ベガルタ仙台裏強化部コラム

兼 ベガルタ仙台裏経営検討委員会議事録

【ベガルタ2024】補強第5報・川崎MF名願斗哉選手レンタルで新加入|現代型ドリブラー、お借りします

ドリブラーが去り

師も走る年の瀬でほぼ徹夜仕事に挑んでいた私S。昼下がりに2時間ほど仮眠をとり、起きるとさまざまな動きが。

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おやおや。この時期はおちおち寝ていられないですな。いやあ、移籍先はお隣さんでしたか。しかも2人とも。

 

さすが楽天上がりの社長、そして我が軍の内部事情には誰よりも詳しいだろう強化部長と監督が在籍するだけあります。

 

いいじゃないか。どんどん盛り上げていこうじゃないか。ビジネスだろうが私怨だろうが構わん。どんどんプロレスを仕掛けておくれ(若い世代の主力選手がバイプレーヤーを伴って移籍する様は、なんだか本当のプロレス感がありますな)。

 

さて、振り返れば…氣田選手・加藤選手はともに2021年シーズンに加入(加藤は2020年に特別指定)で。思えば、コロナ禍による経営危機に直面していた大変な時期に来たものですな。

 

ドタバタ社長人事・DV告発・フロントとサポーターの不祥事・3度の監督交代…と、さながらここ数年三面記事百貨店の様相を呈していた我が軍で頑張っていただきました。

 

氣田選手のコメントを見ると「苦しい時間が多かった」「甘えや慣れ」「今の成長スピードでは決して満足できない」「変革が必要」「本気で勝ちたい」と、現状への危機感が痛いほどに伝わってくる。

 

「お隣に行くなんて!」と思う御仁もいらっしゃるかもしれんが、これが我が軍の現状ということ。氣田選手にどんなオファーがあったかは知る由もないが、結論移籍先がJ2だったということは、彼のコメント通り「思うように成長できていない自分の現実」ともいえる。

 

サッカー選手は個人事業主レベルアップすれば報酬が得られるし、その逆になってしまえば仕事が無くなる。成長や出場機会を欲して新たな環境で挑戦したいと思うのも、無理はないだろう。

 

そんな状況のもとで我が軍を良く知る連中がおそらく上手いこと声をかけたということですな。

 

まあ、そもそもチーム成績はお隣さんの方が上なので。こちらは今季16位。かたや大逆転でプレーオフにたどり着いたチーム(5位、ちなみに勝点19差)。俊英の経営者や監督のもとで、チームには勢いがある。

 

かたや不祥事だらけで、次々に責任者が交代するチーム。さて、どちらが魅力的だろうか。

 

これも一種のステップアップですな。なので、個人的には頑張ってきてほしいとかしか思っていない。恨みつらみは一切ない。もし移籍金が発生しているなら、なおのこと。

 

残念な思いとすれば、我が軍は素質ある選手の可能性を少なからず奪っていたという現実を痛感したことだ。

 

実際、今オフは現状誰も「個人昇格」を果たしていない。加藤選手についても、使いようがもっとあったのでは?と思う。選手本人の実力は前提として考えるべきだが、短期間で監督が変わってしまったことも原因(の一つ)だろう。要は、生え抜きを育てられなかったということだ。

 

改めて、我が軍の現状は「選手にとって魅力が少ないチーム」なのだ。厳しく、熱く、強い。そんな魅力が我が軍にあれば、氣田選手も移籍することはなかったのではないか。

 

だからこそ、来季から取り組む“育成型クラブ”へのチャレンジは、選手から選ばれる魅力的なチームへの第一歩。

 

ここまで30年。ようやくこの時が来たんだ。

 

ドリブラー来たる

さて、長く重々しい前置きにどれくらいの方が離脱したかわかりませんが、ここからが本題です。

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昨日の中島選手レンタル延長に続き、おなじみ川崎さんから育成型レンタルでOMF・名願斗哉(みょうがんとうや)選手が加入します。

 

2023年、履正社高校から高卒ルーキーとして川崎さんに入団した名願選手。巷では三苫2世と呼ぶ方もいるほど、キレキレのドリブルが武器です。

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名願選手は、小学校の頃から川崎さん入りを夢見ていたようで。しかし、地理的な問題もありガンバ大阪ジュニアユースへ。

 

しかし、G大阪ユースには昇格できず。再度川崎さんへの思いを馳せるも、当時の川崎ユースには選手寮がなく断念。この頃には、なんとベガルタ仙台ユースのセレクションも受けていたそうです(結果は合否保留)。

 

Jリーグチームのユース入りを志すも、叶わぬ現実を目のあたりにしていた名願選手に声をかけたのは、これまたなんとベガルタ仙台コーチ(ユース監督も歴任)の履正社高・平野直樹監督。

 

高校でのプレーを決意した名願選手。中学3年時、最後は高円宮杯で優勝を経験することに。

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履正社高入学後は、平野監督の期待通りに頭角を現していきます。

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そんな名願選手。やはりドリブルがクローズアップされるものの、パスや視野の広さにも強みがあると話します。広い世代から親しまれそうなビジュアルながら、強いハートと負けん気を持っていそうですな。

 

そう。これからの我が軍には熱く、強い気持ちが求められる。挫折を乗り越えてきた選手にはハングリーなハートが備わっているということ。

 

2023年の川崎入団後は、ルヴァンカップ天皇杯に1試合出場。リーグ戦の出場は叶いませんでした。さすが川崎さん。成長を促すいくつもの高い壁がありますな。

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プロ初年度は体づくり、ピッチ外では川崎さんらしい地域活動などにも携わった1年を経て、次は実戦経験を積むために我が軍でのチャレンジとなります。まあ、板倉選手のようにしっかりと経験を積ませてあげられたらいいですな。

 

ちなみに名願選手、キャラクターもなかなかいい感じ。

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来季の若返る我が軍には、ピッチで自らを存分に活かせる機会がたくさんあると思うぞい...!ベテランもどんどんいじってくれい。

 

まあ、名願選手と同じポジションで来季は我が軍に完全移籍の相良選手は相当な刺激になるでしょうぞ。年も近いし、バチバチやってほしいです。

 

そう考えると。中島選手のポジションもそうですが…いずれチームから去る(前提の)存在ながらも、レンタル選手の力を借りながら戦い、その間に若い世代を獲得し(レンタル選手の)後釜を育てていくというやり方が、今の我が軍にとっては得策かもですのう。血の入れ替えが済むまで、少なくとも3年前後はかかるだろうし(しかも、そこからが本当のスタート)。

 

ちなみに名願選手を含め、2023年に川崎さんへと高卒入団した3名は来季全員みちのく武者修行に。ほかの2名はJ3福島にレンタルということで、比較的近場で親交も温められそうですな。

 

福島さんもテクニカルダイレクターに関塚氏(元川崎監督)、来季の新監督に寺田氏(元川崎コーチ)と、我が軍同様に川崎さんの息吹が。

 

川崎さん絡み、J2・J3とカテゴリ違い、かつ互いの距離もある程度近いことから、来季は練習試合が多く組まれそうです。

 

ほかにも、J2リーグでの育成型クラブづくりを先進的にトライしているいわきさんや水戸さんとも関係を強化して実戦機会を作ってほしいですな。

 

お隣さん?森山監督と片渕ヘッドコーチはナベ氏とS級受講同期だし、試合は組まれるでしょうな。うふふ。

 

まんず切磋琢磨しましょうぜ。

 

まあ、改めて。川崎さんのような模範となるチームづくりを実践してきたチームのノウハウが各方面に広がっていくのは素晴らしいことですな。しっかりと恩恵にあずかりましょう。

 

ではでは、また次の記事にて!

