ベガルタ仙台裏強化部コラム

兼 ベガルタ仙台裏経営検討委員会議事録

【2020→2021ベガルタ<前哨戦>】2021シーズンまでの流れを考察してみる

またまた

8月8日の神戸戦より久しく勝っていなかった我が軍。同じくえらく勝っていなかった2003年の時と同様、アウェイ・ガンバ大阪戦で勝ってトンネルを抜けました。

 

まあ、2003年当時まだ若かった私Sにとっちゃあ、今回のトンネルはそこまで辛くなかったのが本音です。あんときゃ4月中旬(あ、そういえば神戸戦だったかも)の勝利を最後に、10月頭のG大阪戦まで半年間くらい勝てなかったので…。何事も経験、耐性は既についていた!

 

ちなみに、上の見出しは「またまた田○、また田○~」と馬場アナの実況をなんとなく思い出したからです。危ない危ない。

 

シュート数2本で1点取って勝った(相手は25本0点)2003年の試合と違って、2020年は長沢のハットトリック含む4点差無失点の圧勝でした。

 

試合の感想は、溜めに溜めまくっている試合レポートに譲りますが、不甲斐なさすぎて試合後にひと悶着あったホーム鳥栖戦を経て、本来木山監督がやりたかったであろう今季序盤の4-1-2-3へと戻したのが功を奏しましたねえ。

 

なぜ急に戻したのか。相手との相性?シーズンも終盤に近付いたから&けが人が帰ってくる見込みがあるから?心機一転やるしかない?…個人的には、それらがちょうどタイミング的にハマったのだと思います。

 

もしかしたら、もう来期の続投はなさそうだからやりたいことやろうと思ったのか。まあ、それはあり得る話だよね、とだけ。

 

ちなみにJ1リーグ戦で4点差以上つけて勝ったのは、2015年1st15節のホーム鳥栖戦(5-0)以来。アウェイでは初。初と言えば、長沢選手は我が軍のJ1リーグ戦で初の日本人ハットトリックとなりました。

 

いやあ、今回の広報カメラはいい動画でしたぞ。ひとまず見てやってつかあさい。

 

 

ストーブをつける季節

 さて、今オフに向け初のストーブリーグよもやま話が。しかも東スポから。これには、プロレスを敬愛するK氏や私Sが蠢く当ブログとしては黙っていられない。それこそ2003年に我が軍に所属し、G大阪戦で虎の子の1点をもぎとった佐藤寿人選手の去就話です。

 

Jリーグ関係者が「チーム再建のキーマンになるのでは」と話したそうで。まあ、何とでも言える情報でも小躍りするのが裏強化部のアイデンティティどんなマユツバ話だろうが、全力で拾っていく。

 

いちおう真剣に検討するとですね。まあ経営難、増して来季も(来季のほうが?)新型コロナの影響が出そうな状況のため、今オフの人員削減(&選手流出)は避けられないと踏んでいる訳で。

 

と、なると(前にも話しましたが)補強はままならないでしょう。来季の構成を考えると、

■新卒入団して我が軍に在籍している選手+レンタルで出ていて帰ってくる選手
■来季加入決定の3選手(真瀬くん・アピくん・加藤くん)+もしかしてさらに獲得?
■複数年契約の選手
■下部リーグから来た選手
■宮城・仙台に関係する選手
■フロントに宮城・仙台関係者がいるチームからの紹介
■表強化部(丹治・竹村両氏)つながり

あたりですかね。あとは、今期の山田くんみたいな若手レンタル(山田くんと言えば、同じC大阪のMF喜田選手がいい感じでしたよ)や、浜崎みたいなJ2(およびJ3)の選手が中心となるのかなと。

  

 

23年前の大リストラを考察

東北電力サッカー部時代(1993年12月)から応援をはじめ、間もなくファン歴27年となる私S。記憶を頼りにグダグダと書いた記事でも紹介したしましたが、2年連続の大型補強が失敗して1997年に解散危機と報じられた時には、相当数の選手がチームを去りました。

 

具体的に言えば、1997年終了時に在籍していた33名(レンタル1名含む)の選手から、退団した選手は17名。実に半数以上です。

 

残った16名の選手の内訳としては、

東北電力時代からの生え抜き
3名(DF本明、FW根子、FW平)

・新卒で加入した選手
6名(DF渡辺佳、DF斎藤克、MF千葉直、MF中島浩、MF中村学、MF松村 ※斎藤克と松村以外は、地元関係)

・他チームから移籍してきた宮城ゆかりの選手
2名(DF山路、MF千葉泰 ※ともに東芝から)

・(特に関連なく純然に)移籍してきた選手
5名(GK高橋、GK石川研、MF越後和、FW高田、DFドゥバイッチ※シーズン途中加入)

と。松永移籍後にゴールマウスを守ったGK石川研、DFリーダードゥバイッチ、DF登録ながらボランチとして活躍した本明、ベテランMF越後といったセンターで軸になるメンバー、徐々に出場機会を増やした若手高卒2年目トリオ千葉直・中島浩・中村を中心にチームを編成。

 

この16名に加え、

・セレクションより:横浜MDF御厨、中京大FW山中
・地元の新卒:仙台大MF伊藤、宮城工高MF佐藤
・地元関連移籍:福島FCFW瀬川(仙台育英高卒)
・出戻り:電力ノスタルジアGK大崎、V川崎FW阿部良

の7名を加えた23名で、ワンシーズン30試合を戦い抜いた訳です(確か途中補強なし)。しかし、成績は前年より上がったという不思議。

 

ちなみに、総監督(東北学院高・壱岐洋治氏)・監督(復帰となった鈴木武一氏)も宮城出身。全国リーグに昇格以降は、ブランメル初年度の1995年・上で紹介した1998年・ベガルタ初年度の1999年が地元チーム感全開でした。

 

(ちなみに1995年は負けまくってブービーブランメル定期の金利も上がらず。そして、1999年には12連敗を喫し限界を迎えた訳ですが…)

 

来季も上記ほどではないにしろ、近い方針での構成になるかもなあと予想したわけです。ただですら悪評が高まった現在、我が軍出身の選手を頭を下げて呼び寄せることも想定される。なんにせよ、金がない。

 

なので、寿人が帰ってきても実はあまり不思議ではないというか。現場的には精神的支柱として、経営で見れば営業面や集客面でも一定の効果は期待できる。あの一件からのイメージから再起をかけるには、あり寄りのあり。

 

そう考えれば、上で紹介した東スポさんの記事は、飛ばし記事としても良くできている。絶妙の按排。さすがです。

 

なんなら梁も復帰してくれれば、お父ちゃんお母ちゃんになったオールドサポも出戻りするかもね。戦力面がアレだって?うふふふふ。

 

あとはユース出身選手も戻ってくるかもですね。個人的には琉球の地に旅立ったモテを呼び戻してほしい。

 

え、監督?複数年契約であれば辞任しない限り留任になるんじゃないですか。色々な絡みでみそぎをしなければならないっていうなら、今S級取得している木谷コーチになるかもですね。

 

それか、今はJFAで働いている(鈴木)淳さんがとりあえず派遣されてくるとか。はたまた、まさかの清水元監督か(フロント総辞職が必要)。

 

なんだかなーと首を傾げた方、きっと今オフはヘドバンするくらい首を振り続けることを覚悟しましょう。

 

ここがヘンだよ漁信基ビル

さて、最後は本陣でございます。

 

同時期に不祥事が起きた新潟の社長・是永氏、GM・玉乃氏が辞任。さて「仙台はどうするんですか?」みたいな記事も出ていた(フロントの不甲斐なさにかこつけた私怨みたいな記事だったので、URLは貼らない)。

 

まあ、普通に考えてこのままってことは無いでしょう。おそらくだけども後任含めた今後の方針の調整をつけていると推測。

 

早くしろ?待ちなされ。こういう意思決定は古臭い大企業ばりに遅いんですよぉ、仙台経済界は。まして行政も絡んでるし。

 

スポンサー営業を考えれば早めに動いてほしいところだけど、恐らく誰もやりたがらないので人選が難航しているのではないかと思われます。

 

もしくは、負債込みの経営を引き受けてくれる企業を交えた体制づくりを県・市を交えて協議中とか?

