軍。順位も15位、J3降格圏とは勝点差4と降格が視野に入っております。

 

某地元紙を中心にメディアは煽っておりやすが、裏強化部とくに私SやKの目線はJ2・J3のカテゴリーにはさして向かっていない。注視すべくは根深いものである。

 

無論、フットボールはエンターテイメント。この状況もしっかりと楽しんでいく。夏も真っ盛りだが、揺れる思いを体中感じることはないのである。

 

と、いうわけでJ2残留・J3降格のボーダーラインを考えてみることにした。

 

「試合をする前から負けることを考える馬鹿がどこにいるかよ」と猪木さんから張られそうな感じではあるが、それはそれで楽しんでいくことが裏強化部の真骨頂である。

 

早いもので試合は残り13試合。皮算用を立てるための基準として、過去の下位3チームの勝ち点を見てみることにした。

 

2014 東京V 42|讃岐 33  富山 23
2015 岐阜 43|大分 38  栃木 35
2016 岐阜 43|金沢 39  北九州 38
2017 山口 38|熊本 37  群馬 20
2018    岐阜 42|熊本 34  讃岐 31
2019    栃木 40|鹿児島 40  岐阜 30
2020 群馬 49|愛媛 34  山口 33
2021    愛媛 35|北九州 35 松本34
2022    群馬 42|琉球 37  盛岡34

 

<第29節時点>
15位の我が軍は8勝9分12敗の勝ち点33。リーグ戦ここ10試合勝ちなし(3分7敗)

 

ほかは

16位水戸 33(8勝9分12敗)※ここ4試合負けなし(1勝3分)
17位いわき 32(8勝8分13敗)※ここ9試合で4勝4分1敗。下位対決に強い
18位山口 32(7勝11分11敗)※ここ4試合勝ちなし(2分2敗)
19位栃木 31(7勝10分12敗)※5月の4試合勝ちなし以降は3勝6分3敗と五分。
20位金沢 31(9勝4分16敗)※4連敗のあと2勝1分1敗。
21位徳島 29(5勝14分10敗)※ここ9試合勝ちなし(6分3敗)
22位大宮 25(7勝4分18敗)※ここ6試合で3勝2分1敗。2連勝中

※仙台、いわき、山口、大宮は監督を解任。

 

こうしてみると、徳島が結構まずい状況ではある。第30節からの3試合は栃木・山口・金沢、第34節いわき、第36節大宮と裏天王山が続く。提携先から就任した監督を切るに切れない状況のような感じがするし、果たしてどうなるか。

 

第9節から第23節、2度の6連敗を含む15戦勝ちなしと苦戦が続いていた大宮は監督交代と補強が功を奏したのか上向き。下位チーム対決は仙台・徳島・山口との試合を残しており、この結果次第では残留が見えてくるかもしれない(...が、やはり15試合勝ちなしの影響は大きく、苦しいは苦しい)。

 

金沢は勝てる時期勝てない時期が交代して訪れており、今は良い時期なもののまた崩れる時期が来るかもしれない。波が少なくなれば残留が見えてきそうだが…。下位チーム対決は残り4試合(徳島・水戸・いわき・山口)。

 

栃木はある意味安定しているというか、負けが先行しても勝ちを収めて安定したペースで勝点を拾っている。ただし、ここで紹介した下位チームの直接対決があと2つ(徳島・水戸)しかないので、上位にどう立ち向かっていくか次第。イスマイラ、レアンドロペレイラがフィットするか否か。

 

山口はエスナイデル体制にスイッチ。しかし、ここ4試合勝てていない。栃木と反対に下位チーム対決(徳島、水戸、金沢、大宮、仙台)を5試合残しているので、該当カードの成績次第だろう。

 

いわきは監督交代体力トレーニングが効いてきたのか、調子がかなり上向いてきている。若い選手が多く、フィジカルが幅を利かせる夏に勝点を上積みしたい。下位チーム対決はあと3つ(徳島・金沢・仙台)。

 

水戸はなかなか勝てない時期が続くものの、大崩れはせずに勝点を拾ってきた。第32節からの栃木、山口、金沢、仙台の4連戦がカギを握る。

 

そして我が軍は、言わずもがなの状況。堀監督がこのメンバーで戦う最適解を早く見つけるかどうか次第だろう。下位チーム対決は4つ(大宮、水戸、いわき、山口)。

 

どうやらというかやはり、最下位までを含め混戦になりそうな残留争い。過去のデータを見て、下位3チームの勝点が僅差だった年は...

