裏強化部は動かない
前回のブログでは、裏強化部補強リストを掲載しました。しかしまあ、私Sがまったくのライブ感でリストアップしたもんだからこりゃ大変。
よく調べてみるととっくに契約更新を済ませた選手もおり、ひっそりと修正する始末(すみません)。これではダメだと、改めて強化部員メンバーにリストアップを打診することに。
すると、この時期を毎年心待ちにしている、ジャニーズ系イケメンのNくんからひっそりと熱いお返事が返ってきた。時は1月2日の三が日。家族もおるのに…どれほどにストーブリーグを楽しみにしているかが、ひしひしと伝わってくる。実にありがたき。
Nくんの考察
実はJ2フリークでもあるNくん。毎年のオフシーズンに酌み交わす会食が楽しみであった。サッカー経験者(しかも上手い)でJリーグ大好きという中々いそうでいないNくんならではの目線が毎年楽しみなのだ。しかしまあ、残念ながら今オフの会食は…なので、今回はメッセージのやり取りと相成りました。
「ここ最近は、資金力のあるチームがJ2の選手を漁りだしているじゃないですか。でもマリノスとかは漁ったにも関わらずすぐリリースしたりで(例/仙頭・前・山本など)。このオフはセレッソに同じ傾向が見られます(千葉・為田&鳥海、金沢・加藤)。裏強化部としても、相当戦略を練らなければ降格待ったなしです。」
いやはや、頼もしいじゃないか。さて、そんなNくんの考察に迫る!
◇
【補強の方向性】
■監督はあまり3バックのイメージが無いので、4バック(4-4-2、4-2-3-1)で考えてみました(センターバックの頭数が多いので、3バックでも良い気がするのですが…)。
■となると、人材不足なのはサイド&FW。特にFWは一番やばいと思います。長沢は大分?、山田&西村&ゲデスは返却?、ジャーメインは脱走…西村かゲデスでも残ってもらえないと厳しい。。
■ボランチは松下がいないとチームが死んじゃうので、補強が必須。
という観点から、サイドバック・ボランチ・FW(攻撃よりのプレーヤー)で考えました。
【補強ルートの考察】
■ACLに出るものの、U-23が無くなる大阪(特に、クルピ監督&FW大久保が復帰したC大阪)は移籍が多くなる?
■ACLに届かなかった、横浜FM(人が多い)・鹿島(満さん・手倉森人脈)は人の入れ替えがありそう。
■リオ五輪世代(特に燻っている選手)は可能性あり?
※上記を中心に、ほか出場機会が少なめの選手も
上記の方向性から、Nくんが考えたリストとは…!
秋山陽介(名古屋)3試合0得点
亀川諒史(長崎)28試合1得点
小池裕太(C大阪)4試合0得点
杉岡大暉(鹿島)7試合0得点
高野遼(横浜FM)13試合0得点
初瀬亮(神戸)16試合0得点
毎熊晟矢(長崎)36試合3得点(J2)
<Sの解説>
流経大出身で鹿島にいた小池は盲点でしたな。ちなみにNくん「長崎の選手は(退任が決まった経緯から)テグ氏が引っ張ってこれるか微妙なところですが…」と話しながら、可能性のありそうな選手をリストアップ。亀川選手はあるんじゃないかなあとは思うよ!あと、個人的に横浜FM・高野はとっても◎です。
■ボランチ
上原力也(磐田)38試合2得点(J2)
小泉慶(鹿島)22試合1得点
戸嶋祥郎(柏)16試合0得点
<Sの解説>
Nくんいわく「上原選手については、実現すれば良い補強ですね」と納得感。小泉は今シーズンスタメンで出番多かったから難しいかもですが、リオ世代。巧みな口八丁交渉術でなんとかかんとか。戸嶋は中盤いろいろできるファイタータイプ、富田がケガしている今、個人的には絶妙な狙いどころかなと。
ちなみにNくん、「ガンバの高宇洋(新潟へ)、高江(町田にレンタル中→完全移籍へ)は狙っていたので残念です」と話していました。(残るか分からないけど)椎橋と高、真瀬の市船トリオが実現すれば面白かったかもですな。いやあ、よく見ています。ほんと。
■攻撃
遠藤康(鹿島)27試合1得点
白崎凌兵(鹿島)9試合2得点
山崎亮平(柏)1試合0得点
<Sの解説>
「(西村もゲデスもいなくなれば)大卒のロマンにかけるか、謎のコネクションで通訳代がかからない国の助っ人を希望します。とりあえず点を取れる選手が本当にいない」と話すほど、人材的な苦しさを思わず吐露したNくん。「二人目のオルンガを狙いましょ」とも。攻撃系のシマオ選手、どこかにおらんですか。
でも、震災から10年の今年にエース級となれる地元出身選手は少し値が張っても欲しいだろうし、もし生まれ故郷の仙台に帰ってくることが本人的にアリならば、遠藤選手も無くはないかなと。何かと縁がある鹿島さんの選手ですし。
あと、ボランチ・オフェンシブ・FWとできて、しかも走れる白崎選手は加わってくれれば心強いです。長沢選手が抜けそうですし…お借りできませんでしょうか?