【ベガルタ2024】補強第2報・浦和DF知念哲矢選手にオファー ※2023/12/26追記

本題に入る前に

さて、気になる補強関連情報の前に大切なことを。我が軍の未来を築くベガルタ仙台ユースが、広島の地で明日12/8 11時から高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2023 プレーオフを戦います。

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明日は1回戦。相手は清水エスパルスユースでございます。7月の日本クラブユース選手権では、決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に敗れた相手。プリンスリーグ東海の得点王・田中選手やU17日本代表矢田選手を擁する清水ユースに臆することなく、ぜひ雪辱を果たしてほしい。

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ちなみに1回戦を突破すると、12/10 11:00から地元・瀬戸内高校vs鹿島アントラーズユースの勝者との2回戦(ブロック決勝。この試合に勝つとプレミアリーグEASTに昇格)となります。鹿島ユースは先日のU17W杯メンバー・FW徳田選手などを擁する攻撃力の高いチーム。

 

強豪揃い、だからこそ勝利の重みもある。クラブとしては実に6回目の挑戦。ぜひ念願のプレミアリーグ昇格を果たしてほしい。若手育成を掲げるクラブにとって命運を左右するトーナメント、でもそんなプレッシャーは負うことなく目の前の試合を楽しんでくれい!

 

沖縄育ちのJリーガー、来たる(?)

若手育成を加速させていく方針の我が軍。若き俊英たちの活躍を伝えたいと、お時間をいただきました。ぜひ下部組織にも興味を持っていただけますと嬉しいですぜ。

 

さて、本題です。

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琉球さんでの2年間を経て、浦和さんで2年目を戦っている左利きのCB知念選手にオファーとのこと。昨日は同じく左利きのCB・福森選手の退団リリース。そして先日報道があったCBマテウス選手も同じく左利きのCB。おやなんだろう、このタイミングは。

 

琉球での2年目の活躍が認められ、浦和が獲得した知念選手。高校時代は小嶺監督のもとで学び、近畿大学へ。

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J2琉球へ入団後、1年目は11試合出場1ゴール(先発9試合・総出場時間805分)。

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そして2年目。開幕の磐田戦にて、レギュラー陣の負傷を受けて先発出場。1-0でシャットアウトして勝利を飾った試合の立役者となり、レギュラー定着。ケガで離脱するまで27試合連続試合出場を果たした。

 

浦和では、1年目にリーグ戦9試合出場1ゴール(先発4試合・総出場時間384分)を記録。

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しかし、2年目となる今年はリーグ戦出場なしと苦戦のままシーズンを終えた。そして、来季のACL出場を絶たれた浦和さんでは出場機会を得ることが難しそうなところ…今回のオファーも納得と言えましょうな。

 

そんな知念選手の特徴を各方面から探ってみました。身長/体重は178cm/70kg。CBとしては身長が高くなく体も細身ではあるものの、そこは身体能力でカバー。ジャンプ力があり空中戦にも強みを発揮するなど、対人プレーに自信を持つ。

 

また、ビルドアップにも長けており、的確かつ正確にパスを送れるとのこと。左利きですから貴重な存在ですな。

 

プレーは熱く、空中戦に勝った時には思わず咆哮することもあるそうな。来季は厳しさ、熱さを求められるチームになるであろう我が軍にとっては、とても合致しているプレイヤーと言えるのではないでしょうか。

 

ちなみに、普段は周囲を微笑ませるようなキャラクターだとか。

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↑ちなみに松崎選手がおります。笑

 

知念選手には大人しかったチームに、森山監督とともに熱さや明るさを持ち込んでほしいと個人的には思いますな。現段階では「オファー」との話ですが、ぜひまとまってほしいもので。

 

心配な点としては、ハードなプレーを信条とする故に?ややケガが多い印象が(個人的に)あること、あとは試合勘ですかな。この2年間あまり試合に絡めなかった悔しさを、ぜひ我が軍で晴らしてほしいものです。

 

ちなみに移籍話がまとまれば、我が軍3人目の沖縄県出身Jリーガーとなるはず(1人目はGK石川研・2人目はFW赤嶺真吾…あとはいないはず?たぶん)。

 

【※2023/12/26追記】

報知さんに続く2報目から、

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当日中に正式リリース。

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なんでも、2023年夏にもオファーを出していたとか。熱意は人を動かす。

 

J1初挑戦の2年間は、悔しい日々だったと語る知念選手。でも、挫折は人を強くするエネルギー。ここから一緒に頑張ろうさ。

 

明るいキャラでオラチームに元気を分けてくれ!よろしく頼んます。

 

そういえば

浦和さん関連の移籍と言えば、2023シーズンのエヴェルトン・松崎・長澤に続く話。と、いうことは意外にも北野強化部統括部長(浦和出身)は続投なのか…?

 

先日のリリースどおり、東海林強化部長はマイナビさんのGMへ。となると、庄子GM・北野氏・平瀬スカウトの体制で強化にあたるのかねえ。

 

まあ、庄子さんも「GM」だから強化以外にもチームを見る可能性は大いにあるし、強化部専任のリーダーは変わらずに置きつつ、(庄子さんが加入した分の)人員を調整した結果ということだろうか…?

 

まんず、北野さんがもしこのまま続けるようでしたら、ぜひJ屈指の強化担当者・庄子GMからチームづくりのイロハを改めて学んでほしいとは思いますな。

 

ではでは、また!

【ベガルタ2024】コーチングスタッフ決定-ヘッドコーチは「S級同期」の鳥栖・片渕氏|開幕戦は大分

まさに育成重視の組閣

先日、漁信基ビルで庄子GMとともに記者会見した森山監督。

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会見では「監督就任の決意」「目指すフットボールについての資料を報道陣に配布するなど、さながらプレゼンの様相。

 

詳しくは別の記事にて書こうと思うが、会見での主だった事柄を並べると…

 

◆2023年リーグ16位という結果を謙虚に受け止めながら、チームを地道に改善。プレーオフ圏内に入っていくことを目指す。

◆選手それぞれが強みを磨いて成長し、強みを生かしてチームの勝利に貢献する。

◆若い選手を休ませない。近隣クラブや強豪大学と連携を図り、練習試合を積極的に実施する。24歳以下は2部練習を行うなど、鍛えていく。

◆30代後半でも成長できるのが日本人。ベテランでも若い選手に走り勝ち、自分の強みをチームの勝利に貢献できるレベルにすれば出場できる。

◆走行距離、スプリント回数、プレー強度を上げる(背後へのランニング、プレスバック)。

◆ボールを奪取した瞬間に、攻めることが重要。アグレッシブにゴールと勝利を“刈り獲る”。「仕掛ける」「奪う」そんな言葉では弱い。

◆その上で、カウンターと保持(ポゼッション)、前線プレスとミドルプレス。それぞれのバランスを局面ごとにとっていく。その基準をキャンプで意思統一したい。

◆相手の背後をとる動きが今年は少なかった。プレーの原理原則や個人戦術を徹底して、戦うためのベースを上げる。

個人戦術は指導(コーチング)でベースアップ。フィールドでは選手同士で新たなものを生み出していってほしい(と思っている)。

ベガルタグロウンを50%に近づける(下部組織出身の選手をトップチームの半数に)。10年単位になるので、その道筋を作る。

 

この辺りが、先に庄子GMが目指すチームビジョンを具現化するポイントかと思いますな。これから裏強化部では「ネオ・ベガルタ10ヵ条」とでも称することにしよう。

 

森山監督、なんと自ら手紙を書いて売り込んだとのことで。その熱意をチームに落とし込んで、長く指揮をとってほしいものですな!