 

2015 岐阜 43|大分 38  栃木 35
2016 岐阜 43|金沢 39  北九州 38
2021    愛媛 35|北九州 35 松本34
2022    群馬 42|琉球 37  盛岡34

 

あたりだろうか。ただ、現状の各チームの勝点を考えると、2021年の勝点よりは上回るだろう。と、考えれば…2015年・2016年・2022年の勝点が参考になりそう。

 

つまり『勝点40以上』がJ2残留の目安になるのではないか。そして『勝点43以上』がより残留に近づくラインになるかと。

 

我が軍の残り試合は

8月13日(日)    19:00    J2    30    ザスパクサツ群馬    ユアスタ
8月19日(土)    19:00    J2    31    大宮アルディージャ    ユアスタ
8月26日(土)    19:00    J2    32    大分トリニータ    レゾド
9月3日(日)    19:00    J2    33    ヴァンフォーレ甲府    ユアスタ
9月9日(土)    19:00    J2    34    ファジアーノ岡山    Cスタ
9月16日(土)    18:00    J2    35    水戸ホーリーホック    ユアスタ
9月23日(土・祝)    18:00    J2    36    ジェフユナイテッド千葉    フクアリ
9月30日(土)    13:00    J2    37    ロアッソ熊本    ユアスタ
10月8日(日)    14:00    J2    38    いわきFC    いわきG
10月22日(日)    14:00    J2    39    ブラウブリッツ秋田    ソユスタ
10月28日(土)    14:00    J2    40    レノファ山口FC    ユアスタ
11月4日(土)    14:00    J2    41    V・ファーレン長崎    トラスタ
11月12日(日)    13:00    J2    42    FC町田ゼルビア    ユアスタ

最後が優勝候補・町田とはなかなか憎いスケジュール。現状、我が軍より下の順位と当たるカードは残り4試合となっている。

 

現在は勝点33。40まではあと7、43まではあと10ポイントとなっている。要はどの相手であれ残り13試合で3勝くらいできるかどうか。

 

さあ、本日は9試合負けなし(3勝6分)の群馬が相手。前節磐田に引き続き好調チームとの対戦は現在試合中。

 

私Sは仕事のかたわらDAZNで観戦しやす。またお会いしやしょう!

【ベガルタ2023】チーム改革への小さな一歩その2・長澤和輝選手加入(8/6追記)

夜更かしの後は

朝方4時くらいまで筆をとり、ひと眠りして起きたらこんなリリースが。

 

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書き連ねた翌日…というか数時間後に早速。これでは小生の仕事が進まないではないか!

 

攻撃寄りの選手、でもいろいろポジションできて、走り回れる...そんなイメージですな。2022年は大ケガをして、本格的な復帰は今年に入ってから。

 

今年は10試合出場(出場時間185分)と、なかなか試合出場に至っていなかったので決断に至ったのでしょうな。

 

そういえば、先日我が軍が敗れた天皇杯でも途中出場していたはず。2020年にはやられました。

www.youtube.com

 

ちなみに2021年、名古屋に加入した際は昨日加入が発表された齋藤学選手も同時加入していました。

 

この移籍は、浦和出身の北野強化統括本部長絡みでしょうな。浦和時代は堀監督も同選手を使っていたし。

 

手元で計算したら、おそらくA契約枠がいっぱいになるはず(ただし当方の推測です)。と、なると誰か移籍しそうですな。

 

まあ、学選手もそうだけれど、レンタルではなく完全移籍で獲得したことがポイントですな。もしかしたら、レンタル選手を少なくしていく方向性に変わったのかもしれない。

 

