ベガルタ仙台裏強化部コラム

兼 ベガルタ仙台裏経営検討委員会議事録

2018年 ベガルタ仙台 選手・スタッフ

いよいよ今日からチーム始動です。本日の始動に合わせて、今シーズンの体制が発表されましたな。


【2018ベガルタ-選手】

1 GK シュミット ダニエル
2 DF 永戸 勝也
4 DF 蜂須賀 孝治
6 DF 板倉 滉
7 MF 奥埜 博亮
8 MF 庄司 悦大
10 MF 梁 勇基
11 FW 石原 直樹
13 DF 平岡 康裕
14 MF 金久保 順
16 MF 野津田 岳人
17 MF 富田 晋伍
18 FW ラファエルソン
19 FW ジャーメイン 良
20 FW 阿部 拓馬
21 GK 関 憲太郎
22 GK 川浪 吾郎
23 MF 中野 嘉大
25 MF 菅井 直樹
27 DF 大岩 一貴
29 MF 古林 将太
30 FW 西村 拓真
31 MF 茂木 駿佑
33 DF 常田 克人
34 MF 椎橋 慧也
35 GK イ ユノ
39 DF 金 正也

【2種登録】※2018年4月18日追加
DF 山下 諒時 179cm/69kg FC古河Jr.ユース⇒仙台ユース(茨城県出身)高校3年
MF 工藤 蒼生 166cm/66kg ベガルタ仙台ジュニアユース⇒仙台ユース(宮城県出身)高校3年
MF 工藤 真人 171cm/64kg ウインズフットボールクラブ⇒仙台ユース(青森県出身)高校2年
MF 粟野 健翔 160cm/58kg ベガルタ仙台ジュニアユース⇒ベガルタ仙台ユース山形県出身)高校3年
MF 佐藤 唯斗 172cm/69kg ベガルタ仙台ジュニアユース⇒ベガルタ仙台ユース宮城県出身)高校2年
FW 宮脇 健太 167cm/65kg コンサドーレ札幌U-15⇒仙台ユース(北海道出身)高校2年
FW 菅原 龍之助 180cm/71kg ベガルタ仙台ジュニアユース⇒仙台ユース(宮城県出身)高校3年
FW 坂本 琉維 169cm/67g ベガルタ仙台ジュニアユース⇒ベガルタ仙台ユース宮城県出身)高校3年


昨年は空き番だった19にFWジャーメインが。昨年から在籍する選手で変更があったのは彼だけですな。そして、レンタル選手はみな空き番になりました(24MF差波、26MF藤村、28MF佐々木、32DF小島)。


新加入組で見れば……DFヴィニシウスの6をDF板倉、MF野沢の8をMF庄司、FWクリスランの20をFW阿部、GK石川の22をGK川浪がそれぞれ受け継ぎまして。


若い番号の空き番は、今のところ3・5・15・18です。3は2年連続、15に至っては4年連続で空き番です。


※ちなみに、ベガルタに名称が変更となってからの背番号15は……
1999 MF中村 学
2000 同上
2001 同上
2002 MF中島 浩司
2003 MF石井 俊也
2004 DF村田 達哉
2005 FW大久保 剛志
2006 同上
2007 同上
2008 FW田中 康平
2009 同上
2010 MF太田 吉彰
2011 同上
2012 同上
2013 MFヘベルチ
2014 MF鈴木 規郎
2015 -
2016 -
2017 -
2018 -


うーむ。結構な個性派と地元ファンの期待を背負っていた選手が集いましたな。近年で印象深いのはMF太田とMFヘベルチですかね。


まあ今思えば、ヘベルチあたりからはじまったんですな。左利きパルプンテ助っ人補強って(2013ヘベルチ⇒2014途中~2016ハモン・ロペス⇒2017クリスラン)。

 

【2018年ベガルタ-トップチームスタッフ

監督 渡邉 晋
コーチ 福永 泰
コーチ 小林 慶行
GKコーチ 石野 智顕
フィジカルコーチ 西形 浩和
アシスタントコーチ 吉田 賢太郎
フィジオセラピスト 島田 周輔
チーフトレーナー 赤星 太朗
トレーナー 幹 賢道
トレーナー 新山 圭祐
主務 千葉 雅俊
副務 永沼 慎也
副務兼通訳 比嘉 チアゴ
副務兼通訳 李 聖央

ほとんど昨年と変更はありませんでしたが……しれっと変更があったのは、アシスタントコーチに2017年ジュニアユース監督だった吉田賢太郎さんが就任したことです。


彼は、1999年にプロ入りし2008年までプレー。在籍チームは、京都(J1)・水戸(J2)・栃木(JFL)・松本(北信越1部)でプレー。

 

2009年からは栃木にてアカデミー&トップチームコーチを歴任し、2016年からベガルタ仙台アカデミーにて指導にあたる。

 

……2018シーズンはユースもジュニアユースも監督変わるんですな。下部組織は変革の時を迎えるようです。


ちなみに、分析担当コーチだった清水智士さんは1年で退任(退団かどうかは不明)。


あと、目ざとく注目すると「通訳 比嘉チアゴ」が「副務兼通訳 比嘉チアゴに肩書きが変わっていてですな。

 

アゴが残ったっていうことは、いずれ(今かはわからないけど)ブラジル人来るなと予想できるってもんですよ。


土曜日の記者会見で何かありますかねー。果たして。

 

ひとまずここまで!

【2018ベガルタオフ(12)】クリスラン期限付き移籍満了、野沢さん退団。あ、明日からチーム始動ですよ!