 

まあ、これもまたこのご時世に手を上げてくれる企業なんてそういない。あるとすれば、某経営なんちゃら委員会に参加していた企業かねえ。

 

さあ、本日夜はFC東京戦。果たして今シーズン初の連勝となるのか。裏強化部から私Sが参戦予定です。

 

ではまた!

第10節 vs 清水エスパルス~第16節 vs 大分トリニータ

いつのことだか

思い出してごーらん♪

 

と、いう詞の曲を思い出せた方は、おそらく子持ちの方と存じます(今は歌わないのかなー)。

 

さて、なにかを思い出そうにも思い出せなくなるお年頃の私Sでございますが、すっかり塩漬けにされていた試合のプレイバックを消化したいなあと思い立ち駄文をサクっと作成してみます。

 

あ、これから振り返る試合に勝ち試合は一つもないことだけはお伝えしておきましょう。今ガヤガヤしてるトピックの話が見たいんや!という方は、どうぞツイッターでも見てきてくださいな。めくるめく共感が君を待っている!

 

8月15日(土)J1第10節 vs清水(ユアスタ)△0-0

さて、最初は3ヶ月前に行われた清水戦。どんな試合だったっけかな?と初見のように動画を視聴。

 

メンバーを見ると、この間の鳥栖戦に出ていたメンバーがベンチ含め12名ほど登録していて。意外と変わらんのかとふと思ったら、スタメンは5人いないと気付く。過去と未来を行ったり来たりしながら、4D的な悩みを展開したのだった。

 

見返すとあんまり印象の無い試合だったなあ、という現地での思いがフラッシュバック。印象のないことをフラッシュバックって、なんだかSF的。

 

こうして見ると、今シーズンっぽいなあというかあんまり今と変わっていないなと実感。柳や西村がいた分、縦に行く力は多少あったかなーくらいには思いました。

 

現状17位vs18位の戦いなので、そんな感じだったということですかね。スコアレスドローだったし。


8月23日(日)J1第11節 vsC大阪(ヤンマー)×1-2

リアルタイムで見られず、翌日見逃し配信で観戦。しかし、後半眠くなって寝てしまった気が…(見返しましたが)。

 

清武のテクニカルなシュートで先制を許したものの、セットプレーから蜂須賀が頭で合わせて同点。後半に入り59分、前がかりになったところをショートカウンター気味でフリーの坂元に決められると。あらどこかで観た構図。

 

その後は、まあ見どころなかったですな。コックリいっちゃうのもうなずける内容だったということです(自己弁護)

 

8月29日(土)J1第13節 vs広島(Eスタ)△1-1

3試合勝ちがない先方と、2試合勝ちがない我が軍(まだ2試合だったのか)との試合とあいなりました。この試合も翌日観たはず。

 

しかし、今年は我が軍のほかにも「○試合勝ちなし」というワードをよく聞くような。やたら強い1チームを除き、どこもコンディション調整には苦慮しているってことですかねえ。

 

この日の相手はベストに近いメンバー。そして、我が軍もこの辺りの試合では割とメンバーが固定できていたんですな。

 

試合は3分にいきなりレアンドロペレイラチョッパヤなヤツをブチ込まれる。しかし我が軍もゲデスが何度なく応戦。

 

そして、後半久々に登場した兵藤が入ったあたりからペースが徐々に我が軍に。そして、右サイド・真瀬くんのクロスをハーフボレー気味で兵藤が叩き込み同点。その後、危ないシーンも例のごとくクバがストップ。なんとか勝ち点1をゲット。

 

9月5日(土)J1第14節 vsG大阪(ユアスタ)×1-4

 

ようやく9月の試合に。7月は6試合、8月は7試合、9月は6試合と。消耗の激しい夏、温度が上がり倒せば我が軍がもれなく冷え込む夏。今思えばの連続ですが、消耗の激しい縦に早いサッカーを春の時期にもう少し試合でやれていれば、多少は違ったかなあ。

 

いやでもあんま変わらないかな。まあいいです。ここから6連敗を振り返ります。

 

この日も、ここら辺りの流れを汲むメンバー。試合がはじまるとセットプレーからゲデスがヘッドで先制。浜崎、プレースキックやクロスは持ってるね。

 

しかし。わずか4分後にはJ1初スタメンのG大阪・山本に抑えの利いたミドルシュートを、14分にはアデミウソンのヘッドで瞬く間に逆転。その後はゲデスにボールを集めて反撃。後半39分にはPKのチャンスを西村が…外す!この頃は、撃てども撃てども決まらない西村くんでした。

 

まあしかし、ガンガンプレスをかけてくる先方。ツネ様、こんなチームづくりするんだなあと。その後も倉田の技ありミドル、こぼれ球を井手口が詰めて突き放し1-4。先方は4試合ぶりの勝点3をゲットと。

 

我が軍はミドルで決められるシーンが多い、ってことはプレスにいけていない証拠ですな。自陣に人はいるのだけど、相手に圧力をかけられて全員で下がるだけになってしまうと守れない。ただ人がいれば大丈夫って訳ではない。

 

9月9日(水)J1第15節 vs鹿島(カシマ)×1-2

 

この日はシマオとジャメがスタメンに。ある意味今年の我が軍のキーマン・ジャメが偶然か奇跡でも起こしてくれないかなあと、ゆったりライブ視聴。

 

しかし…DFとFWの距離が空いてしまえば、3人しかいない中盤は苦しい。足元がおぼつかないボランチ2名のワンミスから数的不利のカウンターを受ける展開になり、攻め込まれる。クバのナイスセーブで耐え忍び、時にはシュートまでいくも大体がエリアの外からで。

 

すると、前半最後に決められると。やってる選手からすれば、疲れることこの上ない展開に。

 

後半は幾分盛り返し、チャンスもあった。しかし、長沢がどフリーのヘッドを浮かしてしまうと。すると、半端に上がっていたラインの裏を取るロングボールから鹿島・上田がトラップから一人かわして流し込む。その後セットプレーがごちゃごちゃして長沢が押し込み1-2。だが、試合はここまでと。

 

9月13日(日)J1第16節 vs大分(ユアスタ)×0-3

誰もが心の中で思っていただろう。流れを変えるなら、ここしかないと。

 

この日は、私SとFで観戦。そして、我が軍はなんとパラが突然スタメンで登場。よもやの展開に裏強化部も色めき立つ。

 

しかし、テンションが高かったのはここまで。2003年に在籍していた片野坂監督が率いる先方は、ワンプレーに何人も選手が絡みサイドを執拗に攻撃。先制を許す。

 

後半は出だしから攻め返すも、中々シュートが枠に飛ばない。すると、イーブンなハイボールをシマオが競り負けて相手FW・知念に。冷静に難なく決められて0-2。その後、ガス欠したパラの裏を取られてカウンターを喰らい田中に決められる。0-3。

 

蓋を開ければ0-3の惨敗に終わる。シマオはケガ明けからコンディションが良くない。確かにハイラインには適したプレイヤーではないのだけど、まだ治ってないんじゃないかな。それか、後遺症なのか…。

 

さすがに

長いこと見ている私もFも、さすがにこの試合のやられっぷりには危機感を覚えざるを得なかった。そして、いつも行く居酒屋で話し込むことに。試合のことよりは、このクラブがどうすべきなのかという話が主だったと思う。

 

債務超過の件はだいぶ前から予見できていたし、「ここで変わらなければ、いつ変わるんだ」という観点から、色々話をしていた。それ位、この試合の内容はクラブの現状…いや、これまでの人的な負債如実に現していると強く感じた訳だ。

 

※まあその後、経営なんとか委員会の提言内容やお話し合いの議事録を見て「こりゃダメだ」となった訳ですが…その話は、来月の今頃には訪れるオフにでも。賢明な読者の方なら気付いているだろう、裏強化部はこの時から裏経営検討委員会を兼ねる組織になったことを…!