 

そんな森山監督以下、コーチ陣は全員下部組織の指導経験あり。森山監督のS級ライセンス受講同期がヘッドコーチに、そして庄子GMの古巣・川崎さんのアカデミーからコーチをお招きするなど、強化部との連携を図りやすい体制を構築(S級ライセンス所持者は3名)。

 

また、ベガルタのアカデミー指導経験者も2名おり、下部組織と一体化した強化を意識している意図も感じられます。

 

クラブ創立30周年を迎え「育成型クラブ元年」となる我が軍の門出にふさわしい指導陣が組閣されましたな。

 

新加入のコーチングスタッフを紹介

さて。魅力的なビジョンとフットボールを具現化するために集った、5名の新たなコーチを紹介しよう(西洋祐コーチは留任)。

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ヘッドコーチ:片渕 浩一郎 氏

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サガン鳥栖から招聘。佐賀県出身で選手時代はサガン鳥栖アルビレックス新潟でプレー。来年4月に49歳となる。S級ライセンス所持。

 

【指導歴】
2003年~2005年:アルビレックス新潟ユースコーチ
2006年~2011年:アルビレックス新潟ユース監督
2012年~2015年:アルビレックス新潟普及部コーチ 兼 日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ北信越地区担当(2014年からチーフ)
2016年1月~2016年8月:アルビレックス新潟コーチ
2016年9月~2016年12月:アルビレックス新潟監督
2017年:アルビレックス新潟コーチ
2018年1月~2018年7月:アルビレックス新潟ヘッドコーチ
2018年8月~2019年4月:アルビレックス新潟監督
2019年7月~2019年9月:アルビレックス新潟ホームグロウンコーディネーター
2019年9月~2022年:サガン鳥栖ヘッドコーチ
2023年:サガン鳥栖強化担当

 

指導歴は新潟の下部組織からスタートし、5年間のユース監督も含め12年間指導。教え子は現神戸のDF酒井高徳など。2016年からトップの指導にあたり、シーズン途中のトップチーム監督就任を2度経験した。

 

しかし、シーズン当初から指揮した2019年シーズンは逆に途中解任に(…と、書くと前監督の堀さんを思い出しますのう笑)。

 

その後、鳥栖に戻り3人の監督(カレーラス氏、金明輝氏、川井健太氏)のもとでヘッドコーチを務める。2023年からフロント入りも、現場への思いが湧き今回の決断。生まれ故郷のクラブを離れることになった。

 

実は森山監督とは接点があり、2013年S級ライセンス受講時の同級生(ちなみに先日紹介したとおり、川崎・鬼木監督も2013年受講。そして山形・渡邉監督も2013年受講。いやはや、なんと)。

 

片渕氏はいわゆるモチベータータイプで、選手の長所を伸ばすコーチングが信条と思われる。ユース時代には子どもたちに文武両道を求めるなど、森山監督と通ずるものがある。おそらくはライセンス取得時やユース指揮時に意気投合したのではなかろうか。

 

▼2016年、1度目就任時のシーズン振り返りインタビュー。

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▼2023年11月、「育成学」をテーマに登壇した際の様子。

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↓動画はこちら(抜粋版)

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2024年シーズンは若手を対象にした2部練習練習試合増が計画されており、もしかしたら若手を多く見るのかもしれませんな。その辺はまた考察しましょう。

 

コーチ:今野 章 氏

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ご存知、川崎さんU15生田から招聘。岩手県大船渡市出身で、選手時代はジュビロ磐田川崎フロンターレでプレー。来年9月で50歳に。S級ライセンス所持。

 

【指導歴】
2007年~2010年:川崎フロンターレアシスタントコーチ
2011年~2012年:川崎フロンターレコーチ
2013年~2019年:川崎フロンターレU18監督
2020年~2022年:川崎フロンターレU15Bコーチ
2023年:川崎フロンターレU15生田コーチ

 

指導歴は、これまで川崎さん一筋。今野コーチも森山監督・片渕ヘッドコーチ同様、ユース監督を経験しております。

 

2013年には(2012年にトップの監督に就任した)風間八宏氏のフットボールを下部組織に落とし込むべく、ユース監督に就任。川崎さんが掲げる「育成型クラブ」の基礎を築いた。

 

教え子には、我が軍にもおなじみのDF板倉滉(ボルシアMG)・MF田中碧(デュッセルドルフ)・MF三好康児アントワープ)・MF三笘薫(ブライトン)すんごい面々が。

 

我が軍との接点は間違いなく庄子GM。「川崎にはちょっかいを出さない」と話していた庄子さん、東北出身の今野コーチには声をかけましたな。

 

▼川崎時代の引退前後インタビュー

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▼川崎ユースの人材育成について触れている記事

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▼川崎ユースについてのインタビュー

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↑こちらはクラブ公式の動画なんですよね。ユースのPRにもなるし、育成型クラブのメッセージも内外に伝わる。いずれは我が軍でもこうした取り組みをしてほしいですな。

 

今野コーチはおそらく風間氏仕込みの「止める」「蹴る」といったテクニカルなトレーニングを担当するのではなかろうか。はたまた、若手を中心に見ることになるのか。

 

いやあ。広島ユースの黄金期を率いた森山監督、川崎ユースの礎を築いた今野コーチと、ともに生え抜き育成に定評のあるチームで長く指導された方々。

 

今季から留任した西コーチ(元ジュニアユース監督)は、彼らのもとであらゆるノウハウを存分に学んでほしい。いやあ、すごくいいなあ。下部組織とのパイプ役となって、一体化した強化を担ってほしいものです。

 

GKコーチ:植田 元輝 氏

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仙台の下部組織(アカデミーチーフGKコーチ・ユース担当)からの配置転換でトップチームに。神奈川県出身で選手時代はサンフレッチェ広島プロフェソール宮崎(九州リーグ)、佐川急便大阪/SAGAWA SHIGA FCにてプレー。来年5月で45歳。

 

【指導歴】
2010年~2012年:SAGAWA SHIGA FOOTBALL ACADEMYスクールコーチ
2013年~2014年:ベガルタ仙台レディースGKコーチ
2015年~2020年:ベガルタ仙台アカデミーGKコーチ
2021年~2022年:FC今治トップチームGKコーチ
2023年~:ベガルタ仙台アカデミーチーフGKコーチ(ユース)

 

おや、てっきり高桑さんだと思いきや…とは言うまい。我が軍の女子・下部組織で指導してきた植田さんがいよいよトップチームの指導を担当(トップの指導自体はFC今治で経験)。

 

サンフレッチェ広島で現役生活をスタートした植田さん。今治のGKコーチ就任の際には元広島監督の木村孝洋氏(以前、今治の強化担当および取締役だった)から誘われた様子。

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もしかしたら、森山監督とも面識があるのかもですな(一応2000年は植田さんが広島最終年、森山監督が広島ユースコーチ/監督だった)。

 

ちなみに余談ですが…我が軍の育成部門責任者を務める山崎アカデミーダイレクターは、2009年2月~2013年1月までサンフレッチェ広島ユースにてコーチを務めていました。

 

ということは、森山監督のもとで指導していた経験があるのですな。ぜひ、我が軍のトップチームと下部組織をスムーズに連携させてほしい…!