想像を超えるプレーをありがとう。その1

クリスラン選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

 

クラブから正式に退団のリリースが出ましたな。

 

ハモンロペスと入れ替わる形で入団したクリスラン。来日前の恒例行事とも言えましょう、海外動画(YouTube)を見て「ホントこんな選手来るのか?」と思った記憶があります。

 

↓こちらです

www.youtube.com

 

フタを開けたら期待どおり、正直ハモン以上の大活躍で。「あー、こりゃあ一年限りでいなくなるんだな」早々に思っておりました。明らかにウチで使いこなせるプレーヤーではないな、と。

 

とは言え、今年の我が軍は戦術を大幅に転換しベースの構築中。個に頼るスタイルとは一線を画しているチームづくりのなかでは、起用は石原優先でした(異論はなし)。

 

クリスはルヴァンカップや絶対に落とせない試合。そして、戦術がはまらない時チームの流れが悪くならないよう起用されていたと思います。ある意味今季の戦術を浸透させるために、彼の存在は大きかったのかなと思いました。

 

飛び道具と言うか。使えば点を獲れる、何とかできる存在がいたから、勝利至上主義に偏ることなくチーム戦術を落とし込めたのかなと。もちろん、絶対に勝ちたい試合での存在感も大きかった訳ですしな。ルヴァンの準決勝進出はクリスの活躍が大きな原動力となったし。

 

今季もきっと苦しい時期や局面が来るはず。チーム全体で乗り越えられればもちろんベストだけど、やはり誰か一人ジョーカーがいればいいのかなと思う。人とは言わない。移籍での獲得だけではなく、誰かが成長して出てきて欲しいものだね。

 

しかしまあ、行き先がエスパルスかあ……。もっと優勝争いに絡めそうなところで大活躍する姿が見たかった……。第二のフッキみたいな感じになってほしいしね。

 

★今シーズンのゴール動画(非公式)

www.youtube.com

今見てもすごいなあ。全然サッカー知らない人間をスタジアムに連れてくる時に「すごい選手いるよ」と、すごく説得材料となったしね。

 

そういう選手も必要なんですよ。興行としてはね。そりゃ25年も応援してれば最早ベガルタは日常の一部だけど、そんな私でもスタジアムでは非日常を味わいたい思いもあるわけだし……。

 

何はともあれ、ありがとうクリスラン!


想像を超えるプレーをありがとう。その2

野沢拓也選手 契約満了のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

天才は静かに去ります。クリスランに続いて、ジーニアス野沢さんも正式に退団リリースが出ました。

 

いやー、ホントに寂しい。ハチャメチャが押し寄せてきていた2014年。途中加入で仙台を救っていただきましてな。

 

ベガルタでのプレー動画(2015年まで、非公式)

www.youtube.com

 

類稀なサッカーセンスと技術。タイプこそ異なれど、財前以来ですよ「これぞ天才」と思ったのは。

 

今年はね、戦術が変わってしまいなかなか出番がありませんでした。でも、アウェーセレッソ戦では大活躍していただいて。

www.youtube.com

年齢を重ねてもね、センスも技術も錆びないことを改めて知りました。生粋のサッカー小僧、現役続行となるのか。まだまだ見たい選手ではあります。

 

いや、本当に見ていて楽しい選手でした。ありがとう野沢選手!


気が付いたら

匠も成人を迎えましてな。

 

宮城県の各地で成人式 仙台市では・・・ | KHB東日本放送

 

今年もお遍路に出てしまうゆえ、個人的にどんどん観たい(好きな)選手がいなくなり寂しいものですが……でも、今年は観続けますぞ!!

 

んで、気がついたら明日からチームが始動と。

 

ベガルタ仙台2018シーズン 始動日およびキャンプスケジュールのお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

 

13日には記者会見&新ユニフォーム発表、15日からはながーいキャンプへと突入します。

 

さて、始動前に契約状況をおさらいしますか。

 

GK
シュミット・ダニエル⇒12/9契約更新
関憲太郎⇒12/23契約更新
石川慧⇒12/25栃木へ完全移籍発表
イ・ユノ⇒12/23契約更新

 

CB
ヴィニシウス⇒12/24退団発表
平岡康裕⇒12/13契約更新
大岩一貴⇒12/26契約更新
小島雅也⇒12/27J2町田へ育成レンタル発表
増嶋竜也(レンタル)⇒⇒12/27レンタル終了(※所属元、柏からJ2千葉へレンタル)
常田克人⇒12/12契約更新
(DMF)椎橋慧也⇒12/12契約更新

 

WB
永戸勝也⇒12/14契約更新
蜂須賀孝治⇒12/18契約更新
OMF中野嘉大(レンタル)⇒12/22J1川崎から完全移籍での加入発表
菅井直樹⇒12/25契約更新
古林将太(レンタル)⇒12/25J2名古屋から完全移籍での加入発表
(OMF・DMF)茂木駿佑⇒12/21契約更新

 

DMF
(OMF)奥埜博亮⇒12/23契約更新
富田晋伍⇒12/16契約更新
三田啓貴⇒12/29神戸への完全移籍発表
藤村慶太⇒12/27J2金沢へのレンタル発表

 

OMF
野沢拓也⇒1/8退団発表
梁勇基⇒1/5契約更新
金久保順⇒12/16契約更新
野津田岳人(レンタル)⇒12/28J1広島からのレンタル移籍期間延長発表
西村拓真⇒12/14契約更新

 