 

振り返ると、3連敗目(6試合勝ちなし)となったこの大分戦から、ドツボにはまり込んだと考える。しかし、なんだかネロばりに僕もうなんだか眠いので、残り試合の振り返りはまた追って。あと11試合くらい振り返るから、2記事に分かれるかなと。相変わらずの大長編です。

 

 

今日はG大阪

まんず、前節ではスタメンのゲデスはケガ(もともとケガしていたらしい)、ベンチには2名のGK、そして出場できる状態ではなかった赤崎と、満身創痍も創痍の我が軍。前節当日におそらく体調不良だったメンバーも、このご時世に出てこれるか微妙なところか。

 

それでも、今日のG大阪戦はやってくる。2003年にはシュート数2本(相手25本)で1点取って勝利し、長いトンネルを抜けた秋のG大阪戦。果たしてその再現となるだろうか。

 

15時キックオフなので、おそらくライブで観るだろう。立派なスタジアムで、ゴールを決めてきておくれ。

 

ではまた。

【2020→2021ベガルタ<0>】流通経済大MF・加藤くん獲得

件の話

馬鹿野郎がしでかした話については色々と見えてきてからまた改めて。まあ、これを機にフロントの総辞職を望みます。と言うか、あなたたち対応しようにもできないでしょ?辞めたほうが身のため。

 

来季の補強は最早お金以外でも厳しくなって参りましたが、一番の補強はフロント陣に必要です。ぜひお願いします。それだけ。

 

そんな中でも

アピくんの同期・流通経済大MF加藤千尋選手の加入が決定と。関東大学2部で点を決めていることからも、ポジションは前めのようです。

 

両足のキック、やわらかいボールタッチが強みとのこと。得点感覚があるのかなあ。こちら、2019シーズンの動画ですが参考までに。

 

※最後の動画は2ゴールです。

 

ちなみに、高校時代(流通経済大付属柏高)には、真瀬くんがいた市立船橋ともインターハイ決勝で対戦。

 

最近ではリーグのほか、関東大学サッカートーナメントでも点を決めている模様。

  

個人的には、来季の人件費削減を踏まえてまだ新卒は入るとは思っていたのですが、それも例の件で無くなったかとガッカリしていたところで。

 

いやはや、こんな状態のチームですが…ほんとありがたい。まあ、例の件の前に内定は決まっていたのかとは思いますが、それでもさ。

 

ちなみに特別指定も認められたとのことなので、今シーズン出番が回ってきそうですね。ポジションはオフェンシブないしはトップ。

 

と、ここまで書いてみると、もしかしたら先日一人抜けたから急遽加入が決まったのかもしれませんな。もしそうだとすれば、超絶ハングリーな精神力があるのは間違いないだろう。

 

(心にふかーく刺さったので、流経大のリリースを引用。)

この大学4年間は自分が思い描いていた4年間ではありませんでした。大学3年生までセカンドチームのドラゴンズに所属し、JFLでプレーをしていました。

 

去年トップチームが1部から2部に降格した際にも、私は1度もトップチームに関わることが出来ず、とても悔しい思いをしてきました。そこで腐ることなく、ひたむきに努力をして4年生でトップチームに上がることができ、スタメンで試合に出れるようになりました。最初は自信もなく不安でしたが自分が今出来ること、やれることを考え、試合を重ねていくうちに自信がついてきました。

 

コロナの影響でチームでの練習ができないなど今までとは違う状況になり、サッカーや進路に対しての不安もありましたが、ベガルタ仙台への練習参加の機会を頂き、内定を勝ち取る事ができ嬉しく思います。

 

諦めずにやっていれば絶対にチャンスは来るし、チャンスを掴む準備をしていれば絶対に掴めることを私自身経験することができました。これからもこのことを忘れずに残りの大学サッカーやプロ生活でも頑張っていきたいです。

 

ベガルタ仙台はとても大変な状況ですが、私に出来ることは試合に出てチームの勝利に貢献することだと思います。ピッチの上で全力で闘います。応援よろしくお願いします。

 

選手層が相当に厚い流経大で、たゆまぬ努力で這い上がってきた。こういうメンタリティの選手が必要です。努力すれば何でもできる訳ではない。でも、努力は自分を裏切らない。

 

そのフレッシュでポジティブなメンタリティでチームに喝入れしてほしい。そして、チャンスを掴んで上に成り上がってほしいばかりです。最後の言葉、嬉しかったよ。

 

僕は、彼を応援したいと思う。頑張れ!

 

すっかり先延ばしになっている試合の振り返りは、また改めて!ではでは。

君たちはどう生きるか(後)考えよ、疾走せよ

お久しぶりの全国区

どうも、Sです。

いやはや、久しぶりに我が軍の名が全国規模でニュースされていますなあ。

 

www.tokyo-sports.co.jp

 

www.zakzak.co.jp

 

東スポ夕刊フジにまで取り上げられたのですから、もう一人前です。はい。

 

まあ、ちなみに下例のような下卑た見出しには無視を決め込むのが一番です。自分の頭と心、そして腹で考えるんだ!

 

digital.asahi.com

www.nikkansports.com

 

債務超過の報から何日か過ぎても、未だに「存続危機」とかタイトルにつけるのはねぇ。PVがKPIなのかな?両誌の記者諸君よ、お疲れさまです。

 

さて、めずらしく扇情的な文章で幕を切りましたが、経営危機とやらで色々ワイワイやっておりますなあ。

 

camp-fire.jp

www.kahoku.co.jp

www.kahoku.co.jp

www.kahoku.co.jp

www.sponichi.co.jp

 

盛り上がってまいりました(無表情)。

 

スポンサー獲得が伸びず、観客動員に依存した結果が今で。新型コロナというまさかの事態で早まったけど、遅くともこうなることは目に見えていた。ご年配の社長さんたちが、大した策も打たず持ち回りで責任回避のバトンリレーをしてきた訳ですから。

 

でも、思うのよ。70近いおじいさんも大変だろうねって。だって、老いはどうしようもない訳でさ。なんとかしようにもスピード感もなければ、行動力も期待できない。あんま飛躍するのもあれだけど、政治の世界と一緒。少なくともJクラブの社長には向いていないよね。件のC大阪戦後にサポーターが居座った際も、試合終了後3時間近く経って出てきたとか。試合より長いじゃん。

 

もうセミリタイアしている人たちをさ、少なくとも日本トップリーグの18チームの社長ないしはNo.2に据えるってどうなのさ。我が軍自体も最早アラサーで。それなりの歴史ができた。そろそろ、本当に意欲がある方をトップに据えてほしい。

 

いま40~50代の方で、ビジネスシーンで活躍するベガサポ出身の方もちらほらいて。やりたい人もいるでしょう。

 

そうじゃなくても、もっと近くで…例えば、強豪のJリーグチームのフロントを見渡してもさ、鹿島の鈴木満さん川崎の庄子春男さんは、宮城県出身で。

 

number.bunshun.jp

sportiva.shueisha.co.jp

 

もちろん、住友や富士通という巨大なバックボーンがあるのは事実だけど、彼らの手腕は確かな訳じゃないですか。金があっても結果を残せないことなんて往々にしてあるわけだし。

 

そして、彼らもベガルタのことを見ていないわけではないでしょう。少し考えればわかるはず。昔、鹿島から誰が加入したか。最近、川崎から誰が加入したか。数えてみればよい。

 

やれる人はいる。しかも、優秀な人がいる。でも、そんな方々がチームには携わらない。そこには原因がある訳だ(「理由」ではないだろう)。

 

出資比率のおよそ半分が行政だから、それもまあ原因なのかもしれない。動きはどうしても遅いだろうし、柔軟で斬新な発想も生まれにくい。言ってしまえば、宮城県仙台市の足並みを揃えるのも大変だろう。お偉いセンセイ方の絡みもあるだろうし。

 

(我が軍にしては)ビッグスポンサーが幅をきかせている。それもあるでしょう。実際、「経営検討委員会」とやらに委員が出ているそうだし。まあ、でもこの企業様はどんどん事業を伸ばしている訳だから、幅をきかせるならもうちょっときかせてもらってもいいかなあなんて。特に、営業目標必達の心得とノウハウでも叩き込んでやってくださいな。

 

と、色々書き連ねましたが、先日クラブが発表した「経営検討委員会の提言内容うんぬんかんぬん」を見ても、まあ期待はできないですね。

 

www.vegalta.co.jp

hochi.news

 

正直、具体性が見えんし、中には「え、やってなかったの??」という事柄も少なくなかった。表現もまあ大したもので。

 

「経営状況を丁寧に説明したうえで、支援について特段の配慮を依頼する」
「聖域なき経費削減を実施していく」

 

このあたりは、シビれたねぇ。どこのお役所だよ。

 