 

フィジカルコーチ:村岡 誠 氏

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森山監督が就任会見で「気心知れた方にお願いしている」と話していたとおり、つい先日までU17日本代表でフィジカルコーチを務めていた村岡氏を招聘。愛知県出身で、森山監督同様に筑波大学卒。来年6月で54歳となります。

 

【指導歴】
1998年~2000年:筑波大学蹴球部フィジカルコーチ
2001年~2002年:柏レイソルユースフィジカルコーチ
2001年~2004年:柏レイソルフィジカルコーチ
2005年:アルビレックス新潟レディースフィジカルコーチ
2005年:日本女子代表フィジカルコーチ
2006年:ロッソ熊本(現・ロアッソ熊本)フィジカルコーチ
2007年:アビスパ福岡フィジカルコーチ
2008年~2011年:モンテディオ山形フィジカルコーチ
2012年~2016年:フットサル日本代表フィジカルコーチ
2017年:U20フットサル日本代表フィジカルコーチ
2019年~2021年:ギラヴァンツ北九州フィジカルコーチ
2022年:U-16日本代表フィジカルコーチ
2023年:U-17日本代表フィジカルコーチ

 

フィジカルコーチ一筋25年。トップチーム以外にもユース・大学・女子・フットサルと、幅広い経験を積みに積んで今に至ります。

 

森山監督との出会いは、おそらく北九州で監督を務めていた小林伸二氏(もともとマツダ出身で、サンフレッチェ広島トップチームコーチや広島ユース初代監督を務めていた)絡みがきっかけかと思われます(女子日本代表の指導歴もあるので、普通にJFA絡みかもしれませんが)。

 

来季、相当な強度を求められるだろう我が軍。フィジカルコーチの腕が鳴るところです。とは言え、村岡氏はちゃんとロジカルにアプローチできる方。

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向学心豊かで新たな理論を導入し、GPSも活用。負荷(強度)を調整しながら選手を鍛錬し、北九州ではスプリント回数でJ1を上回るレベルまで引き上げるなど、指導力に定評があります。ケアにも十分配慮している様子。

 

明らかに走り負けている(というかしっかりと走れていない)シーンが今季散見した我が軍。育成型も何も、ベースはフィジカルから。2012年の我が軍もそうでした。ぜひ、イチから鍛え直していただければと思います…!

 

(いやあ、今年のキャンプは大変そうだなあ…)

 

アナリスト兼コーチ:出口 拓馬 氏

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Jリーグ4チームの下部組織・トップチームでコーチを務めてきた出口氏。奈良県出身で、来年12月で35歳となります。

 

【指導歴】
2013~2017年:東京学芸大学蹴球部コーチ
2014~2017年:FC東京サッカースクールコーチ
2018年:横浜FCアシスタントコーチ
2019年:京都サンガF.C分析担当
2020年:京都サンガF.Cアシスタントコーチ
2021年~2022年:V・ファーレン長崎コーチ
2023年:ギラヴァンツ北九州コーチ

 

さまざまな役職名はありますが、トップチームの指導ではおそらく分析(アナリスト)を中心に担当されていたのだと思われます。

 

ちなみに長崎時代は、我が軍を今オフ退団した貝﨑佳祐コーチの後任でした。奇遇にも我が軍で再び貝﨑氏の後任を務めます。

 

森山監督との接点(というか就任のきっかけ)を考えるに、おそらく村岡フィジコと同様にギラヴァンツ北九州の監督を今オフに辞した小林伸二氏つながりではなかろうか(推測ですからね)。

 

林や遠藤よりも若く、良い意味でフレッシュな雰囲気を持ち込んでほしいですな。CIAやMI6もビックリの緻密な分析をお願いいたします。

 

ストーブリーグは終盤へ

こちらの記事で日々更新しているとおり、来季の去就未発表は2023/12/22時点で残り6名(うちレンタル選手3名)となりました。

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おそらくほぼ交渉の方向性は見えている(=情報公開のリリース順はもろもろ配慮されている)のだと思いますが、発表を待ちましょうぞ。

 

多くのファンが気になる選手の発表を残しているあたりがニクイ感じですな…!(まあ、実際交渉に時間がかかる案件もあるのでしょう)

 

先日発表された髙田選手のように、急な新加入リリースがあるかもしれませんのう。事前に報じられたマテウス選手、知念選手もお待ちしておりますぜ。

 

来季に向け、選手たちの抱負もちらほらと聞こえてきました。

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開幕戦はアウェイ大分戦

ちなみに、チームの始動日は2024/1/10(水)です。

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▼第1次:沖縄県糸満キャンプ
1/15(月)~1/28(日)
西崎運動公園陸上競技

 

▼第2次:宮崎県延岡キャンプ
1/29(月)~2/5(月)
延岡市西階陸上競技

 

▼第3次:宮崎県宮崎キャンプ
2/6(火)~2/18(日)
ひなた宮崎県総合運動公園 陸上競技

 

J2リーグ開幕戦~第4節
■第1節
2/23(金・祝)or24(土)or25(日)
vs大分(アウェイ)

 

■第2節
3/2(土)or3/3(日)
vs長崎(アウェイ)

 

■第3節
3/9(土)or3/10(日)
vs水戸(ホーム)

 

■第4節
3/16(土)or3/17(日)
vs秋田(アウェイ)

第1節・第2節はともにアウェイ、そして九州…。第3節はホーム開幕水戸戦からの、第4節は同じ東北のアウェイ秋田戦。早速、秋春制のリハーサル的な日程ですな。

 

開幕戦はキャンプ地からそのまま赴くのだろうか…?

 

ではまた!

【ベガルタ2024】補強第3報・秋田DF髙田椋汰選手移籍加入|2024のJリーグ大会方式が決定

今オフ最初の移籍加入

昨日は梁選手現役引退のリリース。また日を置いて書きたいと思います。ただただ、時の流れを感じるこの頃です。

 

さて、それでもチームは進んでいく。と、いう訳で今オフ初の移籍加入選手リリースが。

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秋田の特別指定選手を経て、2023シーズンが大卒からのプロ1年目。ポジションは右サイドバック。補強ポジションとは見ていたものの、私Sは正直ノーマークでした。

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ルーキーイヤーの今年はレギュラーとして出場。J2リーグ40試合(3589分)出場と大活躍でした。

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そうです。J2の主力を引き抜いてくることは本当に大切。しかも今年16位の我が軍からすれば、13位の秋田さんは上位というわけで(勝点3差)。

 

レギュラーとして戦い抜いた今季を経て、来季は大卒2年目で24歳。まだまだ若く、将来性も見込める良い補強になったと思いますな。

 

「若手主体」「移籍加入選手も若手中心」と公言していた庄子GMの言葉どおり、ひっそりと編成が進んでいるんですな。

 

そんな髙田選手、実はいろいろと我が軍に縁が。

 

▼工藤蒼選手と阪南大同級生

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と、いうことは…梁選手や松下選手、そして同じく右サイドバック真瀬選手の後輩でもありますな。

 

▼我が軍のキャンプでおなじみ宮崎県延岡市出身

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我が軍では、初の延岡市出身選手となるわけですな。これはある種の地域密着。

 

おお…こんなに材料が揃っていたのに全くのノーマークだったとは…まだまだ修行が足りないと痛感した私Sです。強化の道は奥深し。

 

はつらつボーイ

さて、髙田選手。エネルギッシュなプレーが身上で、攻撃面での強みはオーバーラップからのクロス。どうやらロングスローもできるようで。チャンスメイクが期待できそうですな。

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↑この動画では1点目(ロングスローを起点)・2点目(2:00~、コーナーキックのキッカー)ともに得点へと絡んでおります。

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本分の守備では粘り強いプレーからのボール奪取に強みが。ボールに喰らいつくハングリーさで、上背は無い(173cm)ものの空中戦も得意とのこと。熱いプレーぶりは山新監督のフットボールにフィットしそうですな。

 

なんだか明るいというか、人間味ある良いキャラをしていそう?なので、大人しい選手が多い我が軍で若きムードメーカーとしても頑張ってほしいものですな。工藤蒼選手という仲間もいるし、早い段階で馴染んでほしいものです。

 

(そう言えば、知念選手の記事でも同じようなことを書いたような。笑 ということはキャラクターも重視して補強を進めているのかもしれませんのう)

 

若きレンタル選手陣、そして氣田選手や小畑選手などの進路が気になるストーブリーグも中盤に差し掛かりましたな。外国人選手の加入話もそろそろ聞こえてきそうな頃。楽しみ楽しみ。

 

来季は2/23開幕

12/19のJリーグ理事会で秋春制移行が正式決定したとのこと。まあ、その件については推移を見守るというスタンスで行こうかと。一つ言えることは、寒いとライトな層の人を誘いづらくはなるよね。まんず、そのうちにふわっと書いてみますわい。

 

さて。先の話よりは、まず目の前の話。2024シーズンは、J1~J3まで各20チームで編成。

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そして、我が軍が属する来季のJ2リーグ戦は2/23(金祝)開幕で、11/10(日)閉幕とのこと。