FW
平山相太⇒12/28契約更新
石原直樹(レンタル)⇒1/6完全移籍での獲得発表
クリスラン(レンタル)⇒1/8レンタル移籍期間満了、退団発表


【レンタル中】
DMF差波⇒12/28J3盛岡へのレンタル終了、J3金沢へレンタル発表
OMF佐々木⇒12/29J2徳島への育成レンタル終了、J2讃岐への育成レンタル発表

 

※強化選手や二種登録選手は除く
※ポジションは今季の使われ方など加味して、当方の独自判断


全員公式リリースが出ました。さて、現有戦力をちょっとポジションごとに整理してみましょう。


※A・Cは契約枠(外は外国人枠、アはアジア枠、特例は加盟チーム規則第10条に該当する枠)下部組織出身の奥埜と茂木はA契約カウント外)、★は新加入、カッコ内は2018年に迎える年齢を表記

 

GK 4名
関(32)A
★川浪(27)A
シュミット ダニエル(26)A
イ ユノ(19)Cア 

 

CB 5名
平岡(32)A
金正也(30)A外
大岩(29)A
★板倉[DMF](21)A※川崎からレンタル
常田(21)C

 

DMF 5名
富田(32)A
奥埜[OMF](29)(A)
★庄司(29)A
茂木[WB](22)(A)
椎橋[CB](21)A

 

WB 5名
菅井(34)A
蜂須賀(28)A
古林(27)A
中野[OMF](25)A
永戸(23)A

 

OMF 4名
梁勇基(36)A特例
金久保(31)A
野津田(24)A※広島からレンタル
西村(22)A

 

FW 4名
石原(34)A
平山(33)A
★阿部[OMF](31)A
ジャーメイン(23)C

 

【レンタル中】
CB小島(21)A J2町田
DMF差波(25)A J3富山
DMF藤村(25)A J2金沢
OMF佐々木(20)A J2讃岐

 

≪OUT≫ ⇔ ≪IN≫
GK石川 ⇔ GK川浪
CB増嶋 ⇔ CB金正也
CB小島 ⇔ CB板倉(レンタル)
CBヴィニシウス ⇔ ?
DMF三田 ⇔ DMF庄司
DMF藤村 ⇔ ?
OMF野沢 ⇔ FW阿部
FWクリスラン ⇔ ?

 

こうして書いてみると……CB・DMF・OMF・FWとセンターラインの選手が「30オーバーか20代前半」なんですな。今後、世代交代を考えた時に心配だねぇ。特にCB・DMFはテコ入れしたいところ。DMFについてはまあ、差波くん藤村くんのとこなのだけど。

 

まあ、世代交代もそうなのだけど。それよりも今、フィールドプレーヤーの選手23人しかいないんですな!しかも蜂須賀はケガしてるし……となると、もう少し選手欲しいとこ。

 

A契約は現在22人。あと3人までなら契約可能です。もちろんB契約・C契約ならその限りではございません。ちなみに、外国人枠は泣いても笑ってもあと2名まで。

 

近年ではユース選手の練習生参加で繋いで、シーズン途中に補強みたいな流れができておりますが……まだ1名くらいの発表があるのでしょうか。そういえばクリスランは記者会見以降の加入でしたな。

 

吉報を待とう!

【2018ベガルタオフ(11)】岐阜からMF庄司加入、FW石原完全移籍!

キャリア7シーズン目で、いよいよJ1(個人)昇格

J2屈指のパサー、庄司選手が岐阜から完全移籍にて加入。

www.fc-gifu.com

 

FC岐阜 庄司悦大選手 完全移籍加入のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト


1989年9月14日生まれ、今年29歳です。経歴は、清水商高-専修大-町田(J2・JFLJ3)-山口(J3・J2)-岐阜(J2)。

 

インカレで優勝した専修大からプロ入り後、これまでの6シーズン降格も昇格も経験した。本人的にどう感じているかはさておいてなかなかの苦労人である。

 

プレスリリースでも「自分の得意なプレーであるパスで……」と話しているように、パスには相当の自信がある様子。

 

ちょっと動画をみてみましょ。

 

★2017シーズンハイライト(非公式)

www.youtube.com

 

専修大学在学時の町田戦(天皇杯の神奈川県予選)プレーハイライト(非公式)

www.youtube.com

※ちなみにこの試合が翌年の町田加入に繋がったとか

azrena.com

 

なるほど、ほんっとパサーだね!静岡のプレーヤーだね!!

 

独特の「間」を持っていて自分のリズムで勝負するタイプですな。なんだか懐かしい感じがします。

 

彼を語るうえで、イメージが強いのはやはり山口に在籍していた2015年J3ですな。

 

JFLから昇格したばかりの山口は、FW岸田・MF島屋・MF鳥養・MF福満といった攻撃陣が大活躍し1年でJ3へと昇格。

 

岸田・島屋・福満が得点ランキング上位を独占、チームは総得点96(36試合)という記録的な数字を叩き出した。ボランチとして彼らの実力を引き出していたのが他でもない、庄司選手です。

 

今年はパスサッカーの権化・大木武監督が率いるFC岐阜に加入。成績はどうあれポゼッションサッカーを貫いた岐阜において、ほとんどの試合に出場し屋台骨となった。

 

一つ言っておけば、彼は三田とはプレースタイルが異なる。三田のようにドリブルで運んで、適宜ミドルシュートを放ち、球際で粘れる……いわば現代的なプレーヤー、ではないと思う。そこは観る側も分かっていてほしいなと。

 