<現在レンタルしている選手>

GK松澤(徳島)
CBキムテヒョン(蔚山現代/韓国)
DMFエヴェルトン(ポルティモネンセポルトガル
OMF松崎(浦和)
OMF中島(C大阪
OMF相良(鳥栖
CFホヨンジュン浦項/韓国)
CF山田(C大阪

 

私Sとしては、そうしたチームづくりの変化に注目しております。

 

現在31歳の長澤選手(今年12月で32歳)。33歳の学選手もそうですが、キャリアも後半戦といった選手の加入には賛否両論あるだろう。

 

とりあえず獲れる選手を獲った応急処置感も正直ある(まあ、内外賑やかし中のJ2チームに来てくれること自体感謝ですが)。

 

中盤ばかり補強している点も正直?ではある。まあ、前線はホ選手が活躍できる戦い方に変わり、このやり方なら中山選手も復調する可能性はあるかもしれない。中島選手や山田選手がうまく前線で使えるようになれば幅が広がる。

 

まあ、未来を論ずるには、まずはこのチームの状況を変えなければならないということでしょうな。

 

(本音を言えばDF陣を1人くらいはテコ入れしてほしい。そこまで補強するなら本気度を感じてくる)

 

大卒後に海外クラブに加入するなど、何というか…活動的な長澤選手。ハリルホジッチ体制の日本代表にも選ばれるなど、我が軍に足りないデュエルの要素を持っていると思うので、ぜひ闘魂注入してほしい。

 

 

本当はもっと書きたいことがあるものの、さすがに時間切れ。という訳で長澤選手関連の記事をだーっと貼り付けておきます。

 

<大学時代>

www.ninomiyasports.com

www.ninomiyasports.com

web.gekisaka.jp

 

<浦和・日本代表時代>

www.footballchannel.jp

news.yahoo.co.jp

www.football-zone.net

www.soccerdigestweb.com

 

<名古屋時代>

qoly.jp

ケガの様子や当時の愛車も紹介。

the-build.online

kinto-jp.com

www.jslink.jp

www3.targma.jp

bene-vita.jp

 

さらには、キャリア論も。個人でnoteもやっておりますな。活動的な人なんやね。

globe.asahi.com

note.com

 

 

【8/4追記】

会見や練習の様子が報じられていたのでご紹介。

 

www.vegalta.co.jp

newsdig.tbs.co.jp

www.fnn.jp

news.ntv.co.jp

 

だから、大型補強なんて期待値を無暗に上げるなよ。お二方とも元日本代表、海外経験あり。実績は確かだ。

 

ただ、ここまでに大きめのケガをしてきているし、ともに最近はトップチームの試合にあまり絡めていなかったわけで。大活躍してくれれば嬉しいけれど...未知数ではある。

 

個人的には短期的な効果というよりかは、来年を見据えて練習時に良い効果をもたらしてほしいと考えている。

 

会見での「僕も今年で32歳になるので、チームを引っ張っていくというか、若い選手もいっぱいいるので、試合に出るか出ないかに関係なくチームの柱になって盛り上げていけたらと思います。」と言ったあたりは正にそうだ。

 

「攻守においてハードワークすること、攻撃の部分でボールを持ち運んだりチャンスのボールを出したりシュートをしたり、攻撃的なプレーをしたいと思います。フレッシュにどんどんチャレンジしていきたいと思います。」とも語る長澤選手。その意気やよし。

 

ぜひぜひ、当クラブが変わる一歩を支えてくださいな。

 

では、延長戦はひとまずここで。また近々お会いしましょうー!