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ちなみに、

・1位、2位はJ1自動昇格

・3位、4位、5位、6位はJ1昇格プレーオフ

・18位、19位、20位はJ3自動降格

ですな。

 

実質、我が軍が来季目指すことになるJ1昇格プレーオフは、11/30(土)or12/1(日)に準決勝、12/7(土)に決勝が行われるとのこと。

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そして、来季はルヴァンカップがあります。

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2024シーズンから、J1からJ3まですべてのチームが参加するルヴァンカップ。1回戦から、すべてトーナメントでの戦いとなります。

 

1回戦~3回戦は一発勝負。1回戦は3/6(水)or3/13(水)2回戦は4/17(水)or4/24(水)3回戦は5/22(水)となります。ここまでが一発勝負の1stラウンド。

 

1stラウンドを突破すると、ホーム&アウェイで戦うプレーオフラウンドへ。第1戦は6/5(水)第2戦は6/9(日)

 

さらに勝ち進むと、ここからACL 2023/24ノックアウトステージに出場する3チーム(川崎、横浜FM甲府)を加えた計8チームによるプライムラウンドへ。ちなみに、このラウンドもホーム&アウェイ。

 

準々決勝は第1戦 9/4(水)第2戦 9/8(日)。準決勝は第1戦 10/9(水)第2戦 10/13(日)にそれぞれ開催。決勝は……未定!

 

そう言えば、ルヴァンカップに限り選手のベンチ入りが9名までOKとなるそうです。

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そして、チームスタッフのベンチ入りは(Jリーグ管轄の大会にて)現状の7名から9名に増えるとのことで、この辺りもチーム編成や戦い方に影響してきそうですな。

 

チームスタッフと言えば、森山監督と戦う指導陣の面々がどんな顔ぶれになるか楽しみですな。個人的にはGKコーチとフィジカルコーチは予想しているので、その他のコーチやテクニカルスタッフなどの体制が気になります。

 

君はまだ輝けるはずだ

2021年末に我が軍を卒業した佐々木匠選手。残念ながら今季限りで愛媛FCを退団することに。

ehimefc.com

来季J2に昇格する愛媛さんの一員としてユアスタに帰ってくると思っておったのだが、残念。

 

梁選手が現役引退する際には、君が10番を背負う未来を期待していた。そんな匠選手は来年26歳。まだ若い。成長し結果を残して、どんな形でも仙台に帰ってきてくれ。待っているぞ!

 

 

てなわけで。次記事は引き続き加入リリースor報道があった際のニュースになるかと思います。

 

契約状況については、こちらの記事にて適宜更新し紹介しているので、気が向いたらご覧ください。

vegaltaunder.hatenablog.com

 

ではでは、また!

【ベガルタ2024】中央大学MF・有田恵人選手新加入|育成強化路線、推進中

新監督はほぼ確定

どうもSです。最終節・町田戦はFと一緒に酒飲みがてらゆるりと観戦して参りました。冬の訪れを感じさせるキンキンに冷えたスタジアムではビールが進みますな。アルコールで防寒と洒落込む。ああ、秋春制

 

試合は前半0-0。ハーフタイムには「グッズでも見に行こう」とぶらりユアスタ旅に出る。私Sは手袋を購入して防寒対策ばっちり。

 

これで後半も呑める戦えると、席に戻るべくコンコースを歩いていたら、遠くから相手サポの歓声が。ゲートをくぐったら0-1になっとりました。そう言えば、夏の東京V戦でもそんなことがあったような。。

 

試合は気候同様に1-3の冷えたスコアでしたが、ユース出身・FW菅原がホーム初ゴールをゲット。ユース選手の活躍にチームの歴史と来季への光明を見た。個人的には満足です。

 

その後のセレモニーの話は、いったん省略。時間を置いて書きます。

 

そして、試合翌日には堀監督の退任リリースが。もう2024シーズンは始まっている。

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こちらの話も、また改めて書きます。ひとまず、本当にお疲れさまでしたと言いたい。

 

スポニチ・報知さんに先手を打たれたニッカンさん、今年は飛ばし無し。

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これで森山さんの監督就任は確実でしょう。既報通り、インドネシアで行われているU17の大会終了後に就任発表となるはず。

 

せっかくなので、SはBSフジで予選リーグ2試合を観戦。今の17歳は上手だなあと思いながら観ていると、チームは攻めも守りもかなりアグレッシブ。2戦連続ゴールの高岡選手は非常に良い動きで印象的でした。

 

そんなU17代表の戦いぶりを見る限り、少なくともハードワークは必須。ポゼッション重視というよりは、ボールに多くの選手が主体的に絡んでいく戦いぶりになりそうな気配がします。

 

これまで、特にこの10~11年くらいは見られなかったダイナミックな戦いを我が軍で見られるかもしれんですな。せひ、躍動感ある試合をユアスタで観たい。

 

U17日本代表は、11月17日(本日)18時からの予選リーグ3試合目・セネガル戦に勝てば決勝トーナメント進出。ぜひ、良い結果を手みやげに我が軍へとお越しいただきたいものですな!

 

ほかには、こんなお知らせがリリース(2023年11月16日まで)。

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堀監督に続き、(西コーチと工藤GKコーチを除く)コーチ陣の退任の報せが。

 

浦和出身の堀監督退任ということで、同じく浦和出身(=北野統括部長人脈)の工藤GKコーチも退任かな?と個人的には思っておりまして。先の記事にも書いた北野統括部長の去就も含め、果たしてどうなることやら。

 

そして、選手の退団リリース第一報はハチ選手。

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意外といえば意外、でも道理でもあると言うか。まだやれると確信しているならば、ぜひ納得いくまで頑張ってほしい。やり切った後は、また会おうじゃないか。

 

まずはプレーできるチームが見つかりますように…!

 

4人目の新入団選手

さて、1000文字以上の前置きを経ていよいよ本題です。

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chuo-univ-fc.studio.site

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↑中央大のサイトでは学年:3となっておりますが、2024年3月卒業予定の4年生です。

 

川崎フロンターレの下部組織から中央大学でプレーしていた、MF有田選手の入団が決定。これで2024シーズンに向け4人目の新人選手加入となります。

 

ちなみに、2018年U-17日本代表・2019年U-17日本代表の選出歴あり。スピードとドリブルが武器のアタッカーです。

 

2019年には川崎さんのトップチームに2種登録も。

www.frontale.co.jp

 

ここからは、さらっと高校・大学時代の活躍ぶりをハイライト。

【ゴール】

www.youtube.com

www.youtube.com

youtu.be

↑すぐのゴールです。

youtu.be

chudaisports.com

 

【記事】

www.jfa.jp

www.jfa.jp

www.jfa.jp

www.jfa.jp

www.jfa.jp

↑この時の招集メンバーには現在鳥栖さんからレンタル中の相良選手の名も。

ameblo.jp

arxcs.jp

note.com

ab-soccer.club

kawasakisodachi.net

プロへの意識が強かった有田選手。今シーズンはケガに悩まされていた様子ですが、まずはスタートラインに立てました。

 

川崎フロンターレの下部組織を熟知している庄子GM、U17日本代表で指導した森山氏、そして中央大学の監督は懐かしの元ベガルタ選手・宮沢正史氏の存在と、いろいろと辻褄が合う獲得と言えましょう。これには裏強化部のKさんやNくんもわかりやすいと納得。

 

さて、これまでに発表された新人選手の加入リリースをおさらい。

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あ、そう言えば西丸くんの記事書いてないなあ。。こちらも改めて!

