後ろ向きで前向きな姿勢
どうもどうも、お久しぶりになってしまいました。移籍市場もひと段落、そして世を忍ぶ仮の仕事(強化部以外の活動)が忙しく、なかなか筆を取れませんでした。気がつけば開幕1週間前となりました。そろそろ、エンジンかけていきたいなと思いますわい。
しかし、今回の話はまだオフの話題と。
天才・野沢がオーストラリアのクラブへ移籍することに。生粋のサッカー小僧、辞めることは無いとは思っておりましたが無事現役続行です、よかったですなあ。
ウーロンゴン・ウルブスという2部のクラブには、なんでも野沢の元同僚・FW田代選手が在籍しているそうで。
初めての海外、インパクト残してほしいですな。まあ、オーストラリア人も思わず「amazing!」と絶叫しそうなプレーを披露するでしょうから心配はいらないでしょう。
頑張れ、野沢!
ラファエルソン正式加入
さてさて、大分触れるのが遅くなってしまいましたが、既報通りFWラファエルソンが加入。
★公式
ECヴィトーリア(ブラジル) ラファエルソン選手 期限付き移籍加入のお知らせ | ベガルタ仙台オフィシャルサイト
3月に21歳になるラファエルソン。183cm・93kgとなかなかヤンチャなバディをしておる。半年間の期限付き移籍ということで、まあ夏のマーケットを見据えながら「モノになったらいいよねー」的な感じがうかがえますな。
★ニュース
やはり、かなりフィジカル系な感じみたいですな。ヘディング強くて、加速力は意外と(?)あるようで。
古林のクロスとかに無理矢理合わせてくれそうな感じはします。ルヴァンカップが早々に始まるし、早速使ってほしいですわい。半年しかないし、本人もアピールするモチベーションを持って頑張ってほしいです。はい。
予算と経済効果と
裏強化部としても、やはり経営方針と予算は大切。
それではあら探しを……。
◎2017年予算⇒決算見込みの話
我が軍の収入と言えば、やはり入場者収入の割合の高さがクローズアップされる。しかしまあ、見込みが甘い。
【17予算】
32万1000人
6億7000万円
【17決算見通し】
28万9700人
6億1900万円
試合数は、ルヴァンのトーナメント進出もあり予算時より3試合多くなりましたがな、まあそれでも6900万円の差があると。
レディースにいたっては、入場者数13000人・入場料収入1億3000万円の差異がある。入場料収入は予算2億3000万円だったからね、倍以上実績が違ったと。ブラック企業の営業マンなら精神崩壊するくらい詰められるよ、こんなん。
入場数の伸び悩みはここ数年言われておりますが。昨シーズン終盤の「大宮戦完売⇒ふた空けたらガラガラ」(タダ券を多数配ったけど、大して入場しなかったというのが実情だったそうな)の一見に見通しの粗さが散見しますな。
マスコミに問われて、社長氏は「データを基にやったが、当てがはずれた」みたいなこと言ってましたが。どんなデータをどう分析したかは分かんないけどね、ザルすぎる。ていうか、おそらく2~3年分くらいの数字とそこから見えるざっくりした傾向でしか考えとらんよね。
相変わらず現場にいるのに、現場が見えてないそのセンスたるや……。入場料収入の割合が高い以上は、しっかり考えて動きなされ。まったく。
一方で、常々言われている営業力の欠如。広告協賛金は増えてる(5100万円)から「どうだ、営業頑張りました!」とかなってそうなのが怖い。結局、見込みの甘さを経費削ってなんとかしたのが実情ですな。
しかしまあ、レディース経費とフロント経費は予算より多くて。何に使ってるのかしら。レディースは外国人補強かな?とは思うのだけど、フロント経費は決算見通しが4000万ほど予算時より増えたのだけど、いったい……。練習場関係ってフロント経費になるんだっけか。それならまあ納得だけど。
◎2018予算の話