 

【8/6追記】

本日は何かと因縁深い磐田戦ですな。その昔、入れ替え戦ヤマハスタジアムに出かけたことを思い出しやすぜ。あのホーム&アウェイは観戦歴30年で本当1,2を争うくらい熱い試合だった。

 

ふと一息ついて考えてみたのですが…上で「A契約の枠いっぱい」と書いたのだけれども、ちゃんと計算したら25人ピッタリでしたな。ちなみにB契約は2人いると想定。

 

郷家選手がA契約外(彼はジュニアユース出身。中学3年に青森山田へ旅立ったものの、まるまる1年いなくてもみなしで1年在籍したとカウントされるため、3年間在籍したことになる=A契約の特例適用(ユースもしくはジュニアユースに3年在籍した選手はA契約にカウントされない)だったことを見落としていました。

 

なので(裏強化部のシミュレーションでは)今のところ誰も移籍しなくてもOKではないかと。まあ、B契約が1人でしたという話ならば誰か移籍しないといけないのですが。

 

まあ…いま枠がピッタリだとしても、DF陣は一人くらい入れ替えてほしいね。具体的にはCB一人を(アンカーもできれば尚良し)。

 

学選手も長澤選手も登録が済んだとのことで、果たして本日の磐田戦にどんな形で絡むのでしょうか。楽しみですな。

【ベガルタ2023】チーム改革への小さな一歩・齋藤学選手加入

10試合ともなると

どうもどうも。今宵も夜な夜な書き綴りに参りました(現在2時)

 

さてさて、天皇杯を含めるとなんと10戦勝ちなしの我が軍。

 

6月11日(日)J2    20    ジュビロ磐田    ユアスタ 2●3
6月18日(日)J2    21    レノファ山口FC    みらスタ    0●2
6月25日(日)J2    22    徳島ヴォルティス    ユアスタ    1△1
7月1日(土)J2    23    モンテディオ山形    NDスタ    1●4
7月5日(水)J2    24    清水エスパルス    ユアスタ    0●3
7月9日(日)J2    25    栃木SC    カンセキ    2△2
7月12日(水)天皇杯3回戦    名古屋グランパス    CSア港    1●1
7月16日(日)J2    26    ツエーゲン金沢    石川西部    1●2
7月23日(日)J2    27    東京ヴェルディ    ユアスタ    3●4
7月29日(土)J2    28    藤枝MYFC    ユアスタ    1△1

 

最後に勝利したのは、6月7日(水)の天皇杯2回戦・藤枝MYFC戦(ユアスタ、1○0)まで遡ります。

 

7月29日のJ2リーグは藤枝戦。最後に勝った藤枝相手、主力2人がJ1に移籍、試合も始まって1分も経たずに相手DFが退場。

 

と、おあつらえ向きの展開のなか、我が軍は監督交代後に何だか調子が良くなったホ選手が2戦で3点目となる先制点。

 

その後も度々ゴールに迫りながら点が取れずにいると、案の定。ワンチャンスをモノにされ、追いつけずにドロー。まあ、びっくりくりくり…のくりっくりな結果に終わりました。言うほどびっくりしていないけれど。

 

試合後の会見、堀監督も「10人になったことがもしかしたら少し難しくなった部分があったかもしれない」と、嘆き節。それじゃあ、相手を12人にしてみたら勝てるかもしれんな。

 

冗談はさておき。J2で10戦勝ち無しと聞けば、時は1999年・悪夢のリーグ戦12連敗が頭をよぎる。あの時は、5月頭から8月頭くらいまで勝てなかった。

 

連敗中、10戦目(アウェイ山形戦)後に総監督・監督(壱岐氏・鈴木氏)が退陣。オールドファンにはおなじみの清水秀彦監督が就任し、指揮3試合目(実質は2試合目)となるアウェイ甲府戦で勝利した(はず)。

 

当時清水さんが来るまでは本当に弱くて、もうどうしようもない感しかなかった。補強で加入したパウロエンリケ、そして財前が本当に輝いてみえたなあ。

 

特に財前は凄くてねえ。「こんなに上手い選手いるのか」と、仙スタでびっくりした記憶が今も鮮明に蘇ります(こちらは本当にびっくりした)

 

いま思えば。
監督でこうも変わるのか、と経験してしまったことが今に至るまで続く負けが込んだら監督のせいというイメージを定着させたのかとも考える。

 

もちろん修正できない以上は監督の責任はある。しかしながら(何度も言っているかもしれんが)、通常は監督が好き勝手にチームを作るわけではない。

 

本筋は任命者である強化部、社長。つまりフロントが「どういうチームを作るか」を考え、現場の体制を作っていくものだ。

 