ただ、その分と言うか。ドリブルで持ち上がるタイプではない分、パスセンスはとても優れていて。流石、長短のパスは正確性が高いなあという印象がある。ボールポゼッションで攻め入る我が軍にはフィットするかなと思います。

 

J2とは異なるJ1のプレースピードに本人が早く順応できるかどうか、がカギであろう。岐阜時代の試合を観ていても、少しゆったりとしたプレー(チーム全体がそう)が目立った。

 

折角のパスセンスも早いプレッシャーに潰されては何にもならない。なので、その部分をクリアできるポテンシャルがあるかどうか。それは、これから明らかになる。

 

何せ、彼自身がJ1初挑戦。J3⇒J2⇒J1とステップアップを果たしてきた彼の適応力に期待したい。

 

ボール触ってなんぼのプレーヤーだしね、周りもしっかりサポート&フォローを!

 

あ、ちなみに裏強化部補強リストには……おりませんでした。シシーニョに目が行き過ぎて、見逃しましたな……。


正式にいらっしゃいませ、石原さん

www.sponichi.co.jp

 

★公式

石原直樹選手 ベガルタ仙台へ完全移籍のお知らせ|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE

石原直樹選手 完全移籍加入のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト


渡邉サッカーを体現するには、最早なくてはならない存在の石原選手。既報通り、完全移籍での獲得となりました。改めていらっしゃいませ。

 

浦和時代の2シーズンこそケガで苦しんだため0得点に終わったが、他のシーズンは安定して点を取れるプレーヤー。昨年もチームトップの10得点。

 

そして、何よりもワントップとして技術の高さと球際の強さが光った。ボールロストが少なく、前線の守備でも必要な時に的確なチェイシングを見せる。文字通り、攻守にわたりチームを支えたエースプレーヤーです。

 

そんな彼も今年で34歳。まだまだ頑張れると思うが、彼の代役として活躍できるプレーヤーも出てきてほしいところですな。


例によって契約更新状況おさらい(2018/1/6現在)

GK
シュミット・ダニエル⇒12/9契約更新
関憲太郎⇒12/23契約更新
石川慧⇒12/25栃木へ完全移籍発表
イ・ユノ⇒12/23契約更新

 

CB
ヴィニシウス⇒12/24退団発表
平岡康裕⇒12/13契約更新
大岩一貴⇒12/26契約更新
小島雅也⇒12/27J2町田へ育成レンタル発表
増嶋竜也(レンタル)⇒⇒12/27レンタル終了(※所属元、柏からJ2千葉へレンタル)
常田克人⇒12/12契約更新
(DMF)椎橋慧也⇒12/12契約更新

 

WB
永戸勝也⇒12/14契約更新
蜂須賀孝治⇒12/18契約更新
OMF中野嘉大(レンタル)⇒12/22J1川崎から完全移籍での加入発表
菅井直樹⇒12/25契約更新
古林将太(レンタル)⇒12/25J2名古屋から完全移籍での加入発表
(OMF・DMF)茂木駿佑⇒12/21契約更新

 

DMF
(OMF)奥埜博亮⇒12/23契約更新
富田晋伍⇒12/16契約更新
三田啓貴⇒12/29神戸への完全移籍発表
藤村慶太⇒12/27J2金沢へのレンタル発表

 

OMF
野沢拓也⇒退団報道(河北)
梁勇基⇒1/5契約更新
金久保順⇒12/16契約更新
野津田岳人(レンタル)⇒12/28J1広島からのレンタル移籍期間延長発表
西村拓真⇒12/14契約更新

 

FW
平山相太⇒12/28契約更新
石原直樹(レンタル)⇒1/6完全移籍での獲得発表
クリスラン(レンタル)⇒残留を視野に交渉中&退団へ(河北)、清水に移籍へ(スポーツ新聞各紙)

 

【レンタル中】
DMF差波⇒12/28J3盛岡へのレンタル終了、J3金沢へレンタル発表
OMF佐々木⇒12/29J2徳島への育成レンタル終了、J2讃岐への育成レンタル発表

 

※強化選手や二種登録選手は除く
※ポジションは今季の使われ方など加味して、当方の独自判断

 

んで、入退団と契約枠でみると。

≪OUT≫ ⇔ ≪IN≫
GK石川 ⇔ GK川浪
DF増嶋 ⇔ DF金正也
DF小島 ⇔ DF板倉(レンタル)
DFヴィニシウス ⇔ ?
DMF三田 ⇔ DMF庄司
DMF藤村 ⇔ ?
OMF野沢 ⇔ FW阿部
FWクリスラン ⇔ FWジャーメイン

 

【A契約】21+2人(25人まで保有可能、下部組織出身はカウント外)
シュミット、関、平岡、大岩、椎橋、永戸、蜂須賀、中野、菅井、古林、富田、金久保、野津田、平山、石原、梁勇基、川浪★、金正也(外国人枠)★、板倉★、庄司★、阿部★(カウント外:奥埜、茂木)

 

【C契約】3人
イ ユノ(アジア枠)、常田、ジャーメイン★

 

★は今季加入選手。

 

f:id:vegaltaunder:20180106153122p:plain

2018年ベガルタフォーメーション(20180106)

 

まあ、もちろん退団した選手と同数を獲得するわけではないですからな。うーん、センターフォワードタイプはもう一人くらい来るかなあ。あとはまあ、守備系オールマイティ選手(CB・ボランチのできる選手)を一人。

 

提携国(※タイ、ベトナムミャンマーカンボジアシンガポールインドネシア、イラン、マレーシア、カタール以外の外国人枠はあと2人分(※)あるから、もう1枠くらいは使うのかな?