聖域なき削減をしたいなら、レバノンからカルロス・ゴーンでも呼んで来たら?それはそれはすごいコストカットが実現…(話はここまでだ)。

 

あと、「中期ビジョンの策定」なんてあったけど、右往左往してきた歴史がいっぱいのこのクラブでは十中八九企画倒れになると思うよ…?(詳しくは前編をご覧あれ)

 

まあ、まずはちゃんと会社にならんと。そういうレベル。市民球団だからとか、そういう能書きはなしにしてね。

 

ところで、いろんな記事を見ているとJリーグの規定では3期連続赤字もしくは債務超過でリーグ参加資格のクラブライセンス剥奪となる」と、書いてあることが多いなあと感じた。例えば、これ。

 

www.sponichi.co.jp

 

これ、「Jリーグの規定では3期連続赤字もしくは債務超過でリーグ参加資格のクラブライセンス剥奪となるが」と書いてあるけど、ミスリードになるよね。と、言うのも以前私自身が間違って覚えていたからで(訂正してからのお詫び経験あり)。

 

債務超過になればアウトだけれど、3期連続赤字イコールすぐにライセンス剥奪ではないわけで(我が軍の場合は債務超過が絡むのでアウト。今年はコロナ特例で何であれ剥奪なし)。

 

※参考記事

note.com

 

上の記事を見て、なるほどなあと理解できました。そういえば、FC琉球の倉林会長って3年間無報酬で社長されていたんだよなあ。

 

www.soccer-king.jp

 

こういう愛ある方が来てくれればねえ…(まあ、ここに至るまでのFC琉球は我が軍の比ではないレベルに大変だった訳ですが)。

 

こないだKさんとも話していたのだけど、いちど壊れるしか方法はないのかもしれないね。本当に。

 

「ひとつひとつなくした果てに残ったもの、これが愛じゃなければなんと呼ぶのか」なんて、米津さんも言ってたし…。

 

J3まで落ちてみて、それでもスポンサーとファンが少しでも残っていれば、きっかけがつかめるかもしれない。無論、残らなければ終わりだが。

 

 

今から来年のことを考えてみる

正直、経営なんたら提言の実効性はまあ期待できないものの、クラブが潰れることは無いと思っています(なお、確証はまったくありません)

 

多分だけど、Jリーグが潰さないと思う。コロナ禍でダイレクトに経営不振になりました、はいクラブが潰れました、ってことは避けるだろう。

 

過去には放漫経営で潰れそうです、っていうクラブも助けてきた実績があるわけで(フリエの話は、また違うケースなのでいったん置いといて)。

 

我が軍のフロントは、提言どおり「経営状況を丁寧に説明したうえで、支援について特段の配慮をリーグに依頼する」はず。それが3~4年のライセンス剥奪猶予願いとなるわけだけど、それをリーグが認めるかどうかは半々かな。認めるとしても、いくらコロナ禍の影響とは言え割と厳しめの条件がつくはず。お目付け役毎月派遣、とかね。

 

そのうえで、リーグ側から提案があると読む。問題はリーグの提案をクラブがすんなり飲むかどうか(そこは若干怪しいと思っている)。まあ、助けを求めるなら早いほうがいいよ。多分、似たようなチームは今後出てくるはずだから。協会やリーグとは話せる人がクラブ関係者にいるだろうしさ。

 

さて、ちょっとした希望論は端に置いといて、我々はあくまで強化部(裏)。お金がすっからかんなチームが、来季のJ1でどう戦うかを考えていきたい。気がつけば10月、例年なら来季の編成予想でキャッキャしはじめる頃だ。

 

ただ、流石に来季は夢補強など期待できない。むしろ、一人も無いかもしれない。そして、選手の保有数も大分減るだろう。無い袖は振れない。

 

と言うか、現場にまで聖域なき改革とやらを断行するわけで、そんな窮屈で未来のないチームにどれだけの選手が残るというのか。これがフツーの会社なら、できる人は転職するでしょ?

 

現実的に考えれば、外国人選手はゼロになっても何らおかしくはない。残るとすれば、ポルトガル語を話せる選手だけだろう。複数言語があれば、その分通訳も必要になるわけで。

 

「そんなこと…」と思うかもしれないけど、それくらいのところから削減する必要がある(あるいは、予算編成上の話から求められるかもね。外から)。

 

さて、そうなると日本人選手の編成をどうするか?になる訳ですが。

 

その前に、まずは木山監督をどうするかによるかなと。今の戦績、個人的には「まあ、こんなもんだろうなあ」という思いが強いです。

 

人件費はリーグでもほぼ今の順位どおり、初のJ1指揮を執る監督(しかもチーム1年目)、それでいて良くも悪くも理想の芯を捨てずにやり続けている…と、なればね。冷静に考えて。

 

「いや、木山が無能だ!渡邉さんカムバック!!」とか言っている方は、頭を冷やして昨シーズンの顛末を考えてみればいいよ。

 

本を出すほどに称賛された元監督の戦術。(ステマじゃないよ、はあと)

 

realsound.jp

www.footballchannel.jp

www.footballchannel.jp

 

しかし、結果を残せば残すほど選手は引き抜かれ、結果として最終年となった2019シーズンは、補強もかみ合わずに守備的戦術へとシフトチェンジ。戦術家(と、本人が思っているかはわからないけど)としては、相当不本意だったでしょう。

 

その中で、どの方面でも停滞感が生まれてしまったと。順位は上がらず、(これはナベ元監督のせいではないけど)観客動員数も14000~15000人で横ばいに。せっかく積み上げてきた戦術も残留のために捨てざるを得ない。その点も含めて、激しいやりとりがあったんでしょうな。

 

ナベ氏としては、再度戦術を体現できる陣容を揃えて再挑戦したい。一方、経営陣(およびスポンサー)としては、新たな戦い方(…と、いうか2011&2012の頃のようなプレッシングスタイル)で心機一転を図りたいと方向転換した。

 

そこで平行線になったのでしょう。長年我が軍で勤めたナベ氏は、このチームの事情なぞ理解し尽くしていたはず。

 

それで言ったんだろうね。「本気で上を目指すなら、長年かけて継続的にチームカラーを作らなければいけない。さもなければ、このままだ。」と。

(似たようなことを、ホーム最終戦のあいさつでも話していたでしょ。)

 

結局、残留基本線だったはずが事実上の解任になったと。ナベ氏もチームに対する思いと現実、そして自分の理想との狭間で大変だったと思う。彼の真面目さは、私も知っているところ。2019シーズンは正直見ていられなかった。こう言うのも何なのだけど、辞めて楽になった部分はあるんじゃないのかな。

 

個人的には、しがらみのない新しいチームでステップアップしてほしい。私めがあの戦術が好きかどうかはともかく、優秀な監督です。彼は。

 

さて、大いに横道へと逸れました。木山監督をどうするか。個人的には、複数年契約なら来年までまっとうしてもらえればと。単年+オプションみたいな感じなら、今解任してもいいと思う。フレキシブルです。

 

一番の悪手は、今シーズン終了後の解任だ。それなら、新任が選手を把握でき戦術も落とし込めるよう、早いうちがいいだろう。何度でも言おう。来季の目標もJ1残留である。そのために、どう動くかだ。

 

ただ、解任したところで経営も成績もヤバいチームに誰が来るんだろうか。現状、チーム内にもS級ライセンス保持者はいないようなものなので、この状況下で新任を探すなら外部から呼ぶことになるだろうけど、普通なら来ない清水秀彦氏みたいなチャレンジャーなら話は別だが)。

 

来るとしたら、

・S級あるけど監督経験ない
・J1で指揮を執りたい
・成績不振で解任されてまた監督をする機会をうかがっている
・謎のスペイン人監督

くらいでしょう。日本人で実績のある人はまず来ない…というか、外国人以外は呼べないかも。。でも、それも今はコロナで難しいし。どうすればいいのか。

 

実際、木山さんの前に日本人で純粋に外部招聘した監督って、2006年の都並監督までさかのぼる訳ですよ。渡邉→内部昇格、手倉森→内部昇格、望月→内部昇格…もっと言えば、都並監督のほかには清水監督くらいしかいないのです(佐藤長栄氏はノーカウント。リティが実質監督だったので)。

 