我が軍で好成績を残した清水監督や手倉森氏のやり方は、少しイレギュラーな形だと思う。

 

しかしまあ、我が軍は本当にビジョンがない。

 

そりゃあそうだ。市民クラブという名の第3セクター社長は持ち回り、年寄りが適当に対応。気概のある人はごくわずか(ちゃんとした人はいた)。

 

取締役会はああだこうだ、その取り巻きも…と、まさに烏合の衆。しまいには外部に怪情報が漏れる始末。

 

(自分の)思い通りにいかないとなれば、いろんな外野もすぐに怒ってヘソを曲げる。そして、毎年のように監督が変わると。

 

いつまでも現場のせい、そして他人のせい。

 


責任転嫁、ないしは私物化している連中がい続けるからこうなる。

 

 

営業課長の件は氷山の一角。あとは、それぞれ考えてみてくれ。そんなに難しいことではない。

 

来年はクラブ創立から30年?らしい。J1昇格どうこうの前に、各方面に言いたい。

 

勝ちたいなら、自分の思い通りにしたいなら。

 

まずは、大人になれ。

責任から逃げるな。

 

 

来たれ、革命戦士

つい30年物の叱責かましてしまいました。申し訳ない。夜に書いた文章を朝に後悔するヤツですな。ああ。

 

さて、問題児のこのクラブにも先日庄子春男GMが就任。庄子さんは御年66歳、なんとか行けるところまで道筋を作ってほしい。

 

フロンターレにしてくれとまでは言わないから、我が軍を世に出しても恥ずかしくないレベルにまで育ててほしい。

 

さて、堀監督就任・松崎選手加入と、強化統括本部長の古巣・浦和色の強い話が続きましたが、おそらく庄子GMの人脈による選手が新加入。

 

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マリノス(途中愛媛FC)、フロンターレグランパスを経て、ここ最近はKリーグやAリーグのチームに在籍。

 

www.sponichi.co.jp

sportiva.shueisha.co.jp

 

マリノスや愛媛時代はドリブルのイメージが強かったものの、年を重ねて使われることも覚えてきた様子。

 

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www.youtube.com

youtu.be

↑(サムネイル)いいなあ…笑

www.youtube.com

 

個人的にはどことなくナイーブなイメージがある選手なのですが、周りに影響を受けつつ、少しずつ成熟してきている(のかもしれない)。

 

sportiva.shueisha.co.jp

 

会見や練習の様子はこちら。

 

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会見で気になったポイントはこの2点。

 

Q.仙台の練習に参加して、雰囲気をどう感じましたか。

土曜日にはスタジアムでお客さんと一緒に試合も見させてもらいました。やろうとしていることや、試合中の雰囲気は感じています。すごくいい選手が多く、優しいし、僕にもすごくよく接してくれました。

その反面、厳しさやもっと強く言うことで僕は変化を加えられたらと思っていますが、すごくいい選手が多く、いいチームだなと思っています。

 

Q.あらためて、ここを見てほしいというプレーを教えてください。

僕はすごくドリブラーのイメージを持たれているのですけれども、ドリブルもサッカーの判断のひとつで、横浜FM川崎Fに行ったり、韓国やオーストラリアに行ったりしていろいろプレーの幅が広がっていると思うので、自分のプレーがどうこうというよりチームを勝たせられるような選手になろうと思っています。

声を出して、勝ったときに「齋藤が貢献していたな」と思われるようにどんなプレーでも見てもらえれば、気持ちを伝えられれば、と思います。

 

東京V戦は裏強化部Fと共に観戦していたのですが、後半早々...ハーフタイムに酒を買いに行ってくれたFが席に戻るまえに失点。

 

おちおち酒も飲めんスリリングな展開もむなしく敗戦後、いつもの居酒屋で話す。

 

「監督も選手も変わっているのに、なぜこう気弱な戦いになってしまうのか」

 

正直、我々ともに我が軍の試合を長く見ているが…本当に謎である。もちろん、2012年など良い時期はあったが…そうでない年が多すぎて。

 