梁勇基金正也のどちらかは外国人枠扱いになるはず

 

例年通りブラジル選手が来るか。はたまた韓国あたりから選手が来るのか。それとも謎のスペイン人が来るのか……。

 

もう少し動きありそうですのう。


今年はバレンシア

www.kahoku.co.jp

オフには海外視察へと旅立つ渡邉監督。今年は、スペイン・バレンシアへ。

 

戦術やトレーニング方法と言うよりは、週末の試合に向けたチームマネジメントについて学びたいという意思での渡欧だったようです。

 

「目の前の試合を大切にする」「勝負へのこだわり」……あら、分かっているじゃないか。それですよ、今一番必要なのは。

 

記事の最後には「ES MUY DIFICIL VENCER A ALGUIEN QUE NUNCA SE RINDE」を各々訳せという問題を投げて結ばれておりましたな。

 

スペイン語なぞ1mmも分からないSさん。まんまと辞書引いて訳しました。

 

「諦めない人間を倒すことは難しい」みたいな意味かな?

つまり、スラムダンク安西先生の例の金言ってことでOKですかね?

 

勝つために最善の選択を『選ぶ』のが監督でございます。築いた土台のうえで、勝つためにどんな選択肢をチームに増やしていけるか。Sさんは、そこに注目しております。

 

それが実現出来たら、次は『選手それぞれが、勝つための方法をピッチで主体的に体現する』という段階に行くのでしょうな。

 

そこまでたどり着けるよう、監督自身も精進してくださいませ。

【2018ベガルタオフ(10)】「FW阿部選手」の懐かしい響き。梁契約更新。

久々のFW阿部さん

www.sanspo.com

★公式

蔚山現代FC 阿部拓馬選手 完全移籍加入のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

 

FWクリスランの清水移籍に伴い、FW阿部拓馬選手の加入が正式発表。

 

【経歴】
横河武蔵野FCユース-法政大学-東京ヴェルディVfRアーレン(ドイツ)-ヴァンフォーレ甲府FC東京蔚山現代FC大韓民国

 

【出場記録】 
2005 横河(JFL)1試合0得点 ※2種登録
2010 東京V(J2)リーグ戦20試合(644分)3得点
2011 東京V(J2)リーグ戦33試合(2539分)16得点
2012 東京V(J2)リーグ戦40試合(3530分)18得点
2012-2013 アーレン(独2部)9試合2得点
2013-2014 アーレン(独2部)5試合0得点
2014 甲府(J1)リーグ戦14試合(933分)1得点
2015 甲府(J1)リーグ戦30試合(2544分)5得点
2016 FC東京(J1)J1リーグ戦11試合(925分)1得点、J3リーグ戦1試合(17分)0得点
2017 FC東京(J1)J1リーグ戦10試合(468分)0得点
   蔚山(韓国1部)12試合1得点

 

ちなみに、調べてみたら韓国ではデビュー戦でゴールを決めていたようです。

 

〔ご参考までに〕2010-2012ゴール集(非公式、なんだか無音ですが……)

www.youtube.com

 

J2時代には得点を決めに行くハングリーさが光っていましたな。

現在でも、積極的で力強いプレーと的確なポジショニング、無駄に力を入れない冷静なシュートが持ち味です。

 

生粋のストライカーと言うよりは、チャンスメイクするタイプと言えます。シャドーでも使えるので、西村くん辺りは競争となるかもしれませんな。向上心の高い西村くんなら彼から吸収する部分は少なからずあるのではないでしょうか。


契約更改状況(2018/1/6現在)

年も明け、OMF梁勇基の契約更新が発表。

梁勇基選手 契約更新のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

と、いう訳でおさらい。

 

GK
シュミット・ダニエル⇒12/9契約更新
関憲太郎⇒12/23契約更新
石川慧⇒12/25栃木へ完全移籍発表
イ・ユノ⇒12/23契約更新

CB
ヴィニシウス⇒12/24退団発表
平岡康裕⇒12/13契約更新
大岩一貴⇒12/26契約更新
小島雅也⇒12/27J2町田へ育成レンタル発表
増嶋竜也(レンタル)⇒⇒12/27レンタル終了(※所属元、柏からJ2千葉へレンタル)
常田克人⇒12/12契約更新
(DMF)椎橋慧也⇒12/12契約更新

WB
永戸勝也⇒12/14契約更新
蜂須賀孝治⇒12/18契約更新
OMF中野嘉大(レンタル)⇒12/22J1川崎から完全移籍での加入発表
菅井直樹⇒12/25契約更新
古林将太(レンタル)⇒12/25J2名古屋から完全移籍での加入発表
(OMF・DMF)茂木駿佑⇒12/21契約更新

DMF
(OMF)奥埜博亮⇒12/23契約更新
富田晋伍⇒12/16契約更新
三田啓貴⇒12/29神戸への完全移籍発表
藤村慶太⇒12/27J2金沢へのレンタル発表

OMF
野沢拓也⇒退団報道(河北)
梁勇基⇒1/5契約更新
金久保順⇒12/16契約更新
野津田岳人(レンタル)⇒12/28J1広島からのレンタル移籍期間延長発表
西村拓真⇒12/14契約更新

FW
平山相太⇒12/28契約更新
石原直樹(レンタル)⇒退団の可能性ありと報道(報知)、完全移籍にて残留報道(サンスポ・日刊)
クリスラン(レンタル)⇒残留を視野に交渉中(河北)、退団へ(河北)

 

【レンタル中】
DMF差波⇒12/28J3盛岡へのレンタル終了、J3金沢へレンタル発表
OMF佐々木⇒12/29J2徳島への育成レンタル終了、J2讃岐への育成レンタル発表

 

※強化選手や二種登録選手は除く
※ポジションは今季の使われ方など加味して、当方の独自判断

 

これで、公式発表待ちはOMF野沢、FW石原、FWクリスラン。FW石原の正式発表が待ち遠しいですな。

 

それでは、ひとまずこんなところで。またお会いしましょう!