それくらい人脈もないし、チームのヤバみも業界に伝わっている訳です。と、なるとこりゃどうやらOB選手に頼るしかないと。よりヤバさを知っているOBだからこそ来ない?そんな疑問は認めん。

 

うちのOB選手で、S級持っている方は…

鈴木淳
越後和男
小村徳男
石川研
中田一三
阪倉裕二
村田達哉
藤吉信次
※本当はもう少しいますが、いろんな事情を考慮して外しています。大体で許してつかぁさい。

 

藤吉なんていいねえ。まあ盟友永井が監督やってる東京Vのコーチだから、来ないだろうけど。まあ本当にJ3とかまでいったら、淳さんとかエッチュウ氏とかになるのかなあ。

 

まあ、いちおう今年度のS級取得講習に木谷コーチが参加しているので、今年終わりにもし木山監督が退任になったら、今度は木谷監督かもね。ライセンス取得→その年に就任は実績あるし。

 

しかしなんだか、字面も現役時代のポジションも変わらんなあ(ナベ氏→センターバック、木山氏→センターバック、木谷氏→センターバック…笑)。

 

さてさて、話を戻して。木山監督続投の場合は、強度を持った選手を集めることになりそうですな。前、後に推進力のある選手というか。

 

なので、(我が軍でいうところの)高年俸選手は経営的な観点から、強度に欠ける20代後半~30代の選手は戦術的な観点から、出されるかもしれませんな。あ、有望な選手はもちろん出ていくと考えておきましょう。

 

と、いうか残せるのは、高卒の若手とユース出身、レンタルバックの選手、ベガルタデビューの関口・富田、地元生まれの吉野、あとはJ2あがりの浜崎・石原なのかなあと。あとは、複数年契約の選手とか。

 

プラス来季正式加入する2名の大卒、ほかには

・どうしてもプロになりたい大卒選手
鹿島、川崎人脈のレンタル(例えば、赤崎パターンで川崎・山村選手とか…)
・強化担当絡みで鳥栖・東京V・長崎に関わりのあった選手
どんな形であれJ1にステップアップしたいJ2・J3の選手

とか。

もしかしたら、選手獲れなくてセレクションとかやるかも…?大幅に陣容が変わるかもしれません。

 

2021年が終わるころには、まさにアフターコロナのニューノーマルなチームになりそうですな。どう変わるにしろ、やるべきことは今こそBe Creative & Run(考えよ、疾走せよ)でしょう。

 

なんだか寒気が走ったところで、今回の駄文をここで終わりにします。まあ、来期の話については今後も書いていきたいと思いますよ。

 

次は、試合レポートの予定です(今のところ、FC東京戦以外は全部チェックしておりますゆえ)。

 

また、近々!

君たちはどう生きるか(前)あるベガルタファン・26年目の秋の夜長

馬と鹿

 

みなさまお久しぶりです。私事ながら、この秋仕事の状況が大きく変化を迎えそうでして。そんな秋の気配、オフコースおや。

 

まあ、リアルに不健康な生活を送ってきたゆえ、そろそろ状況を変えたいなあと。年齢もリアルな感じなので、方向修正といった感じです。

 

さて、半沢直樹の続編が盛り上がるなか、私という輩は今更ノーサイド・ゲームにハマっております。

 

いちおうネタバレは避けますが、ドラマを見て改めて思ったことは「フロントって大事なんだなあ」と。そうだな、と頷いたあなた。

 

もう今回のテーマはお分かりですね。

 

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そう、コロナ氏の根強い活動により、我が軍はどうやら債務超過に陥るとのこと。

 

でも、賢明な方長く我が軍を見ている方は特に驚かなかったはずです。そもそも近年の決算や予算から、観客動員数に依存している危うさ、杜撰な経営の歴史を過ごしてきたことを知っているはずなので。

 

ブランメル仙台の場合

 

私Sがこのチームと接点を持ったのは、1993年12月のこと。まだチームは東北電力サッカー部でした(その辺りの話はまあ、おいおいで…)。

 

まだJ1しか知らない方は多分わからないと思いますが、何度も「経営難」「債務超過」というワードは目にしてきました。

 

1995年、当時のJFL(今でいうJ2です)で過ごした1年目は16チーム中15位。しかし、見栄っ張りの宮城・仙台経済界が動き、1996年、Jリーグ参入を目指した大型補強を敢行しました。

 

引退していた元西ドイツ代表、ピエール・リトバルスキーが現役復帰し、実質監督に就任(名義上の監督は佐藤長栄氏)。1994年のJリーグ得点王、フランク・オルデネビッツをはじめ、ジェフ市原の選手と宮城県出身のJリーガーを中心に、前年からほぼ選手が入れ替わるほどの選手を獲得。1995年までに在籍した選手およびヒゲ監督は、実質ほとんどがトップチームから追いやられることに。

 

しかし(2回目)、監督経験は無かったリティ。前半戦は善戦したものの、後半は失速しあえなく昇格失敗。「やっぱりスゴイ監督が必要だ!」と誰かが言ったのかは知らない(いや知ってる)が、1997年にはゾーンプレス(死語)を戦術化した(と言われる)、オーストリア代表監督のブランコ・エルスナー氏を招聘。

 

しかし(3回目)、そんな高等な戦術に対応できる選手はおらず、なんと3バックの中央にリティを置く荒業に打って出る(ポゼッションしたかったんだろうねえ…)。シーズン前に開催されたナビスコカップでは、Jのチームにボコボコにやられ、当のJFLもチームは機能せず敗戦ばかり。

 

結果、開幕から10試合目にエルスナー監督は休養。事実上の解任となり、GKコーチのミロシュ・ルス氏が後任に就任。

 

夏には、嫌気が差したのか97年に加入したばかりの元日本代表GK・松永成立が退団。リティも飼い殺しでサテライト暮らし。松永さんにもリティにも会いに行きましたが、とっても悲し気な表情だったのが記憶に残っています。

 

もちろん昇格などできず、暮れの天皇杯前にはミロシュ・ルス監督も辞任。お鉢が回ってきた三浦俊也天皇杯の監督を務めるも、仙台スタジアムで行われた順天堂大学戦に敗れ、一部選手とサポーターとひと悶着。まあ、今思い返しても何にも残らない絶望的なシーズンでした。

 

さて。忘れちゃいけない、大型補強&大物指導者の招聘。しかし(4回目)、成績は上がるどころか下がった。そして、報じられる訳です。ブランメル仙台、解散の危機」と。

 

結果的にはあちらこちらから出資を募り、チームはなんとか継続。しかし(5回目)、大幅な予算減は免れず、残ったメンバーは、ほとんど若手とサテライトの選手たち。そして、監督には96年に実質追い出したヒゲ鈴木武一氏が就任。

 

幼い私も、この2年間は何だったのかという思いが去来した。

 

それでも、ブランメル仙台ラストシーズンとなった1998年は、前年よりかは良い戦いを見せ、前年より一つ順位を上げ8位で終了。最終戦、紙吹雪が舞うスタジアムで阿部(良則)が決めたボレーは凄かったなあ。

 

ベガルタ仙台の場合

今回のテーマはあくまで経営難とフロントのよもやま話。1999年J2初年度に打ち立てた金字塔・悪夢の12連敗や、2001年奇跡のJ1昇格の話は、いつかはわからないけどおいおい。

 

さて、時は2003年シーズン途中。戦績不振からJ1昇格の立役者・清水秀彦監督を解任し、新監督に就任したのはスロベニア代表監督でJ1での実績も豊富な、ズデンコ・ベルデニック氏。

 

実はベルデニック氏、エルスナー氏の弟子的な存在だそうで。緻密な戦略でチームをつくる監督にシーズン後半の残留を託す人選には「おいおい大丈夫か」と頭を抱える。

 

結果は、最終節にJ2降格。しかし(6回目)、翌年もベルデニック氏が留任(ここ大事)。清水監督時代に獲得した選手が数多く離脱する中、それでもシーズンオフからの指導で戦術も少しは浸透したはずだろう、2度目のJ1昇格を目指し走り出したチーム。

 

しかし(7回目)、開幕のアウェイ横浜FC戦では0-4、続くホーム京都戦では0-5で敗戦。戦略家の元代表監督が率いるチームの無残な姿に、1997年のアレを思い出す。そんなチームは、持ち直したものの、第4クール(同じ相手と年間4試合していたのです)早々に昇格レースから脱落。

