ベガルタ仙台裏強化部コラム

兼 ベガルタ仙台裏経営検討委員会議事録

ベガルタアナリストSの論理的で感覚的なコラムVol.003

週末はどこかそこかでパーリーピーポー

 

どーもご無沙汰しておりました、Sでございます。

 

いやーはや。なんだか平日は職場でランボーの如く孤軍奮闘し、週末はエンターテインメント性の高いイベントに顔を出すなど中々に筆を取る時間がございませんで。

 

決して、我が軍が負けたからしゃしゃり出てくるわけではないんですよ?


No JAY,No WIN.

はずだったんですけどね。ジュビロ磐田選手にすっかりやり込められて惨敗で終わりましたな。

 

チームの和を乱しただかなんだかで、ジェイがいない中でもなんのその。アダイウトン、そしてなんだか見たことのある選手にやられましたなあ。

 

ジーニアス野沢の代わりが利かないのはともかくとして、富田の代えがいないというのはチーム的に本当にうまくないと思いますわな。いい加減ここがよくならんとどうにもこうにもクオリティなぞ上がんないよと。

 

てなわけで、まあ結果的にはこんなとこだったんじゃないすか。


1stステージ終了

f:id:vegaltaunder:20160627005828p:plain

2月開幕からあっという間なもんで、1stステージが終了しました。リーグ戦的には、途中6戦勝ちなし(1分5敗)、その後4連勝とまあオールスター前後の野球チームみたいな成績の乱高下でしたな。

 

……なんて思っていたのですが。ナビスコも入れると意外にも連勝も連敗も2にとどまっているんですな。

 

結局1stステージは10位、ナビスコは惜しくも予選リーグ3位で敗退……と、気がつけばすっかり中位らしい中位という結果でございました。


過去を根掘り葉掘り

f:id:vegaltaunder:20160627005707p:plain

黄色:ホーム、青:アウェイ(赤字はサブメンバー主体の試合)

太字は我が軍より下位のチーム

 

まあ、それでも残留のためにはなんだかん言ってリーグ戦の勝点奪取が絶対条件であって。やはり4~5月中旬のつまずきはいただけないものでしたな。

 

「ようやく自分たちのサッカーができるようになった」なーんていう声も最近ありますが。まあやっぱり、というか。上位には通用しなかったという見方が正しいでしょ。

 

残留をベースに考えていくと、最近得意にしていたアウェイ名古屋戦と、今シーズン今のところワーストの出来と言えるホーム鳥栖戦を落としたのは痛かったですな。

 

まあそこはアウェイ横浜FM戦とホーム鹿島戦の勝利、そして存外に出来がよかった(相手もアレだった)柏戦での勝利で補いましたな。残留を争う湘南・甲府・福岡に勝利できたのは大きいです。

 

ちなみにホームは4勝4敗アウェイが3勝2分4敗と、こちらもどっこいどっこい。カウンターとポゼッション、リアクションとアクション。上位に通用しなくとも、下位からは勝ち点をせしめる。あ、これが堅守賢攻なのか……。


夏が来る

f:id:vegaltaunder:20160627014148p:plain

右部は1stステージの試合結果。

太字は1stステージで我が軍より下位だったチーム(FC東京つい太字にしてしまいましたが、順位はひとつ上でした。サーセンテヘペロ

 

毎年失速する夏がやってきますぞ。対策としては、閑静な紫山での練習中に大黒摩季とTUBEの曲を流し続けて夏のメンタリティを植え付けるというのはどうだろうか。それとも、我が軍の選手のメンタリティではやっぱり夏負けしちゃうかねえ。

 

でも、んなこと言ってらんないのですよ。今年は前半戦で大した貯金ができなかったのでして。夏場もぶっちゃけ不安でございます。

 

2ndステージの前半戦はまあ、上位チーム3連戦→下位チーム3連戦→上位チーム4連戦と厳しい試合が続きまして。特に、下位チームである新潟・湘南・福岡の3連戦絶対に落とせない試合となります。

 

増して2ndの最初3試合は川崎・G大阪・浦和と攻撃的な3チーム。磐田戦の流れを引きずってしまうと、今季の流れを踏まえればポンポン失点して簡単に失速しかねない訳で。

 

まあその3試合も、ホーム2試合(例年面白い浦和戦含む)と吹田苦戦中G大阪ということで若干付け入るスキがあるかもしれんが、まあ難しい試合にはなりそうですからな。だって夏じゃない

 

7月末の福岡なんてまあ典型的な苦手の夏試合展開になりそうなんで、残留・夏の陣はなんとか勝点5を取りたいですな。

 