 

原点回帰と言うか

さて、2023シーズン。創立30年を迎える2024シーズンを前に、フロントとサポーターの不祥事でJリーグからは制裁1,000万円のビッグなカミナリ、そしてチームはJ2残留争いに巻き込まれてしまう…となかなかの1年でしたな。

 

算額と比較してスポンサー収入が大幅減、そしてシーズン半ばにはフロントとの不協和音によってある種の不買運動を繰り広げた方々の影響から観客減による減収がたたり、債務超過を乗り越えた2023年度は早くも赤字見込みに

hochi.news

newsdig.tbs.co.jp

成績不振や不祥事に関連する(…それだけでも無いだろうが)スポンサー離れによって、来季のさらなる減収も予想され、アニバーサリーイヤーの2024年はここ2シーズン(特に今シーズン)のような編成は難しそうな雲行き。

 

そこで飛び出した「育成路線強化」の方針。

 

シーズン終盤に県内の地元紙が脈絡もなく発信した「ユース出身大卒選手を積極的に獲得」の記事、

kahoku.news

河北新報オンラインの会員にならないと全文見れないのであしからず(なので、あまりこのブログではもう極力URLを貼ってないんです)。

 

東北学院泉キャンパス内の新練習場&クラブハウス整備、

kyodonewsprwire.jp

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やけに騒がしがった終戦後のセレモニーにて板橋社長が話した内容、

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↑まあ、社長就任時から話していた内容ではありますがの。

 

そして、長年ユース世代の指導で力を発揮してきた森山氏の監督就任と、育成路線を強化する動きが見てとれる。

 

私S的には、ユースの強化・若手の育成・そして庄子GMのプロデュース本格化と「待ってました!」といった感じなので大歓迎でございやす。

 

ただ。それこそ30年見ている拙としては「金が無くなった!若手にシフトしなきゃ存続できましぇん!」という経営の失態を幾度となく目の当たりにしてきたので、そこは有耶無耶にするなよと各方面に向けて声を大にして言いたい。

 

ただ、いざ若手世代を獲得しようと思っても、トップレベルのクラブと比較すれば、有望な新人高卒・大卒選手を獲得するのは至難の業…ということで、自前=ユースチームを含めた若手選手の強化はかなり大切なこと。と言うか生命線になる。

 

庄子GMが来て、ようやく本格的にユース世代の強化が本格的に進みそうなことは嬉しい限り。それこそ30年来の思いじゃい。

 

とは言え、今年の育成世代は頑張っていて。ユースは高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2023プレーオフに出場する。

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ユースとしては悲願のプレミア参入をかけたプレーオフは、12月8日(金)・10日(日)に広島で開催。

 

プレミアに参入できるチームならば、当然良い選手が集まりやすくなる。ひいてはトップチームの強化につながる。実は我が軍にとって今年の大一番だ。ユアスタの町田戦でゴールを決めた先輩・菅原選手のゴールに続いてほしい!

 

そして、ジュニアユースは2年ぶりに高円宮杯全国大会(高円宮杯JFA第35回全日本U-15サッカー選手権大会)へ。

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ジュニアも全国(JFA第47回全日本U-12サッカー選手権大会)に。

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庄子さん(そして森山さん)には育成世代の良い流れをより加速させ、強化してほしい。上がアレなら、まずは下から魅力を築いていこうぞ!

 

さて。結構なアレだったトップチームの来季については、次記事でいろいろ書いてみたいと思う。なるはやでまた会いましょう!

【ベガルタ2024】新監督最有力候補は森山佳郎氏|残留確定、そしてストーブリーグへ

何はともあれ

最終節・町田戦を前にしたアウェイ長崎戦に敗れながらも、翌日試合があった大宮さんが敗れ残留が確定。勝って決められなかったあたりが、今季のアレを象徴しておりますなあ…。

 

実は長崎戦の前に行なわれた山口戦を観戦し、いったん色々書いたのですがの。まあ見るに堪えない拙文に仕上がったため、自主規制。シーズンが終わってから、ゆっくり小分けに気持ちを落ち着けて書きますわい。

 

来季の話をはじめよう

というわけで、気持ちは2024シーズンへ。最終節・町田戦を前にストーブリーグ第一号となる新監督候補の情報が。

 

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個人的には最終節後のニッカンの飛ばしに期待していたものの、このタイミングでスポニチが先手で報道。その後、スポーツ報知が続いて報道と。

 

昨年一日というか数時間も経たずにクラブ側の伊藤監督(当時)の契約更新リリースにて就任報道がかき消された際、候補に挙がった吉田達磨氏は既に徳島監督。

 

庄子GMの盟友・風間八宏はなんと関東一部の南葛SC監督に就任予定…それならば、浦和人脈でしばしば話題に挙がる大槻毅さん?いやあ、群馬さんは我が軍より上位だし来ないだろうねぇ。

 

ちなみに裏強化部では、SとKさんがいわき合宿で裏強化会議を開催。北野強化統括部長の進退は怪しく、浦和人脈の後ろ盾がなくなる前提で堀監督にはひとまず意向確認の声はかける…でも退任しそう。という見解に。

 

そこで、ひとまずWikipediaS級ライセンス所持者を物色したところ、内外お騒がせしている我が軍の現状も鑑み…来てくれそうな方はほぼおらず。

 

そこで、ひとまずクラブOBでもある片野坂氏の名を無理目に挙げていた(まあ、ポジショナルなヤツ&戦術志向は、渡邉元監督・伊藤元監督路線でもあるゆえ、それもどうかね…という部分はあったが)。

 

森山氏はちらっと頭をよぎったものの「日本代表を辞めてまでJ2には来ないか」と打ち消していた。

 

しかし、Jクラブのトップチームを指揮できるチャンスは大きな魅力だということか。思えば磐田・横内監督も日本代表からの転身だし、育成年代からの転身では…今季J2優勝を決めた町田ゼルビア・黒田監督も話題になった。

 

オファーするにしても、トップの指揮経験が無ければJ1チームは少し難しい面があるだろうし、かといってJ3など予算の少ないチームも手も出しづらかろう。その点、今季低迷した我が軍の再建となれば、初のトップチーム挑戦と言えどプレッシャーもいくらか和らぐもので。

 

総合的なアレコレを考えると、腑に落ちるオファーではあるのかなと。

 

てなわけで、森山氏。愛称は「ゴリさん」。筑波大卒業後、マツダSCサンフレッチェフリューゲルスジュビロベルマーレと選手時代を過ごし(ちなみに代表キャップあり/1994年に7試合)、2000年より指導者の道へ。

 

指導者歴はこちら。

2000年~2012年:サンフレッチェ広島ユース(2002年8月までコーチ、以後監督)
2013年:サンフレッチェ広島 育成担当コーチ
2013年:U15日本代表/JFA ナショナルトレセンコーチ中国
2014年:U16日本代表/JFA ナショナルトレセンコーチ中国
2015年:U15日本代表 監督
2016年:U16日本代表 監督
2017年:U17日本代表 監督
2018年:U16日本代表 監督
2019年:U15/U17日本代表 監督
2020年:U16日本代表 監督
2021年:U16/U17日本代表 監督(2021年・2022年:ナショナルトレセン東北地域チーフコーチも担当)
2022年:U16日本代表 監督
2023年:U17日本代表 監督

 

そのほか、サカイクさんの記事から引用。

広島ユースを高円宮杯4度優勝に導くなど強豪チームに成長させ、トップチームで活躍し日本代表に選ばれる選手を育て上げるなど、高校年代の指導者として高い評価を得ている。

▼引用元はこちら。

www.sakaiku.jp

 

広島ユース時代には黄金時代を築き、田坂(祐介)選手・前田(俊介)選手・高萩選手・槙野選手・柏木選手・懐かしの野津田選手などを育成。

 

《広島ユース時代の主な成績》
2003年 第27回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 優勝
2003年 第11回Jユースカップ2003Jユース選手権大会 優勝
2004年 第28回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 優勝
2004年 高円宮杯第15回全日本ユースサッカー選手権(U-18)大会 優勝
2006年 第14回Jユースカップ2006Jユース選手権大会 優勝
2010年 高円宮杯第21回全日本ユースサッカー選手権(U-18)大会 優勝
2011年 高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 チャンピオンシップ 優勝
2012年 高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 チャンピオンシップ 優勝

 

U17ではタケ・クボ選手など金の卵たちを指導して参りました。ぜひ我が軍にも誰かいい感じの教え子を連れてきて!