 

シーズン終了後、ベルデニック氏は解任。…しかし(8回目、何回言わせるんだ!)実は複数年契約を結んでいた氏。「違約金が支払われない」と、スポーツ仲裁裁判所に異議を申し立て。

 

当たり前ですが、多額の違約金をお支払いすることに。契約書の詰めが甘かったのか、相当氏に有利な内容になっていたのか。まあ、「降格しても指揮を執らせる」という条件を設定した当時の強化担当の失策です。

 

翌2006年は、シーズン前に「清水監督復帰」「都並監督就任」と地方紙で同時にニュースが掲載される混乱っぷりからスタート。結果、都並監督が就任。開幕ホーム徳島戦は0-3で敗れるなど、まあ大変なことに。その後、藤川孝幸氏(R.I.P.)が実質的に立て直し、最終節まで昇格争いを見せるものの無念のJ2残留に終わる。

 

田中孝司GM・都並監督・藤川コーチが“総辞職”する中、強化担当に就任したのは元ジュビロ磐田フロント、立て直し期に湘南の社長も務め、Jリーグに「誰かいませんか」とお願いして斡旋された小長谷喜久男氏。

 

人脈はあるのだろう、名うての代理人から紹介された有望なブラジルトリオ(うち、その後のブラジル代表2名)と、母国ブラジルでは名伯楽として知られたジョエル・サンタナを招聘。トップチームのコーチングスタッフもブラジル人を中心に組閣するなど、思わず小生も「そんな金あるんか!」と言い放つ陣容に。1996年のアレを思い出す。

 

経営的な戦略としては、ブラジル人トリオの中で、最も前途有望と見込んで完全移籍で獲得したFWボルジェスの価値を上げることで、将来的に獲得時より高い移籍金を得るという狙いだったと。

 

まあ、その目論見はまんまと外れ、チームはこの年も昇格レースから脱落。ボルジェス割とどうでもいい試合で点は取ったが、ここは日本の2部。J1での大活躍を見越したリスキーな獲得の責任を取ったのか、小長谷氏もひっそりとJリーグに戻ることに(ちなみにボルジェスは、期待値よりはるかに安い移籍金で売られていきました)。

 

その後、2008年のこと。当時の名川社長は(今思うと)責任を果たす。それは、これまでの無謀な戦力補強を中心として、膨らみに膨らんだ累積債務の解消だった。

 

出資を募り続け、こちらも膨らんでいた資本金23億2850万円の約80%を取り崩し、18億7465万円の累積債務を解消。いわゆる出資企業・自治体が涙を飲むことになる“無償減資”で、チームの債務は無くなり、企業として積極的な“打ち手”を繰り出せるように。

 

※ここまで書いてきて、経営陣初のGood Jobでした。仙台市関係の社長(当時仙台市ガス局から就任)だからこそ進められたのかもしれません(ちなみに、宮城県24.9%・仙台市23.5%を出資)

 

サンタナ氏の退任後は、現ラインメール青森監督・望月達也氏を経て、現V・ファーレン長崎監督・手倉森誠氏が就任。2009年にはJ2を優勝し、2度目のJ1昇格を果たす。初年度こそ危うく降格となりかけたものの、東日本大震災に襲われた2011年は4位、翌2012年には2位に躍進。

 

※2013年~2019年は、表立った問題は少なめだったので中略(継続的な問題は後述)。

 

ようやく2020年

 

さてはて、思いのまま書いていたらこの時点で3500文字を突破。結論ありきのビジネスシーンなら、とっくにみんなスマホをいじり倒しているはず。

 

さて、コロナ氏の手洗いお見舞いを受けて、我が軍もこのままいけば3億5000万円の債務超過が予想されると。

 

ここまで読んできてくれた方なら、お気づきでしょう。このチームの(少なくとも)経営体質は、30年近くになる今も変わっていないと。そして、おわかりでしょう。今回の報道を受けても全く動揺していない私の胸中を。

 

興味本位で、ヤフコメを50件ばかし見てみると…

 

「勝ててもいないのに、募金を募るなんて何事だ!」
「こんなに弱くて魅力のないチームに募金したくない。看板選手もケガでいないし」
「募金しなきゃ維持できないチームなら、解体したほうがいい」
「木山辞めろ!やる気出せ!」
「経営陣刷新を!」

 

など、割と的確な最後の項目以外はただのヒステリーor野次馬ですな。まあ、否定もしません。それぞれの思いなので(“考え”とは言わない)。ただ、“強いベガルタ”からサポーターになった人は辛いだろうねえ…。

 

まあ、勝てない弱いチームに魅力を感じないなら、強くてお金のあるチームを応援したほうが絶対いいよ。あと、自己のアイデンティティをチームに依存するのもやめた方がいい。心が荒むよ。

 

事実で考えよう。まず、募金ありきではない。実際、そうでもしないといけない状況なのだ。

 

報道どおり、まずスポンサーは募るだろう。業務委託の営業を募集していたくらいだから。一方で「少なくとも15億円のスポンサー収入が必要」なんて話しているが、これは無理だ。それがコロナ禍の今に実現出来るなら、今回の事態には陥っていない。ドバイか中国に、身売り先を探しにいった方がまだ早い。

 

ちなみに、その「15億」は、2019年度並みの営業収入にする、そして約13億円というリーグ最低水準のチーム人件費を維持するため、必要だということ。

 

まあ、そこを削るのは致し方ないね。これも、トータルな意味でチームの実力。そして「弱さ」な訳だ。

 

収入が観客動員数依存になりがちな時点で、流動的な要素が多すぎる。もし観客動員数に頼らざるを得ないというなら、「弱いから見にこない人」ではなく「弱いけど見に来るスキモノファン」を増やせたのか?

 

これはフロント、監督、選手を含め「努力した、しない」「頑張った、頑張っていない」ではないんだ。そんなことはどうでもいい。みんな、何かしらやっている。

 

ただし。現状を良くしようと考え、行動して、改善しなかった結果が今のチームじゃないのか?数字は事実だ。できていないなら、それだけの話だ。コロナだから、じゃない。

 

 

そもそも、やる方向が合っていないんだ。

 

 

現実的な目標は、特例(債務超過があってもライセンスを剥奪されない)のある今年と、来季を含めた2年がかりでの「債務超過の回避」でしょう。そのために今、この瞬間から、フロントも現場も何を見据え、考え、走るか、だ。

 

来年は、とてもJ1とは思えないような陣容になるかもしれない。でも、それでいいのではないかと思う。自分はJ2でも、J3でも観に行く。これはチームへの盲信ではない。久しぶりのJ2、まだ知らないJ3。興味がいっぱいだ。いや、それはまだ早いか。その前に、4チーム降格という未曽有の戦国シーズンが待っている。それに…

 

 

楽しみじゃないか。今回の一件で、25年以上の「宿題」を片付けようとチームが本当に変わるのなら。

 

 

ただ、選手たちの心中を考えると、胸が痛い。と、言うか、とっくに経営状態悪化の実像が伝わっていたのだろう。もし知らなかった、とすればこうして経営悪化が報じられた動揺は大きい(そうだとしたら、今現場は荒れてるだろうね)。それなら、あの戦いぶりも合点がつかなくもない。

 

考えてみればわかる。自分の会社が潰れるかもしれないと思えば、普通モチベーションは上がらない。特に、来季内定の真瀬くん&アピくんや若手選手は辛いのではないか。

 

苦しい状況ではある。だからこそ、選手たちは来年以降の移籍先を探すつもりで、大いにアピールしてほしい。それでチームがJ1に残れたら良いことだ。冷めた言い方かもしれないが、これは短いプロ生活を生きる選手の人生なのだから。

 

さて。チームのことを俯瞰して考えられるファン・サポーターは今どれだけいるのだろうか。フロントや現場だけではない。我々も今、問われている。

 

このチームが、あなたにとって本当に必要なのか?必要ならば、なぜそう思うのか。そして、どう行動するのか。

 

 

あえて言おう、これがベガルタというチームだ。

 

 

そして、君たちは、どう動くのか。どう生きるのか。

第8節 vs 横浜F・マリノス~ルヴァンGS第3節 vs セレッソ大阪

7月は6試合、8月は7試合(だった)

ひたすら試合が続きJリーグ創生期や2009年のJ2を思い出します。振り返ると割と盛り沢山だった7月の6試合、しかし8月はルヴァンカップの予選リーグも含めなんと7試合が…!