もはやDr.コパでも呼んできて風水を見てもらいたいぐらいだ。

 

いやあ、そろそろ何とか変わらないものかと、考えてみるとスクラップ&スクラップなチームづくりをしているから、積み上げがないんだよねと気づかされる。

 

そういう意味で、学選手の「厳しさやもっと強く言うことで僕は変化を加えられたらと思っています」という言葉は、おそらくフロンターレ時代の関係性から学選手を連れてきたであろう庄子GMも同様に思っているのでないか。

 

「自分のプレーがどうこうというよりチームを勝たせられるような選手になろうと思っています」という言葉も、今のチームに最も欠けている姿勢を表しているとも言える。

 

人に優しいのは、普段の生活ならとても良いことだ。だが、ピッチでは邪魔をするかもしれない。

 

前監督の時によく見られたこと。戦術を尊重しすぎると分業化が行き過ぎて、自分の役割にとらわれるようになってしまう。

 

「優しい選手」が多い我が軍は、気弱で萎縮してしまうかもしれない。

 

結果的には、それが甘えとなる。戦術がハマらなかったから負けた、というように。

 

ピッチに立つのは選手しかいない。上手くいかなければ、選手一人ひとりが球際で負けずに、声を掛け合いながら調整・修正していく。時には戦略的な撤退も必要だろう。

 

目的はただ一つ、勝つこと。

 

それに、プロで活躍しより高い年俸を手に入れたいなら、選手は活躍するしかないのである。主体性がなければ、プロでなんてやっていけない。

 

ぜひ学選手には、刺激し競争し合う闘うイズムを注入してほしい。しかし新たな選手一人に背負わせるのはかなり酷なので、庄子GMもサポートしていただければ。梁、遠藤のベテラン勢もそうだ。

 

reibola.com

 

昇格降格の前に、闘えるチームへの一歩を踏み出してくれればと思う。

 

以前も書いたが、ツール・ド・フランスでの『敢闘賞の条件』をぜひ体現してほしい。

 

1.闘志
2.毅然さ
3.努力を惜しまない姿勢
4.勇気
5.オーラ
6.チームへの奉仕精神

 

実は

個人的に嬉しいニュースはこちらであった。

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ひっそりと姿を消した伊藤前監督の盟友(渋谷コーチ。お疲れ様でした)の後任は、ジュニアユースの西監督。

 

選手時代はベガルタユースから昇格し、トップチームでも出場。残念ながら活躍こそできなかったが、指導者経験を積んで再びトップのベンチに姿を見せてくれたことは個人的にとても嬉しい。

 

村上、西…いいですなあ。

 

ただ、監督が抜けたジュニアユースが混乱しないように、しっかりとフロントはケアしてほしいね。

 

さて、もう4時過ぎたのでいったんこれまで!

 

次節は勝ち無し、そしてチームがいろいろと迷走するきっかけとなったジュビロ磐田因縁たっぷりの相手、勝てればチーム各方面で浮上のきっかけになりそうです。

 

果たしてどうなるか。それでは、また近々会いましょう…!

【ベガルタ2023】14人目の男・堀孝史監督就任。

何度目の交代か

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チームが苦手とする真夏を前に、早くも天皇杯を含め7戦勝ちなしの我が軍。お隣さんにも見事にやられてしまい、いよいよ立ち行かなくなりました。

 

栃木戦では、可変システムを捨てオーソドックスな戦術を選択。2度先行されて追い付くも、引き分けでタイムアップ。

 

久々にボランチを務めた中島は「難しくないが、精度では敵に分がある」と、突然の方針変更に疑問符

 

戦術家が突然戦術を捨てる…絵に描いたような退任前のムーブメントと思った矢先、事実上の解任発表となりました。

 

そして、既定路線であろう堀孝史監督就任のお知らせと。1999年のベガルタ仙台発足以降、実に14人目の監督就任リリースでした。

 

1998年~1999年7月:鈴木武一 ※総監督:壱岐洋治

1999年7月~2003年9月:清水秀彦

2003年9月~2004年:ズデンコ・ベルデニック

2005年:都並敏史

2006年:ジョエル・サンタナ

2007年:望月達也(コーチから昇格)