 

www.youtube.com

www.youtube.com

▼2015年U15招集メンバー

www.jfa.jp

▼2016年U16招集メンバー

www.jfa.jp

▼2017年U17招集メンバー

www.jfa.jp

www.jfa.jp

▼2018年U16招集メンバー

www.jfa.jp

▼2019年U15日本代表招集メンバー

www.jfa.jp

▼2019年U17日本代表招集メンバー

www.jfa.jp

www.jfa.jp

▼2020年U16日本代表招集メンバー

www.jfa.jp

▼2021年U16日本代表招集メンバー

www.jfa.jp

▼2021年U17日本代表招集メンバー

www.jfa.jp

※2021年は新型コロナの影響でワールドカップが開催されませんでした。。

▼2022年U16日本代表招集メンバー

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▼2023年U17日本代表招集メンバー

www.jfa.jp

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現在はU17代表監督として、インドネシアにて11/10から開幕する2023 FIFA U17ワールドカップの準備まっただ中。

 

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※ちなみに予選リーグ、日本はポーランド(11/11)・アルゼンチン(11/14)・セネガル(11/17)と同組。

 

我が軍での就任発表は、日本代表の大会日程が終わり次第になる見込みとのこと。

 

ひとまず、いろいろ参考記事を貼っておきます。

www.footballchannel.jp

sportiva.shueisha.co.jp

sportiva.shueisha.co.jp

number.bunshun.jp

jr-soccer.jp

sports.yahoo.co.jp

www.soccerdigestweb.com

www.soccerdigestweb.com

www.soccerdigestweb.com

www.soccerdigestweb.com

number.bunshun.jp

www.jfa.jp

web.gekisaka.jp

www.youtube.com

 

森山氏であればトップはもちろん、ユース強化に力を発揮してほしいと個人的には思っております。何度も言おう、ユースはロマンじゃ。

 

森山氏、個人的なイメージは熱くてユニークなタイプの人。その性格が物語るのか、球際に強いというか、勝負強いチームを築いてきたと思う。ぜひ静かで大人しい今の我が軍に喝入れしてほしいのう。

 

まあ、エモーショナルな性格の人は我が軍には合いそうな気配はある。辛気くさいのはかなわん。

 

まずは、どんなチームづくりを志向しているのか、↑の記事や動画などしっかり見て&調べてみることにしよう…!(その成果はまた改めて)。

 

ところで

堀監督退任となる流れならば、2022年に就任した浦和出身の北野統括部長の進退はどうなるのだろうかねえ。個人的にはそこに注目しております。堀監督退任、ということは北野統括部長も…というのは自然な流れですな。

 

浦和関係でいえば、工藤GKコーチ・DMFエヴェルトン・OMF松崎あたりもどうなるか。そういえば、森山氏率いるU17日本代表のGKコーチはおなじみ高橋範夫さん。うふふ。

 

まあ、チームをデザインするのは監督ではなく、原則強化責任者です。誰が強化のイニシアチブを握るかで、チームづくりが変わる。

 

もし森山氏がこのまま就任となれば、彼はトップチームの監督に初就任となります。その点は気になるは気になるものの……チームはJ1昇格と並行して若手世代の育成強化を目指す方針で、庄子GMもその方向性は踏襲しながら強化を進めるはず(2023年度決算は中間時点で赤字見込み。無い袖は振れないだろうし)。

 

ちなみに、今回の監督人選は庄子さんが関わっているのだろうか。少し意外な人選だったから気にはなる。いやさすがに関わっているか、GMなんだし。

 

まあ、思えば。「筑波大→マツダSCサンフレッチェ」という経歴は、先に触れた風間氏も同じ。もしかしたら、風間氏には一度相談したのかもしれないね。

 

そう言えば、川崎さんのバンディエラ中村憲剛が森山氏率いるU17のロールモデルコーチとして参加した経験がある。そして同じく川崎さんを率いる鬼木監督と森山氏はS級ライセンス講座の同期…おお。繋がってきますな。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

※この動画では、12:10くらいからトップチーム指導への思いを語っておりますぜ。

 

「オファーがあれば。経験浅い若手を育てて大きな「個」にして、束になって都会のビッククラブに嚙みつくようなプロビンチアを(指導したい)。J2であれば優秀な選手は引き抜かれるけれども、また新たな選手を育てて挑んでいく」うむ、なるほど。いいですな。この動画では指導姿勢なども語っているし、人柄も伝わってくるので気になる方はどうぞご覧あれ。

 

さて庄子さん、2023年はシーズン途中から就任したゆえに現状把握と現場とのコミュニケーションに取り組んでいるらしく(社長談)。

 

www.vegalta.co.jp

※最後のほうに書いてありますでよ。

 

実際、シーズン中の動きだと…齋藤学選手の獲得くらいしか表立った色が出ていない印象。広報カメラなどで練習場にいる姿はちょいちょい確認できるけれど。いよいよ今オフから本領発揮というところになるのだろうか(いや一刻も早く発揮しておくれ)

 

でも伏魔殿だからなあ、このチーム。明日には全く違う候補者の報道が出ている可能性もある。そう言えば、ニッカンはまだこの件を報じていない。笑

 

てなわけで。丑三つ時を越えて仕事し、寝ようと思ったらこのニュースに触れてしまった私Sが書き殴りお届けしました。

 

もう朝6時半。いい加減、寝るぞ!

ではまた。

【ベガルタ2023】雑感・30周年に向かって

秋の夜長

お晩でございます。夏が過ぎ 風あざみ(←造語らしい)というわけで、9月もさっさと過ぎました。

 

相も変わらずワーカホリックな私S。半期末の会社さんが多い中、駆け込み需要で詰められまくりまくりでしたな!

 

毎度更新が空くと言うとりますが、書きたいことはそれなりにありますのう。

 

西丸くん加入の件、取締役会(&経営陣)の件、裏強化部が設定した残留ライン到達の件、そして我が軍の試合内容と来季への展望…などなど。

 

いちおう合間をみて情報は追っております。ちなみに記事を書く際は、普段「これ書こうかな」とぼんやり浮かんでいるテーマを踏まえて、書き始めて。

 

「あれ調べたいなあ」と思って調べはじめると、いろいろと発見があったり、「懐かしいなあこれ」とあの頃に思いをはせるともう数時間経ってしまいますな

 

まあ、30年経つというのはこういうことです。これも歴史の重みですなあ。

 

結局は、積み重ねというわけで

最近の我が軍。チームは低迷、スタジアムは段々と空席が目立ちはじめ、そして赤字見込みと。まあ、そりゃあそうでしょという展開になっております。

 

チームの低迷。まあ、ひと言でいえば現状(戦力)と理想(戦術)の乖離だと思います。

 

仮に「こういうチームにしたい」と方向性があったとして、思うような現場(監督・スタッフ・選手)を組成できなかったということ。

 

もし「J1昇格」が主眼で、方向性を描いていなければ論外。二兎を追っていこうと思っていたのであれば、中途半端。戦い方の方向性を誤っていたのだとしたら、早急に来季に向けて方向性のリデザインをスタートしてほしい。

 

次に、スタジアムの空席の話。

 

弱ければライト層は来ない。そして、勝てなくとも見に来る人達は今、多くが来ていないわけで。んで、来なくなった原因があるわけですな。

 

その原因をどう考えて、どうするか。決着どころか方向性すら定まっていない状態というわけでして。各方面、言い分もいろいろあるようです。

 

まあ、いいんじゃないですか。

 