 

と、思いきや、何かと話題のサガン鳥栖さんがもろもろあったとのことで、8月19日(水)の試合は延期に。

 

それでも6試合ある予定の今月。8月ここまでの3試合を振り返りましょう。


8月1日(土)J1第8節 vs横浜FMユアスタ)×0-1

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とにかくポゼッション、とにかく早くと、なんだかフットサルみたいな戦い方が特徴的な横浜FMさん。これが世界のトレンドらしいでっせ。そういや、しばらく海外サッカー見てないなあ。いや、好きなんですけどね。夜中は仕事をする時間です(もうやめたい)

 

前節ボロボロにやられた守備陣を立て直すべく、この日はなんと特別指定・アピアタウィア久くんを先発に抜擢。こういう選手起用ができるのは、降格のない今シーズンの良さですな。

 

フィジカルのあるアピ選手を起用したあたり、この日の防戦を最初から予想していたと思われます。まあ、我慢してワンチャンスにかけるということです。ちなみに、この日もボランチは2枚。バランス重視に切り替えたようですな。夏だし。

 

想定どおり、試合はひたすら相手さんにボールを持たれる展開。しかし、この日は守備陣が奮起。アピ選手も強さを見せて頑張る。スウォビィク選手もだいぶ復調して持ち前のセービング能力を披露…したものの、貴重なチャンスを攻撃陣が決められず。

 

と、なれば答えはひとつ。後半終盤に入ったマルコス・ジュニオールに叩き込まれ、終戦またもアディショナルタイムにやられる手痛い敗退で、3連敗となりました。

 

まあ、90分間は集中続かないですよ。頑張って耐え凌いできただけに、残念。DAZNで解説を務めた元仙台コーチ・小林氏の優し気な声に癒されたのが印象的でした。


8月8日(土)J1第9節 vs神戸(ノエスタ)○2-1

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何にせよ90分間戦いきれない現状をどうするか、が大きな課題の我が軍。

 

しかも、この節はどうやら2015年以来勝っていないアウェイ神戸戦。相手は一昨年、昨年と私がわざわざ埼玉まで行っても観れなかったイニエスタ選手がスタメンに。

 

そして、在学中の母校が近いからなのか、前節のアピ選手に続いて特別指定の真瀬選手がスタメンで登場。

 

世の中はお盆休み。ライブ感あふれる気まぐれさを見せたSさんは試合直前にKさんを、後半頭からFさんを招集。それぞれの電波環境で時差が生じるため、再生&停止を駆使してなんとかほぼ同時にオンライン観戦を実現。

 

この日の我が軍は良い出足。ダブルボランチながら、前から行く姿勢が戻ってきた。神戸があまり激しく来なかったというのはあるものの、水曜に試合が無かったことも功を奏したのか、攻勢を強める。

 

特にイニエスタをチェックしていたMF浜崎選手(前チームでは右SB)、そして飄々と鋭い出足でペースを掴んだFW真瀬(本来は右SB)が活躍。右の柳選手・左の蜂須賀選手も右SBを務められる布陣にトータルフットボールの真髄を見た(まったく違う)

 

すると前半、高い位置でボールを奪った西村が起点となり、この日は左SB起用の蜂須賀に「蹴ってください」とばかりの優しい性格が出たスルーパスを送る。

 

期待を託されたボールを蜂須賀選手はマイナス気味にセンタリング。すると相手DFダンクレーに当たり、ボールはコースを変えてふわっとゴールに。ふわっと先制して後半へ。

 

後半も攻勢のまま、関口が2人かわして放ったドリブルシュートがポストを叩くなど惜しいシーンも。

 

すると、71分にゲームは動く。長沢に代わって入ったばかりの赤崎がDFの視界から消える上手い動きで蜂須賀のクロスからヘディングゴール。出場からわずか1分で本日の仕事を終える。

 

ハチは左に入ると攻撃力が増しますな。独特のリズムを持つ赤崎選手の動きは実に巧かったです。

 

その後1点を返されるものの、苦手の敵地で勝利。思えば勝てない試合を振り返り続けた前回&今回の記事でも、ようやく初白星。


8月12日(水)ルヴァンGS第3節 vsC大阪(ユアスタ)×0-3

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性懲りもなくこの日もスタンドにやってきたSさん。

 

期待の佐々木匠くんがどこまでやるかを楽しみに観戦。この日は、飯尾選手や照山くんや田中くんらがスタメン起用と、ターンオーバーでメンバーが大きく変わりました。

 

そして、今年初戦となったルヴァン浦和戦で観戦したKさんからのレポートを胸にパラ選手の動きを要チェック。

 

序盤はなんとなくペースを掴み、ゴール前に迫るシーンも。しかし、そこは相手もさるもの。自陣ゴール近くの不味いプレーを見逃さなかった柿谷にしっかりと決められる。あんまりやる気はなさそうだったけど、すごく上手いっす。

 

33分には、これまたボランチでボールをかっさらわれ、柿谷のスルーパスからチェックだスライディングだも実らず、高木に決められる。ひっじょうに守りが緩い。

 

前半アディショナルタイムには、前がかりになったラインの裏にロングボールを放りこまれ、中原選手があっさりと競り負けてブルーノ・メンデスにこれまたあっさりと決められる。

 

ハーフタイムコメントでは「前に向かってプレーしよう。戦え。」と怒り心頭の木山監督、この日は頭を抱えるシーンや「どうしたもんかな…」と腕組みするシーンがたくさんありましたな。そして期待の匠が前半で交代し、Sさんも頭を抱える。

 

後半は、攻めでは色を出してたパラ選手がサイドからライナーで入れたボールに、古巣相手の山田くんが合わせるあわやのシーンもありましたが、試合は0-3のまま終了。

 

いろいろあってたった2試合となったGSで敗退となり、我が軍の今年のルヴァンカップは幕を閉じました。

 

裏強化部が見つめる未来-2021-

C大阪の試合後の会見では、

「(すべてではないけれども)やはり現状厳しいことが多い」
「正直、何も出せなかった
「戦術的にもメンタル的にも技術的にも、相手に今日は勝てる要素はなかった

と、かなりのご立腹と落胆が垣間見えた木山監督。

 

そして、印象的だったのは

「少し意地を見せられた部分のある選手もいるし、まったくそうではなかった選手もいた」

というコメントですな。

 

いくら連戦続きとは言え、言わばBチームのメンバーにとってルヴァンカップは数少ない公式戦の出場チャンス。しかし、それも今年は終わり。

 

経営もよろしくない我が軍。裏強化部内では、現在開いている2回目の移籍ウインドー(~8/28まで)や、今年特例で設定された3回目の移籍ウインドー(10/2~10/30)に合わせた戦力整理もあると見ております。どちらかと言えば獲得、というよりは放出ですな。

 

もしかしたら若手は武者修行の旅に出されるかもしれないし、この試合で底が改めて見えた選手もどうなるかなとの思いがあります。そう言えば、今シーズン全く出場していないフィールドプレーヤーもおりますな(ケガでもしてたのかな…?)。

 

山形時代もそうでしたが、木山監督のチームは割とシーズン途中で選手が動く傾向があるので(西村はともかく、柳&山田のレンタルや真瀬&アピの特別指定はそれを物語っているでしょう)今後に注目です。

 

まだまだ先の話ですが、今オフは選手数の削減&相当の入れ替えがありそうですな。あとは、真瀬とアピ以外にも大卒加入のプレーヤーがもう少し増えるかもですのう。割と大学生プレーヤーを重宝するしね、木山さん。

 

経営的に保有選手数減は免れない、でもただ減らすのではなく、かなり選手減らしてでも良い選手や若くて勢いある選手を獲らなければいけない。4チームが降格するエキサイティングなシーズンを、裏強化部は既に見据えています。個人的には若手にもっと奮起してほしいですな。

 

まあ、それはそうとイサック選手もスペインから帰ってきたようですし、後半戦にはシマオも戻ってくることでしょう。ベストメンバーを組んで(組めるのだろうか)どんな戦いができるのか、まずは見てみたいですな。

 

さあ、今日の清水戦はどうなることやら。本日は私SとFさんがディスタンスを保って観戦予定です。いつになるか分からない清水戦のレポートを待て!