2008年~2013年:手倉森誠(コーチから昇格)

2014年1月~2014年4月:グラハム・アーノルド

2014年4月~2019年:渡邉晋(コーチから昇格)

2020年:木山隆之

2021年1月~2021年11月:手倉森誠

2021年11月~2022年9月:原崎政人(コーチから昇格)

2022年9月~2023年7月:伊藤彰

2023年7月~:堀孝史(コーチから昇格)

 

2020年の木山さんから数えて実に5人目の監督就任3季連続でのシーズン途中解任と。

 

どうですか、みなさん。

 

▼ちょうど良い記事があったのでご紹介

kahoku.news

 

雑感:伊藤前監督関連

3年は見ないと難しいだろうが、我が軍の社風では1年そこらが限度。なんとか説得力のある戦いぶりを見せてくれ…と、思っていたのだが。

 

ここ最近は特にやられっぷりが悪く、どう建て直すのかを注目していたところ。正直に言うと、もう少し柔軟に戦いぶり(チームマネジメントも含めて)を変えてくれる人かとは思っていた。

 

しかし、悲しいかな。戦術家の性には抗えなかったということか。

 

河北の記者は「キャンプで守備練習ばかり」と批判していたご様子だけれど(この記者の方、割と扇情的に書くのね)、別に守備から入るのは悪くないことだと思う。

 

一方で「練習のルールが細かく、選手はよく隅の方で混乱していた」という話は、言い得ていると思う。

 

なぜか。簡単だよね、よく混乱している様子ならば練習になっていないのだから。そりゃ戦術うんぬんの前に、勝てる訳がない。

 

可変システムをやるなら、選手の理解力が求められる。

 

では我が軍はどうなのだろうか。シーズンイン時には確か13名が新加入。17名が昨年からのメンバーだった。

 

これは私Sの見解だが、(なかなか記事には書けていなかったが)大前提として今年は(も)昇格はできないだろうとシーズン前に予想していた(と言っても、今さらなのですが…)。

 

理由としては

 

▼昨年のシーズンオフは早く監督も留任して、練習する時間があった。とは言え、伊藤監督就任以降の戦いを見て、原崎時代からガラッと変わった戦術に選手は適応できていたとは言えず、まだまだ時間がかかると感じていた。

 

▼つまり2年とか、3年とか…時間をかけて選手を入れ替える必要があると思っていた。2022シーズンオフに揃えた陣容はまずまず…とはいえ、巷ではよく言われていた「J2屈指の戦力」とは全然思ってはいなかった。

 

予算の都合やカテゴリの差もあるので、あまり言うのもなんだが…

 

2022年にスタメンでフルシーズン試合に絡んでいた日本人選手はあまり補強できなかった(不動のレギュラーは菅田くらい。小出・山田・郷家はそこそこ絡んでいたけど基本サブ)。


・ホヨンジュンは、トップリーグでポジションチェンジして結果を出してからまだ1年。しかも初の海外挑戦で未知数。

 

・林は経験豊富、しかし大ケガ明けでやはり未知数。

 

・エヴェルトンに関しては浦和時代のプレーを見ていて、あまり戦術にハマるタイプではないと思っていた(私見だけど。もっとコスパの良い選手いるのでは…?)。

 

・中山は伊藤監督就任以降、点が取れていない。基本的にエリア内の仕事人なので、マッチしないのだろう。

 

・テクニック抜群の遠藤や松下はフルシーズン持つか微妙。技があるから見られるけれど、戦術とは微妙にマッチしていない(=良さを活かしきれていない)ような気が。

 

・DF陣の高齢化(特にCB)が気になる。菅田は補強したものの、キムテヒョンは年代別代表にも呼ばれるだろうし、この二人を欠くような事態になると厳しい(そもそも夏を乗り切れるのか)。

 

・そもそもチームの“血”を入れ替えている過程なので、コンビネーションの理解(=呼吸が合う)までには時間がかかるだろう。戦術の前に。

 