入場者数は、トップ・レディースともにまあ下方修正しましたな。
【トップ】
17予算:32万1000人
17見通し:28万9700人
18予算:28万8200人
【レディース】
17予算:2万8500人
17見通し:1万5500人
18予算:2万0400人
まあ、近年の観客数減少傾向から言って賢明かね。それでも強気だとは思うけど。でも不思議なのは、入場者数減らしているのにトップの入場料収入が17年予算と同じなんだよね。
あれ、入場料って上がったの?それとも年チケを売りまくろうってこと??あとで裏強化部員に聞いてみよう。まあ、このラインは割れないんだろうな。経営的に。
しかしまあ、心配しきりなのは広告協賛金の(我が軍にしてみれば)大幅増編成。
【トップ】
17予算:11億3000万円
17決算見通し:11億8100万円
18予算:12億9000万円
入場数が減ってきているチームに広告効果を感じる奉仕精神にあふれた企業ってどれくらいいるんでしょうな。
記事ではユアスタの「復興きずなビジョン」の新規スポンサー獲得を見込んでるらしいけど……。正直、あれってそんな魅力(効果的)かね?博報堂の営業に何かゆるーい見通しでも立てられてるんじゃないのか……。
まあ、これ見ればそんなゆるいこと言ってられんよと理解できるよね。確かに夏の天候不順は影響したとは思うけどね、最後の県関係者の一言がすべてでしょ。
「優勝争いに絡めないチーム成績も影響しているのではないか」
ぐうの音も出ません。まあ、宮城野原の球団じゃあるまいし、リーグ優勝は簡単ではないことは理解してほしいけど……。
なかなか上位に進めないなら、進めるようにみんなでサポートできるチームづくりをしなきゃね。それはトップチームもフロントもさ。魅力づくりが大切なんですよ。弱くても行くわ、みたいな。
ベガルタとかフットボール知らない人から「ベガルタの魅力って何?」と聞かれて、最近回答に詰まるんですよね。昨年は「うーん。クリスランの意外性とファンタジスタ佐々木匠かな?」と言ってたら、今年二人ともいないし。
これ見ている皆さんは、ベガルタの魅力ってなんだと思いますか?ベガルタやフットボール好きな人以外に話すときに、何を言いますか??聞いてみたいなあ。
最近、サポーター席をみてると若い子がちょこちょこ増えてきていると見える。彼ら彼女らはどう思ってるのか。その辺にヒントがあるかもしれないね。
話を戻せば、今年からはユニフォームに入れられる広告増える(鎖骨あたりの場所)んだからそこもやっていかないと。1億円強の増額はそう見込めんよ。
しかし何だろう、あの強気さ。スポンサー料上げたの?それとも、何か大きいスポンサーの当てがあるわけだろうか??うーん。
「上位進出へ大型編成」「人件費8500万円増」は、広告収入増(見込み)の実現とほぼ直結という見方でいいのかな。正直言わせてもらうと、今年の成績は「良くて昨年並み、残留争いも十分にあり得る」とみているので、上位進出というよりは残留実現のための人件費増にもなりかねないことをフロントさんお忘れなく。
闇雲にフロント批判するつもりはないし、某野球チームと比較するつもりもない。制約も色々あることは理解できているつもり。
だけどね、正直努力が見えんから不信感が強まる。もちろん努力はしているんだろう、それならその頑張りをしっかり世に見せていかなきゃ。見える形の事もしていかなきゃさ。
プロモーション戦略が下手くそなんだよなあ。Youtubeで満足してたら怒るよ。規模は違えど、川崎さんから学ぶことは多いにあると思う。プロチームたるものストーリーを活かしたブランディングは必須。工夫しなされ!
フラストレーションを目いっぱいぶつけたところで、この話はいったん終了。
次回以降は、トップチームの今シーズン予想など未来志向の記事をやっていきます!ではでは、また。