いや、適当ではなくてさ。結局、1994年秋のブランメル設立、そして翌年のJFL参戦から今に至る訳ですが…さまざまな積み重ねの末に、今がある訳です。

 

今を生き残るためにすぐに何とかしなければいけない、今の状況が我慢できない(=自分の思う通りにしたい)、昔から受け継いだものを大切にしたい、いろいろあるとは思いますが。

 

これが、29年間の結果ということですな。

 

問題根絶も課題解決も、おそらくはこの先のためにある。責任の所在を追求したいとか、なあなあで責任逃れをしたいとか思う人たちは、とことん戦えばいい。

 

組織vs組織のような構図になっているのなら、突き詰めるしかない。中途半端は何も生まない。無論、関係のない人は巻き込まれる必要はないし、巻き込まれたいならそれでもいいと思う。でも、結局は善も悪も正も義もない。

 

今、どれくらいの人が「この先、このチームがこうなったらいいよな」と考えているんでしょうな。

 

なんだか、経営とか現場とか...そういったチームの内情に近ければ近いほど(知れば知るほど、ともいえる)昔や今にしか目が向いていない人が多いと思うのは、気のせいだろうか。

 

当方は適度な距離感があるゆえに、昔も今もこの先のことも考えてはいる。

 

綺麗事だけ言ってもはじまらん?
そうだね。泥臭く、良い「今」を積み重ねることは確かに大事だ。

 

引き継いできた伝統がある?
それもそうだね。なにせ30年経とうとしているんだから。受け継ぐべきものは受け継いでいこう。

 

だったらさ。受け継ぐべき「昔」と良い「今」は何か。まずは、そこから考えてみたらいいと思うよ。

 

別に立派に行動せんでもいいよ。頭の中、心の中に、その思いを持つことだけでも、まずは。

 

時間は戻らん。変えていけるのは「これから」しかない。

 

あ、赤字見込みの話はまた追って。

 

今夜は抽象派

以上、「なんのこっちゃい」というフンワリ文章でございました。物好きでここまで見ていただいた人、申し訳ない。よかったら、それぞれの目線で考えてみてください。

 

さて、先日の熊本戦で何はともあれ白星をあげ勝点43となり、裏強化部の設定した残留最低ライン勝点40を越えた我が軍。早ければ次節残留が決まる可能性が出てきました。

 

<第37節終了時点の順位>※下位チームのみ。徳島・熊本は第38節消化。

12位 藤枝 45(12勝9分15敗)【1試合未消化】
※8試合勝ちなし(2分6敗)かつ4連敗からの2勝2分。前節清水に金星。残留はほぼ手中に。大宮・水戸・徳島・いわきとの試合を残す。

13位 水戸 45(11勝12分14敗)
※10戦負けなし(4勝6分)からの2連敗。藤枝とともに残留はほぼ手中。

14位 徳島 44(9勝17分12敗)【1試合多い】
※7試合負けなし(3勝4分)からの2連敗後、白星。大宮・熊本との6ポイントマッチに敗戦も山形に勝利し連敗脱出。

15位 秋田 44(10勝14分12敗)【1試合未消化】
※ここ9試合勝ちなし(6分3敗)からの白星。たとえ勝てなくても勝点はしっかり手中にするらしさが光る。

16位 熊本 43(11勝10分17敗)【1試合多い】
※14試合リーグ戦未勝利(4分10敗)かつ4連敗からの2連勝も、前節仙台に黒星。1試合多く消化するものの残留は濃厚か。天皇杯準決勝に照準。

17位 仙台 43(11勝10分16敗)
※11試合勝ちなし(3分8敗)のあと、3戦負けなし(2勝1分)。そして、その後3連敗から前節白星。天皇杯準決勝を控える過密日程の熊本(ここ数年相性も良い相手)だったことも幸運だった。

しかしまあ、振り返ればここ18戦で3勝4分11敗。おお…。残留を争う3チームとの試合を残しており、山口と共に残留戦線のカギを握る(ちなみに前期はいわきH●・秋田H△・山口A●)。

18位 いわき 43(11勝10分16敗)
※3連敗から脱出後、2連勝。しかも優勝に近づく町田からの金星。16節~37節の17試合はなんと8勝9分3敗と好調。我が軍とは対照的のような…。でも勝点は一緒で。ううむ。仙台、藤枝との試合を残す。

19位 栃木 42(10勝12分15敗)
※7・8月の10試合は勝ち越し(3勝5分2敗)で、9月には町田戦勝利。しかし現在3連敗中。上位対決が続くので油断は禁物。

20位 山口 42(10勝12分15敗)
※ここ6戦で3勝1分2敗。現在2連勝中。前節金沢との直接対決に勝利し、残留に近づく。この後、大宮・仙台・熊本との試合を残しており残留戦線のカギを握る。

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21位 金沢 33(9勝6分22敗)
※ここ8戦勝ちなし(2分6敗)。山口戦を落とし、残留に黄信号。次節秋田戦の後は上位との試合が多く、苦しい展開に。

22位 大宮 33(9勝6分22敗)
※6戦勝ちなし(2分4敗)からの2連勝。苦しい展開は続くものの、次節山口戦に勝てば光明が差すか。

 

<残り4~5試合のカード>【節】チームH/A(ホーム/アウェイ)

勝点45 藤枝
【38】長崎A→【39】大宮H→【40】水戸H→【41】徳島A→【42】いわきH

45 水戸
【38】千葉A→【39】群馬H→【40】藤枝A→【41】磐田A→【42】清水H

44 徳島

【39】磐田H→【40】長崎A→【41】藤枝H→【42】秋田A

44 秋田
【38】金沢A→【26】町田A→【39】仙台H→【40】大分A→【41】岡山A→【42】徳島H 

43 熊本
天皇杯準決】柏→【39】町田H→【40】清水A→【41】甲府A→【42】山口H

43 仙台
【38】いわきA→【39】秋田A→【40】山口H→【41】長崎A→【42】町田H

43 いわき
【38】仙台H→【39】清水H→【40】千葉A→【41】山形H→【42】藤枝A

42 栃木
【38】山形A→【39】大分H→【40】岡山H→【41】東京VA→【42】磐田H

42 山口
【38】大宮A→【39】岡山H→【40】仙台A→【41】町田H→【42】熊本A

33 金沢
【38】秋田H→【39】山形H→【40】町田A→【41】大分H→【42】岡山H

33 大宮
【38】山口H→【39】藤枝A→【40】甲府H→【41】清水A→【42】東京VH

 

【ちなみに】

▼現在21位・22位の両チームは残り5試合を全勝したとして、勝点48。とは言え、優勝およびプレーオフ争いチームとの対決が多く厳しい状況ではある。


仮に3勝できたとして勝点プラス9。それでも勝点は42。2勝の場合は勝点39で現状の山口(勝点42)と同率。

 

いちおう前期成績は

▼金沢
・秋田△0-0
・山形×0-1
・町田×1-2
・大分×3-4
・岡山×0-3


▼大宮

・山口×0-1
・藤枝×2-3
甲府×1-5
・清水×0-3
・東京V×0-1

 

うーん…。この順位だから当たり前と言えばそうだけど、ここから4勝~5勝は相当厳しいかもしれないですね。数字の上では可能性を残すものの…の世界に突入しつつある。

 

現在2連勝中の大宮は、チャレンジャーのように戦い続けられれば可能性が出てくるか。とにかく山口、藤枝にまずは勝つことから。金沢も秋田戦の勝利が必要。

 

仮に金沢・大宮が次節敗れると、最大勝点は45に。その場合、現在勝点43のいわきvs仙台は直接対決での勝者が残留確定となる。

(ただ、プレーオフの可能性消滅も同時に決まりそうだけれども…苦笑)

 

 

さてさて、なんだかまとまらない記事になりました。秋は心深き人になりますな。

 

裏強化部では設定した残留ラインを越えたので、そろそろ来季の話もしていきたいですなあ。

 

それでは、また。