複数年契約を結んでいる選手もいるだろう、どうしても選手編成は原崎体制の延長線上である印象が強かった。

 

J1のベンチを獲得するよりも、J2の主力をどう引っ張ってくるか。そこにエッセンスとして助っ人を獲得する。

 

「それができれば苦労しないよ…」と万が一、表強化部の方がこの拙文を見てため息をついておられましたら、酒でも酌み交わしましょうぞ。。

 

直近でフルシーズンを戦った経験のある選手を多く確保しないといけないのだが、そこは我が軍の予算・人脈・ブランドが許さないのだろうか。はたまた、表強化部が方向性を見誤っているのか。

 

スポンサーへの体面もあるのだろうけれど、チームとして期待値調整をしっかりコントロールできないのが、我が軍の良くないところだと思う。

 

だらだらと書いてきた上記に加え、練習についていけない選手が多数では、戦術があまりにハイスペックだったということ。

 

伊藤フットボール向きの選手は確保できていなかったと思う。しかし、監督は戦力をしっかりと見極め、現実に即したやり方をもっと早く(今年は)すべきだった。

 

そんなところでしょう。伊藤さんはユース向きの監督なのかもしれませんな。

 

ひとまず、お疲れさまでした。

 

雑感:堀監督関連

浦和や東京Vで途中就任はお手の物堀孝史新監督。今シーズンから加入した彼は、おそらく表強化部・北野統括部長と現場のパイプ役としてやってきたのでしょう。

 

※北野統括部長は浦和出身。こちらも元浦和の工藤GKコーチの招聘やエヴェルトンの補強も彼絡みでしょうな。

 

と、なると伊藤・渋谷という旧知のペアにある種の均衡を持たせる存在でもあったと。有事の際には、途中就任するというBプラン的な保険としても考えられる。

 

んで、今回の監督就任と。同じS級持ちの渋谷コーチが監督にならなかったことを踏まえると、ここまでの話もあながち間違ってはいないとは思う。

(もっとも、伊藤・渋谷・堀の指導体制はうまくすみ分けができていたらしいが)

 

「選手もそうですし、見ている人にも躍動しているなと思ってもらえるような試合ができるようにしたいと思っています」と、堀監督。

newsdig.tbs.co.jp

 

ひとまず、日曜日の金沢戦まで時間がない。

 

やれることは、

・シンプルな約束事の徹底(混乱させない)

・今いる選手たちに適した(強みを出せる)オーソドックスなプランの提示

・状態の良い選手の起用

といったところですかな。

 

建て直しには定評がある堀監督(建て直した後の翌シーズンは良くないようですが)。

 

まずは、どんな戦い方でも勝ち点3ですな。

 

総括

我が軍の周辺は「全部監督が悪い!」みたいな短絡的な話になりがちですが、責任は通常なら任命者にあります。もちろん現場は全部悪くない、ということではなく。

 

そもそもですが

▼「どんなチームにするか」をデザインし(興行としての側面も含めて←ここは会社各部署および経営陣と協議が必要)

▼「戦い方(方向性)」を選び

▼「監督」「スタッフ」を選び

▼「選手」を集める

と、いう流れでチームはできていくわけで。

 

一応、我が軍にもフットボールフィソロフィーなるものがありますが

www.vegalta.co.jp

正直、絵に描いた餅感たっぷりという内容です。

 

ただいま外野もなんだかんだと荒れている様子ですが、昇格を論じる前にどういうチームにしていくかを改めて、それぞれが本気で考える必要があるでしょうな。

 

ひとまず、先日チームづくりのプロフェッショナル・庄子春男GMがやってきたので、少しずつ整えてもらいましょう。

 

今思えば、強化部に統括部長と部長がいて、それでGMもいて…となると、どんなパワーバランスでチーム強化が進むのだろうね。

 

庄子GMフロンターレの時よりも、さらにクラブ全体を広く見るポジションになるのだろうか。それともやはり、強化に軸足を置くことになるのだろうか。

 

私Sとしては、今はその点が一番気になっておりますな。

 

というわけで、仕事をかなぐり捨てて3時まで筆をとりました。

 

ではまた。