【2018ベガルタオフ(9)】クリスラン、清水へ。2018チームスローガン決定。

ハピネス2018

さて、ベガルタ仙台ブログ界東スポ的存在であります当ブログをお読みいただいているみなさま、あけましておめでとうございます。

 

旧年はオフシーズンにしか更新しないというたわけた感じでございましたが……本年は、メインに書いております私Sのコンテンツに対するモチベーションが戻りつつあるのでさっくり更新していきます。きっと。

 

さあ、ぼちぼちストーブリーグも佳境に差し掛かる2018年初頭。どうなっていきますでしょうか。


結構深刻な事態だと、僕は。

www.hochi.co.jp

www.sponichi.co.jp

 

クリスランの移籍先が、清水になりそうですな。

 

いやー、これはどうなのでしょうな。まだ陣容が出揃っていないので私見にとどめておきますが、今のところSさん的に今季の目標は「J1残留」です。

 

正直言えば、今のところ戦力は昨年比でダウンしていると思う。そのうえ、今の戦術に変更して2年目。他チームの研究も進んでいくでしょう。

 

てなわけで、まだ「一桁順位」とかは言えないんですよ。もし今後補強がうまくいかなかった時に、清水は残留争いの大きなライバルとなると踏んでいます。そのチームにクリスが移籍するとなるとね、あんま悠長にしてらんないよなという話です。

 

残留を目指すなら、残留を争うチームとの試合で勝利は必須。みなさんご存知の通り、勝負強いクリスが清水に行くのは結構、ヤバいなと。

 

まあ、チョンテセと並び立つのだろうかという率直な疑問はありますが。なんだろう、油と油と言うか。ハマったらすごそうだね、戦術とかそういう次元じゃないプレーとかしそうだし。


高校サッカー選手権開催中、の裏側で

そういやあんまり触れてなかったんですがね、2018シーズンはユースの監督が代わります。

 

原崎政人 ベガルタ仙台ユース監督 大宮アルディージャ ヘッドコーチ就任のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト


手倉森元監督の腹心として同郷・青森から入団した原崎氏。ここ2年はアカデミーコーチ(S級ライセンス獲得のため)、現レディース監督の越後氏からバトンを引き継いでユース監督を歴任。

 

トップチームから離れていたなかで、古巣大宮(しかもヘッドコーチとしてのオファー)からのお誘いに心傾いたというところでしょうかねぇ。ユース監督就任→1年でさようなら、かあ。うーん、なんだかいろいろと感じますな。

 

さて、今季は苦しんだユース。来季は誰が監督をやるのだろうか。公認B級ライセンス持っていれば大丈夫なので、内部昇格ですかねぇ。

 

お金のない我が軍。ユースの強化はやっぱり必須ですしな、プレミアリーグに昇格できるレベルまで押し上げてほしいものです。

 

ところで。古矢さんもいなくなったので、S級ライセンス持っている方減ったなあ。現監督以外は、福永泰コーチと越後レディース監督と山路女子強化育成部指導者養成担当部長(長い)だけかい……?

 

不測の事態の際には泰さんがやるんだろうがなあ。どうなることやら。


2018スローガン決定

ベガルタ仙台 2018シーズンスローガン決定のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト

 

昨年に引き続き『Be STRONG』ですな。

 

2017年は「Be STRONG 興せ、未来を」。んで今年は「興せ、「シン」の力を」だそうな。2016年「Build Up 興 興せ思いを。走らせろ己を。繋げ力を。」から引き続き『興』の字が入ります。

 

※プレスリリースより引用
『昨シーズンからの継承。頂点をつかむために、さらにSTRONGなチームにならなければならない。どんなことにも揺るがない「芯」の強さ。いかなる困難にも突き「進」む力。その先にある「真」の強さを追求して戦う。タイトル獲得、復興という未来を「信」じ、地域とともに「心」を1つに歩んでいく。』

 

まあ、まずは「芯」と「頑」は違うんだよという部分は覚えててほしいかな。頂点を掴むには、理想だけではどうにもならんので。

 

立ち返れるベースは大切。今年は(も)ベースとなる戦術が通用しない時にどう修正するかを個人的に大きなテーマとして試合を見ていきたいなと思ってます。

 

しかし、このスローガン見るたびに「BETAKUTO!!~野蛮なれ~」週刊少年ジャンプに載ってたマンガ)を思い出すなあ。まあ、現状野性味足りないしね。最早それでいいんじゃないかなとも思う。

 

ではでは、また!