◇
いやあ、結構現実的かつあり得そうなリストで。経営難ながらも、なんとかなりそうなワクワク感もあり…いいですな!ありがとう、Nくん。
あ、Nくんいわく町田のMF佐野海舟選手と徳島のMF鈴木徳真選手は要チェックとのこと。裏強化部、継続調査して参ります。
シン・裏強化部補強リスト2021
と、いうわけでこちらが改めて今オフの裏強化部補強リストとなります(しれっと、少し人を加えております)。
■サイドバック
DF秋山陽介(名古屋)3試合0得点
DF安在和樹(山口 ※鳥栖からレンタル)29試合0得点(J2)
DF亀川諒史(長崎)28試合1得点(J2)
DF小池裕太(C大阪)4試合0得点
DF杉岡大暉(鹿島)7試合0得点
DF高野遼(横浜FM)13試合0得点
MF中美慶哉(松本)22試合1得点(J2)
DF初瀬亮(神戸)16試合0得点
DF/FW毎熊晟矢(長崎)36試合3得点(J2)
■ボランチ
MF市丸瑞希(FC琉球 ※G大阪からレンタル)27試合0得点(J2)、10試合1得点(J3)
MF井出遥也(東京V)27試合2得点(J2)
MF上原力也(磐田)38試合2得点(J2)
MF小泉慶(鹿島)22試合1得点
MF塚川孝輝(松本)29試合9得点(J2)
MF戸嶋祥郎(柏)16試合0得点
MF野津田岳人(広島)8試合0得点
MF米原秀亮(松本)19試合0得点(J2)
MFロメロ・フランク(新潟)29試合5得点(J2)
■攻撃
FWイスマイラ(福島)33試合13得点(J3)
MF遠藤康(鹿島)27試合1得点
MF/FW金森健志(鳥栖)26試合2得点
FW呉屋大翔(柏)20試合4得点
MF/FW白崎凌兵(鹿島)9試合2得点
MF高橋大吾(北九州 ※清水からレンタル)41試合9得点(J2)
FW原大智(FC東京)26試合3得点
MF宮崎幾笑(FC東京)1試合0得点
FW山崎亮平(柏)1試合0得点
■ユーティリティ
DF/MF/FW山村和也(川崎)13試合1得点
■メンタリティある選手(=喝入れメンバー)
DF角田誠(長崎)25試合1得点(J2)
DF奈良竜樹(鹿島)6試合0得点
おお、なんだかまとまったような気がしますなあ。債務超過ながら「予算(人件費)は今年並みを目指す」という新社長の言葉のもと、少しは冒険したリストとなっておりますので、ご理解あれ。
第一次手倉森政権発足時の補強も参考に
ちなみに、手倉森監督が最初に就任した2008年も、今ほどでは無いにしろ経営はよろしくなくて。今回の就任会見でも
「最初に就任した時はJ2で、経営面でも苦しい状況だった。今回のオファーも苦しい状況ではあるが、ここで前回の経験を生かせるのは自分だなと思っている。」(日刊スポーツより)
と、話していましたな。
ちなみに、その時(2008年)の補強はこんな感じでした。
・GK関(明治大)
・CB一柳(東京V)※レンタル
・DMF宮沢(大分)※レンタル
・OMF佐藤(柏)
・OMF三澤(筑波大)
・OMF飛騨(川崎)
・FW平瀬(神戸)
・FW田中(鹿島)
・FW西山(川崎)※レンタル
※入れ替え戦も狙える位置につけていたシーズン途中には、MF斉藤(京都からレンタル)とFWナジソン(ヴィトーリア・ブラジル)を補強しました。
ちなみに、2007年オフに退団したメンバーはレンタル中を含めて15名(GK小針・CB白井・丸山・SB中田・左山・DMFジョニウソン・OMFロペス・ファビーニョ・FW萬代・ナジソン・大久保の11名+レンタル中のDMF大橋・レアンドロ・OMF熊林・FWフェリッペの4名)と、かなり選手が抜けたオフだったのです。ナジソンが入るまでは助っ人選手もおらずで。
いやあしかし、こうして見ると新加入の2名以外は中々に渋い補強でしたね。結果的に、先発を争えたメンバーは少数でしたし。
でも、精神的支柱として期待されていた佐藤(由紀彦)や平瀬は、大活躍をしてくれたなあと。彼らの存在がチームを成熟させ、この年の入れ替え戦進出、そして翌年のJ2優勝につながったと思いますし。
未曽有の残留サバイバルとなる今年も、そういう立ち位置の選手を取るかもですな。願わくば、関口も一緒に盛り上げてほしい。
あと、やっぱり鹿島さん・川崎さんには頭向けて眠れません。ずっとありがとうございます。どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。
それでは、何か動きがあり次第&何か書きたいことがあり次第、また更新しますー。ではまた!