鹿島からの4試合はまあ、あまり期待していないです。連敗しなければいいかと。ホーム・アウェイの差はあれど、1st5勝を挙げた相手が固まっているのでなんとか乗り切ってほしい。


秋の激闘

8月も終われば、9月からは1stステージで我が軍より順位が下だったチームとの5連戦が控えております。

 

ホーム戦に関しては、相性的にもいい試合に持ち込めそうなチームが揃っていますが……残暑の甲府、アウェイ戦の相性が良くない鳥栖は果たしてどうでしょうかのう……。んでよっく見ると、1stでやられたチームも2nd後半に固まっていたりで。

 

どうです?こうして見てみると「我々の戦いがナンタラカンタラ」なんて、サッカーの質の部分にフォーカスしてばかりはいられませんぜ。それこそ富田辺りが抜けて戦えないなんて言っているうちは勝負にならない訳で。

 

今年はけが人が多いです(みんな歳のせいもあろう、あとは……)。守備のオーガナイズを藤村くんにやらせるのは厳しいと思うので、金眠泰もしくは菅井辺りに頑張ってもらうしかないと思っております。ダメそうなら補強してくれ。


底上げというよりゃ応急処置

あとKさんも言ってましたがな、恐らく今季絶望の金園・正直厳しい出来のウイルソンヤンガー西村くんしかいないFW陣の底上げは必須ですな。

 

野沢もフルは厳しいだろうし、フィットしている金久保もケガがちで攻撃陣は火の車ですしな。ハモンも好不調の波が正直ある。

 

ここ数年の選手補強(オファー)の傾向を見ると、独力で勝負できる=局面を打開できる選手(新潟・山崎、FC東京・阿部、横浜FM・前田など)が欲しいみたいだけど、実現していないよね。実際ドリで勝負できる選手は今いないし。(ウイルソンがもうなあ……期待の匠はまだまだだし)

 

プラス、ハモンにもっと点を取らせたいなら、ターゲットマン的な存在はもう一人欲しい。昨季もハモンと金園のツートップのパワーで押し切った訳で。野沢・奥埜といったチャンスメーカーに加えて、ストライカー寄りの選手がいれば、違った色が出て攻撃に厚みが増すよね。

 

あとはボランチだよね。大活躍の三田はバッチリの補強だったけど、控えがいない(やるなら梁だけど、ボランチはいまいち。差波・藤村はまだスタメンは厳しい)。富田が例年に比べソツなくやれているのは、三田のおかげだと思う。三田に預ければなんとかなるし。

 

んで、富田のとこ。富田のレベルがどうであれ、同じ役割を果たせる選手が今チームに誰もいないのは大問題なのですよ。(金眠泰……攻撃大好き、藤村……守備軽い、差波……経験不足、茂木……今年は戦えていない、リーサルウェポン菅井……満身創痍)。誰もやれていない以上、ここはもはや補填しないとね。

 

優先は攻撃陣、加えて中盤。あわよくば攻撃二枚、中盤一枚……財政的に厳しいのは分かるが、なんとか工夫してフィットする人材が欲しい。

 

J1上位チームでくすぶっている選手……っていうところも、最近は厳しくなってきてはいるけどね。J2は熾烈な争いだから増して選手抜きにくいよね……過剰在庫抱えているチームしか無いかなあ。でも、お高そう……。

 

となるとやっぱり外国人なのかな?攻撃陣では札幌のジュリーニみたいなタイプの選手がいいなあ。技術高くて、チャンスメイクもできるし決定的なシュートも撃てるというか。

 

現状、外国人枠の空きは一つ。もし攻撃&守備で一枠ずつ枠使うなら、一人どかさないといけないわけで。もしあまり使う気がないなら、金眠泰のレンタルもありかね?(個人的には頑張ってほしいけど)。あと事情はどうであれウイルソンもしかり。

 

あえて言うけど、戦える選手であれば補強選手の年齢は関係ないと思う。


実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

2ndステージに入っても、目標はあくまで「残留でございます。残留目線で見ても、面白い戦いが待っていると思っております。

 

ナビスコの敗退は、残留を考えれば不幸中の幸いだったわけで(日程的にね)2ndは1stよりホームが1試合多いこと、そして水曜開催が二試合しかないからさ。(裏を返せば、気持ちを切り替える丁度いい試合が無いのだけど)

 

とにかく5位なんてのはどうでもいいのでしっかり残留、あわよくば昨年の年間順位(14位)を上回れるように。うまく戦ってほしいと思いますわな。はい。