【2018ベガルタオフ(番外編その3)】裏強化部補強リスト(後編)

戯言シリーズ超大作、完結す

三回にわたりただの予想を羅列してきた「裏強化部補強リスト」も今回で最後。最後は「攻撃陣」というふわっとしたくくりでお話していく。

 

まあ、正直を言えば野津田の退団を事前に想定していたため多くのOMFをリストアップしていた。あとはクリスランの後釜として、苦しい時に点を取れるストライカーが「とれたらいいなあ……」レベルで探していたと。

 

ただまあ、野津田の残留に加え、正直意外だった金久保の契約更新、二列目もこなせる阿部拓馬の獲得濃厚ということで、OMFは今んとこいらないかなあとは正直思っている。なもんで、簡易的にご紹介。

 

4■攻撃陣のバリエーション強化

【OMF】

・菊地大介(J1浦和、26歳)J1リーグ戦8試合0得点
江坂任(J1大宮、25歳)J1リーグ戦34試合7得点
・中川寛斗(J1柏、23歳)J1リーグ戦22試合3得点
・増山朝陽(J2横浜FC※神戸からレンタル、21歳)J2リーグ戦9試合0得点
シシーニョ(J2岐阜、31歳)J2リーグ戦39試合0得点
石毛秀樹(J2岡山※清水からレンタル、23歳)J2リーグ戦31試合2得点
豊川雄太(J2鹿島※鹿島からレンタル、23歳)J2リーグ戦35試合8得点
石津大介(J2福岡、28歳)J2リーグ戦36試合8得点

 

割と若手が多く、チャンスメーカータイプが多かったと言えますな。裏強化部的には柏・中川が高評価。以前柏が取り組んでいた0トップシステムの肝として、フリーランニングの質の高さとアグレッシブなプレッシングを見せていて。石原の後継者としていいなあ……なんて。

 

あとは、シシーニョね。謎のトレンド・スペイン人大量来日(恐らくは、Jリーグとの提携結んだから&そこから派生する代理人絡みの話なんだろうね)の流れで彼も来日。

 

スペイン年代別代表のキャリアは伊達ではなく、基礎技術の高さは半端じゃない。福岡・城後に感銘を受けた親日家でもある。ぜひJ1でみてみたいなあと。

 

【FW】

・鈴木優磨(J1鹿島、21歳)J1リーグ戦26試合6得点
・ユ インス(J1FC東京、23歳)J1リーグ戦6試合0得点、J3リーグ戦20試合8得点
田中順也(J1神戸、30歳)J1リーグ戦24試合1得点
ドウグラスヴィエイラ(J2東京V、30歳)J2リーグ戦41試合18得点
永井龍(J2名古屋、26歳)J2リーグ戦23試合6得点

 

夢と現実が割とごちゃっとした面々に。平山が来たならTJだっていける!ということで、クリスランの抜けた穴を存分に埋めてもらいましょうという裏強化部の浅はかな熱望。何かと理由をつけて毎年リストアップされている。我々はTJを諦めていない。

 

ドウグラスヴィエイラは来日以来、Sさんのおススメ選手です。足元上手だし、得点感覚もある。J1レギュラークラスかは微妙な線かもしれないけど、切り札として使うならクリスランの穴を埋められるかも。

 

鈴木優磨は現在トレンドのオリンピック世代レンタル移籍の流れに乗ってきてくれないかなあと。プロ向きのハングリーなメンタリティを持っているから、金崎とのガチンコ勝負でレギュラー奪うと思っているかもしれないけどね。

 

ウチの選手に足りない表に出る熱さを持っている選手でもあるし、それでチームを盛り上げてほしいんだよね。まあ、試合に出ないと代表には選ばれないですからな。決して縁がないわけではない鹿島さん、貸してください……!


【契約更新状況】

シシーニョは徳島に移籍。江坂選手は柏に、豊川はベルギー移籍の報道。まあ、そうですよねー。他の方は現時点でまだ契約更新していないみたい。おっ。


おさらい

やはり攻撃陣よりかは守備陣ですな。ボランチ1名、あとできればCB1名はほしいよなあ。どちらかと言われればボランチ。まあ東京Vの安在選手、広島の稲垣選手みたいにいっろいろなポジションが出来る選手がくれば我が軍的には助かりますな。

 

攻撃陣はもうホント、クリスランのところだね。彼みたいなスケールのある選手の獲得は難しいかもだけど、余力があれば一人探してこれれば。最近トレンドの謎のスペイン人とかでも!

 

わーっと書きましたが、総合するとDF畠中(東京V)DF安在(東京V)DF藤原(徳島)MF永木(鹿島)MF稲垣(広島)FWドウグラスヴィエイラ(東京V)が裏強化部的おススメ選手でしょうかね。

 

さあ、これまで挙げたメンバーから的中はあるのか!当たったら飲みに行くぞー!!

【2018ベガルタオフ(番外編その2)】裏強化部補強リスト(中編)

f:id:vegaltaunder:20171231124843p:plain

前回は現有戦力についてちょっとだけ&DF陣のテコ入れについてお話しました。そして、中編となる今回はボランチについてボランチ編だけでも大分長くなったため、3部作でお送りします)。早速参りましょう。

 

3■ボランチは心臓なのです

裏強化部、特に私SとKさんは長年我が軍のボランチのクオリティに問題を抱えていると感じていた。ボランチのレベルが少しでも上がれば、比例してフットボールの質も上がるのに。そんな思いでいたのだ。

 

しかし、今季半ば。我々が抱えていた思いに一つのピリオドが打たれる。それは、三田と奥埜のダブルボランチ起用であった。

 

我が軍に加入し、優れたサッカーセンスと技術に左足から繰り出す気の利いたパスですぐに頭角を現した三田。攻撃面、特にボールキープ能力と意外性のあるシュート、豊富な運動量を武器としていた奥埜。

 