第3節 vs 浦和レッズ~第7節 vs 柏レイソル

何も言えなくて…

物議醸し系の匂わせタイトルでスタートした今回は、7月~8月上旬に行われた8試合をさらっと振り返って参ります。今記事は7月の5試合を。

 

壊滅的な生活リズムの中、私Sはなんとここまで全試合を観戦。Kさんからは「年チケ勢ですか?」とありがたい言葉をいただきました。

 

こんなご時世だからか、あんなイベントやこんなイベントが無いからなのか、今のところ我が軍に傾けるモチベーションは高いままでございます。

 

まあ、割と今のチームが目指している(であろう)サッカーがお好みということは多いにありますな。

 

さあ、ここからは思い出せる範囲で感想を述べて参りましょう。


7月8日(水)J1第3節 vs浦和(ユアスタ)×1-2

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無観客試合でしたな。我が軍はボランチ1人の攻撃的布陣、ボールポゼッションよりも切り替え早くゴール前に迫る戦いで真っ向勝負。

 

前半はレオナルドの強さにあっさりとやられるも、後半早々カウンターから山田くんがベガルタ初ゴール。あ、と言うか多分J1初ゴールなんですな。おめでとう。

 

その後は、興梠選手が登場。決めてくれるのかと色めき立つ中、やっぱり決められて敗退と。

 

選手が変わろうが、監督が変わろうが、変わらないものがある。それが、ベガルタというチームだ。

(裏強化部一同)


7月12日(日)J1第4節 vs横浜FCニッパツ)△1-1

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ヒイコラ仕事をしていれば、あっという間に訪れる次の試合。この日もバックラインを高くして、奪ったらとにかく前に仕掛ける戦いを継続。

 

試合は基本ボールを持たれるものの、ヤンゲスト小畑くんのナイスセーブを中心になんとかかんとか守って持ちこたえる展開に。

 

しかし、38分に一美にあっさり決められる。今年の守備陣、球際があっさりなのが気になりますな。シマオの復帰が待たれます。

 

失点シーン以外は割とイーブンな展開で進んだ試合は、57分にゲデスが競り勝って足元に置いたボールを絶妙なドリブル&シュートでゴールに流し込む。

 

浦和戦はGKとの1vs1を横パスする残念なシーンもありましたが、しっかりと結果を残しましたな。ポルトガルの若年世代代表に選ばれるほどの選手、やはり技術は高い。浦和戦もあのシーン以外は良かった。

 

最後、アディショナルタイムに決められたかと思いきやオフサイドの判定。冷や冷やでした(思えば、このあたりから最後にやられる予兆はあったんですな)。


7月18日(土)J1第5節 vs札幌(ユアスタ)△2-2

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コロナ氏が活動する中で、中断後初の観客を入れた試合開催。

 

私Sは、上司と観戦するFさんとは別に現地入りしました。入場列では、珍しい状況をファインダーにおさめたいと周りを見ずにカメラを撮りまくる不審な女性が前を歩いていて。

 

しょうがねえなと彼女の気持ちは考慮して絶妙なディスタンスコントロールを見せていた私の後ろには、イライラしたのかソーシャルディスタンスなぞお構いなくビッタリとスペースを詰めてくるオヤジが。これがコロナの影響かと、思わず辟易とする私。

 

そんなこともお構いなく写真撮影に集中し過ぎ、よそ見して前の人と10メートルほどのディスタンスを取りやがった女性には流石に「前を見て歩きなさい」とトーンを抑えて一喝。はじめて「~なさい」と人を叱りましたな。世界名作劇場に出てくる先生みたい。

 

それでも、後ろのオヤジは私に50cm以内のすっぽんマークと。もう、馬鹿ばっかり。

 

気の立つ展開は相手も同じなのか、32分に荒野選手が競り合いのもつれから荒々しいキックを関口選手にお見舞い。目の前で見ていた主審・飯田氏は直ちにレッドカードを出す。

 

試合自体は、23分にジャーメイン選手が鮮やかなカウンターから相変わらず嘘くさいゴール(←褒め言葉)を決め、60分にはインターセプトから椎橋選手がミドルシュートを叩き込む。

 

しかし、そこからは一人少ない札幌の逆襲。後半から入ったルーカス・フェルナンデスが良い動きを見せ、徐々に守勢に。

 

2-0からすぐの62分、右サイドのルーカス~のクロスボールからチャナティップにヘディングで決められ、一点差に。そして、ジェイが入るとさらに札幌が攻勢。

 

92分、CKからジェイが競ったボールがこれまた後半から入った相手DF田中に当たってゴール。交代選手が大当たりのサポーロさん。10人相手に2-2の痛いドローでした。


7月22日(水)J1第6節 vs川崎(ユアスタ)×2-3

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未遂も含め、90分過ぎにゴールを2試合連続して決められている我が軍。

 

素晴らしい活躍を続ける小畑くんに代わり、GKはスウォビィクが復帰。小畑くん、そろそろいったん外からプレーを見た方がいいかな?と思っていたので、この起用は想定内。まだまだ未来はあるのです。

 

ちなみに、この日も現地観戦。試合はなんと我が軍が2点をリードして折り返し。ジャーメイン選手の荒々しい仕掛けから転がったボールが長沢のもとに。落ち着いて決め先制。

 

そして2点目もジャーメイン選手が粘り、道渕が思い切って撃ったシュートが見事ゴールに。やるじゃん、ジャメ選手。

 

しかし、そこは我が軍というものを長く見続けている裏強化部。ハーフタイムには「川崎相手の2-0を思い出すんだ」と意気高くメッセージを飛ばし合い、精神を締め直す。2-0はリードじゃないんだ。何度も観てきた。

 

そんな中、先方は三笘選手や小林悠選手が登場。この日機能していなかった川崎3トップは、役者が登場して様相が一転。風間時代に培ったサイド攻撃をこれでもかと高い位置で繰り出す。

 

そして、右サイドのクロスボールから58分に小林のヘディング、59分に小林とのワンツーで抜け出した山根の落ち着いたシュート、68分には右サイド大島選手のクロスボールを小林が鮮やかなボレー…と、わずか2分で同点、10分で逆転され、裏強化部の面々は思わず苦笑。

 

Fさんが放った「川崎って強いね」と、これ以上も以下もない言葉を胸に抱き、裏強化部員2名はふらふら帰り道を歩いていきましたとさ。

 

川崎さんとのプロレス、これからも観せてください!
by裏強化部一同


7月26日(日)J1第7節 vs柏(三協F柏)1-5

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いくら降格が無いとは言え、やってる選手は気持ち的に堪えるだろう2試合を経て、1週間で3試合目となるアウェイ柏戦。

 

この連戦、一人でのボランチ正直荷が重くなってきている様子だった椎橋選手をサポートすべく、中原選手がスタメンに。ダブルボランチでバランス重視に舵を切りました。

 

そして前節、周囲とかみ合わないのか、はたまた体の状態が悪いのか、これまた正直散々な出来だったスウォビィク選手はベンチ外。この日は小畑くんがゴールマウスに立ちました。

 

しかしまあ、江坂・仲間・神谷とJ2フリークにはたまらない二列目と、前年J2最終節13-1(vs京都)で勝利の立役者となった規格外ストライカー・オルンガをトップに据えた柏攻撃陣に四苦八苦。

 

西村選手が今季初ゴールを決めるものの、試合は常に柏ペース。小畑くんのPKストップはあれど、仲間の先制点からオルンガのハットトリック、そしてこれまたJ2フリーク大喜び(柏は下位&下部からの補強が上手いんですな)の瀬川選手に決められ、1-5と惨敗。

 

試合結果を知りながらも、試合2日後に大敗した試合をDAZNを見るというモチベーションの高さを改めて見せた私。

 

一つ苦言を。某専門誌の採点(とやら)を見て、記者のレベルの低さにガッカリしました。あきらかに感情的になっている。

 

13点取られたら、3点台はわかるけどね。客観視できていない。感情や感想で文章書いて点数つけるくらいなら、Twitterでどうぞ。

 

物々しい結びとなった(ごめんなさい)前編に続き、8月12日までの3試合は別記事にて!