奥埜は過去ボランチに何度か起用されたが、あまりフィットしないでいた。だが、攻撃的な戦術を取り入れた今季はともにオフェンシブなタイプの二人がボランチに並び立つことが可能となった(富田のケガもあったと言う意味では結果論かもしれないが……)。FW石原の効果的なチェイシングや球際の強さも相まって、守備の負担が軽減されたのも大きいだろう。

 

ボランチが安定した結果、二列目の野津田と西村もチャレンジできるようになり、安定したパフォーマンスを発揮。今季終盤戦はチーム全体の戦術理解とコンビネーションも深まり、裏強化部的にも来季への期待感は少しずつ上がっていったのである。

 

本気で5位を狙うなら、ボランチのレベルをさらに上げなきゃね。ようやく、質にフォーカスした強化策が取れる。そう思って、リストアップを進めていた。進めていたのだが……。

 

まさか、三田が移籍するとは。オファーは間違いなくあるとは思っていたが……複数年契約を結んでいたしレギュラーに定着もしていてこれからと言うときに動くことはあまり考えていなかったのである。だが、結果はご存知のとおりになった。

 

だから、即戦力ボランチの確保は生命線となった。来季、今季より結果を残すには同じレベルかそれ以上の選手を迎えなければいけない。当然、当初のリストアップからは異なったメンバーとなった。

 

茨田陽生(J1大宮、26歳)J1リーグ戦30試合1得点
パスセンスの高いボランチ。柏の下部組織出身で、今季大宮に加入。レギュラーとしてチームを牽引したが、来季はJ2へ。文句なしの実力を持つ彼。来季もJ1でプレーすべきだ。

 

橋本拳人(J1FC東京、24歳)J1リーグ戦26試合5得点
サイドハーフサイドバックもこなせる守備の強いタイプ。昨季4得点、今季5得点と機を見て攻撃に絡む姿勢も抜群。近年、縁のあるFC東京さん。淡い期待を持つ。

 

扇原貴宏(J1横浜FM、26歳)J1リーグ戦26試合1得点
元日本代表。昨季はケガで出場機会があまり無かったが、今季は活躍。左利きでパスセンスに優れ、三田の後釜としては申し分ないでしょう……だけどもね、お金は高そうですな……。

 

丸谷拓也(J1広島、28歳)J1リーグ戦6試合0得点
昨季は21試合出場。惜しみない運動量でピッチを走り回る。野津田のように、当時3-4-2-1を敷いていた広島の経験を活かせれば。

 

当初はここまでだったが、後に追加。

 

永木亮太(J1鹿島、29歳)J1リーグ戦20試合1得点
湘南での働きが評価され、2016シーズンは鹿島に移籍。石井政権では重用されたが、大岩政権ではベンチを温める日々が続いている。ボール奪取力、運動量、キック精度の高さを生かしたい。

 

細貝萌(J1柏、31歳)J1リーグ戦14試合0得点
海外経験も豊富な元日本代表。元々は攻撃的選手。ボランチとしては守備力を評価されている。今季開幕後に柏に加入したが、あまりフィットはしていない印象。

 

中町公祐(J1横浜FM、32歳)J1リーグ戦22試合2得点
むかーしむかし仙台への入団が内定していたが、A契約での加入となること(湘南でのプレー経験あり⇒大学進学⇒再びプロ)を失念していた当時のフロントが獲得を回避したとかなんとか。現在では横浜FMのレギュラーとして活躍。球際に強く、競り合いも勝てるプレーヤー。

 

増田誓志(J1清水、32歳)J1リーグ戦4試合1得点
今季夏に清水へ加入。何回か我が軍もオファーした。ゲームメークに優れ球際にも強い。しかし、確か複数年契約だったような……

 

六平光成(J1清水、27歳)J1リーグ戦25試合0得点
攻撃センスを評価されているプレーヤー。終盤ケガをしたが、その前までは試合出場の機会を得て活躍。

 

・茶島雄介(J1広島、26歳)J1リーグ戦12試合0得点
技術力が高く、運動量も豊富。攻撃センスもあり、2列目もこなせるボランチ。広島でのプレー経験を活かしてほしい。

 

稲垣祥(J1広島、26歳)J1リーグ戦14試合2得点
GKとCB以外、どこでもプレーできる万能性が魅力。今季はヨンソン監督就任後、レギュラー獲得。しかし、同監督は清水へ。来季は甲府時代に指導を受けた城福監督が就任する。果たして進路は。

 

DF編でご紹介した、東京Vの安在選手もボランチでプレーできる。左利きで技術力高し。彼もまた三田選手の後釜としてはフィットするのではないかと思います。

 

【契約状況】
ボランチは各チーム人材難と、強化部員Nくんは語る。その通り、どこのチームもやはりこのポジションは大切なのです。

 

リストアップした選手では、茨田・橋本・六平は契約更新。丸谷は大分、茶島は千葉へとそれぞれ移籍。まあ、やはりと言うか。なかなか難しいでしょうな。

 

うーむ。三田の移籍金とか高年俸(と思われる)選手に支払う予定だったサラリーなど調整して、ボランチはお金をかけてでも強化してほしい。今オフは川崎さんからDF板倉を借りてきましたが、DFかMFどちらで使うつもりなのかによって今後の移籍もどうなるかということですね。

 

でもなあ。最悪、レギュラークラスは厳しくとも一人はほしい。年齢も関係ない。来季1年でもいいから、茂木・板倉・椎橋など若手の成長までを繋ぐ存在を一人。

 

次回、攻撃陣編を待て!